SPGアメックス

SPGアメックスVSアメックスゴールド-年会費・特典を比較してみた!

SPGアメックスとアメックスゴールドは、同じくアメリカン・エキスプレスから発行されているゴールドカードです。

どちらにも、「さすがゴールドカード!」といったすばらしい特典が付いているので、どちらを申し込もうか迷ってしまいますよね。

しかし、2つのクレジットカードをじっくり比較してみると、アメックスから発行されているゴールドカードでありながら、はっきりとした違いがいくつかあるんですよ。

このページでは、次のような人に最適な情報をわかりやすくご紹介しています。

  • SPGアメックスとアメックスゴールドの違いが知りたい
  • 自分がどちらのカードに適しているのか知りたい

ぜひ最後まで、目を通してみてくださいね!

SPGアメックスとアメックスゴールドを徹底比較

SPGアメックスとアメックスゴールドの違いを語る上で、まず把握しておきたいのが年会費です。

SPGアメックス アメックスゴールド
年会費 34,100円(税込) 31,900円(税込)
家族カード年会費 17,050円(税込) 1枚目無料
2枚目以降13,200円(税込)
ETCカード 年会費無料
新規発行手数料 918円
年会費無料
新規発行手数料 918円
還元率 1%(マイルは最大1.25%) 1%

見ていただくと一目瞭然ですが、SPGアメックスとアメックスゴールドでは、年会費に2,200円の差があるんですね。

10年継続すれば22,000円の違いになってしまうため、この点もしっかりと考慮しておく必要があります!

また、SPGアメックスとアメックスゴールドで注目したいのが、家族カードの年会費です。

SPGアメックスは、1枚目から17,050円かかってしまいますが、アメックスゴールドだと1枚目は無料で発行できます。

家族カードの発行を前提にお考えの方は、ぜひこの大きな違いについても把握しておいてください。

SPGアメックス・アメックスゴールドカード継続特典の違い

クレジットカードを発行する際には、入会特典(キャンペーン)に目がいきがちです。

しかし、こちらはあくまで1度限りもらえる特典となるので、長い目でみてしまうと、そこまで重要ではないんですよ。

むしろ気になるのは、毎年カードを継続した際に得られる、SPGアメックスとアメックスゴールドの継続特典です。

SPGアメックス アメックスゴールド
カード継続特典 無料宿泊特典 なし

ちなみに、アメックスゴールドには継続特典が残念ながらありません。

何年所持していたとしても、継続した人だけがもらえる特別な特典は用意されていないんですね。

一方、SPGアメックスには非常に豪華な継続特典があります。

では、そんな豪華な継続特典について、次で詳しく解説していきますね!

高級ホテルに泊まるならSPGアメックス!

そもそもSPGアメックスは、アメリカン・エキスプレスから発行されているプロパーカード(自社が発行する独自のカード)ではありません。

「マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」と、「アメックス」が提携して誕生したゴールドカードになるため、アメックスではなく、マリオットボンヴォイから継続特典がプレゼントされるんですよ。

マリオットボンヴォイグループといえば、マリオットだけではなく、「リッツカールトン」「シェラトン」などの有名高級ホテルが挙げられます。

これらの高級ホテル宿泊特典が、カード継続時に毎年プレゼントされるため、こちらを目的にSPGアメックスを発行する人も多いです。

無料宿泊があるので年会費実質無料!

上記でご紹介したマリオットボンヴォイグループの無料宿泊特典は、金額に換算するとおよそ30,000円以上です。

したがって、クレジットカードを発行した2年目以降になると、無料宿泊特典でカード年会費34,100円が実質無料になる計算なんですね。

これを考えると、SPGアメックスはすごくお得だと思いませんか?

さらに、SPGアメックスを発行した人は、自動的に「ゴールドエリート会員資格」がついてくるため、チェックイン時に空きがあれば、無料でお部屋をランクアップしてもらうことも可能です!

旅好きから支持されている理由が、よくわかりますね。

家族カードはアメックスゴールドだと1枚無料!

年会費を比較した際にもご紹介しましたが、家族カードの発行に関しては、アメックスゴールドの方が断然お得です。

SPGアメックスなら17,050円かかる年会費が、1枚目は無料になりますし、2枚目以降も13,200円とそこまで高額ではないんですね。

また、SPGアメックスの家族カードには、継続特典やエリートゴールド会員資格がつきません。

本会員の約1/2の年会費が発生するにもかかわらず、これらの豪華な特典が一切もらえないんです。

これらも踏まえて考えると、家族カードを発行し、夫婦で同じクレジットカードを共有したいのであれば、アメックスゴールドのほうがコスパが良いかもしれません。

マイルの還元率はどっちがいい?

SPGアメックスとアメックスゴールドのマイル還元率は、基本的に1%です。ただ、年会費が全然違います。

SPGアメックス アメックスゴールド
カード年会費 34,100円(税込) 31,900円(税込)
メンバーシップ・リワード・プラス
(未加入の場合、交換レートが1/2)
不要 5,500円(税込)
メンバーシップ・リワード ANAコース
(ANAマイルへの交換の場合)
不要 3,300円(税込)
合計 34,100円(税込) 40,700円(税込)

どちらも通常は、「100円= 1マイル」の還元率1%となるため、2つに大きな違いはありません。

しかし!SPGアメックスに関しては最大マイルの還元率を1.25%にできるんですよ。

これはSPGアメックスならではのメリットになりますが、60,000ポイントを貯めてからマイルに交換すると、ボーナスとして5,000マイルが追加されます。

60,000ポイント→ 25,000マイル(20,000マイル+ 5,000マイル)

これだと、「100円=1.25マイル」貯まる計算です。 

なお、SPGアメックスは100円のクレジット利用で通常3ポイントが貯まり、マイルへの交換は3ポイントが1マイルになります。

しかし、マリオットボンヴォイグループでSPGアメックスを利用すると、100円で6ポイントになるため、100円=2マイルになるんですよ。

使い方1つでポイントがどんどん貯まるため、マイルが早く貯まるカードとしても、旅好きからは注目されています。

マイルの還元率を重視する人は、アメックスゴールドではなく、SPGアメックスを選んだ方が良いでしょう!

ポイントはどちらも無期限

ANAアメックスポイント

アメックスは、独自のポイントプログラム制度を設けています。

これは「メンバーシップ・リワード」と呼ばれるもので、クレジットを利用するたびにポイントが自動的に貯められていくんですね。

アメックスゴールドに関しては、こちらのポイントプログラムが適応され、一定の条件(カード利用等)を満たせば、無期限でポイントが貯まります。

つまり、マイルと交換しない限りはポイントを永久的に貯められるんですよ。

続いてSPGアメックスですが、こちらのカードは「メンバーシップ・リワード」ではなく、「Marriott Bonvoyロイヤルティプログラム」といったポイントプログラムが適用されます。

こちらも、一定の条件を満たすことができれば、期限を気にすることなくポイントが貯まっていくんですよ。

なお、Marriott Bonvoyロイヤルティプログラムのポイント有効期限に関しては、以下のように公式サイトで紹介されていました。

Marriott Bonvoyで貯めたポイントを保持するには、会員は資格を有効に保つ必要があります。24ヶ月にわたってアクティビティの実績のない会員のポイントはすべて失効となります。ポイントまたはマイルの獲得またはポイント交換を24か月に少なくとも1回行っていれば、会員資格は有効に維持されます。ライフタイム エリート会員資格を取得すると、ポイントの有効期限はなくなります。」

参考URL: https://www.marriott.co.jp/help/loyalty-program/redeem.mi

簡単に説明すると、24カ月間のあいだでポイントを使っていたり、クレジット利用して貯めていたりすれば、今まで貯めたポイントを無期限にできるわけです!

ただし、こちらに関してもポイントをマイルに交換した後は、マイルの有効期限が発生するので、この点だけご注意くださいね。

マイル以降航空会社の違い

SPGアメックスとアメックスゴールドでは、貯めたポイントをマイル移行できる航空会社に、大きな違いがあります。

下の一覧表を見てもわかるように、SPGアメックスはほとんどの航空会社のマイルと交換できますが、アメックスゴールドに関しては交換できる航空会社が限られてしまうんですね。

ただし、SPGアメックスのポイントをマイルに移行できない以下の航空会社に関しては、アメックスゴールドなら可能です。

航空会社 SPGアメックス アメックスゴールド
エーゲ航空
アエロフロート ボーナス
エアロメヒコ クラブプレミエ
エアカナダ アエロプラン
エアチャイナ フェニックスマイル
エールフランス/KLM フライングブルー
ニュージーランド航空Airpoints™
アラスカ航空 Mileage Plan®
アリタリア航空ミッレミリア
ANAマイレージクラブ
アメリカン航空
アシアナ航空アシアナクラブ
アビアンカ航空 LifeMiles
ブリティッシュ エアウェイズExecutive Club
アジアマイル
中国東方航空イースタンマイルズ
中国南方航空
コパ航空
デルタスカイマイル
エミレーツスカイワーズ
エティハド ゲスト
フロンティア航空
海南航空
ハワイアン航空
Iberia Plus
日本航空 (JAL) マイレージバンク
ジェットエアウェイズ
ジェットブルー航空TrueBlue™
大韓航空スカイパス
LATAM航空 LATAMPASS
ルフトハンザ Miles & More
Multiplus
カンタス フリークエントフライヤー
カタール航空プリビレッジクラブ
サウディア航空
シンガポール航空クリスフライヤー
南アフリカ航空 Voyager
サウスウエスト航空 Rapid Rewards
TAPポルトガル航空
タイ国際航空
ターキッシュエアラインズ Miles&Smiles
ユナイテッド航空マイレージプラス
ヴァージンアトランティック航空Flying Club
ヴァージンオーストラリア Velocity Frequent Flyer
チャイナエアライン「ダイナスティ・フライヤー・プログラム」
キャセイパシフィック航空「アジア・マイル」
スカンジナビア航空「SAS ユーロボーナス」
フィンランド航空「フィンエアー・プラス」

マイル利用をお考えの方は、自分がどの航空会社をよく使うのか把握し、そこに合わせて発行するカードを選ぶのが良いですね。

空港サービスはアメックス・ゴールドが充実!

国内線何分前

空港サービスに関しては、アメックスゴールドが充実しています。例えば注目したいのが、手荷物の無料宅配サービス。

  • SPGアメックス⇒帰国片道
  • アメックスゴールド⇒出発・帰国往復

こちらに関しては、SPGアメックスが帰国時のみ利用できるのに対し、アメックスゴールドなら出発時にも利用することができるんですね。

さらに、こちらの無料宅配サービスは、利用できる空港にも大きな違いがあります。

アメックスゴールドは、国際線の便が増えた羽田空港でも利用可能ですが、SPGアメックスは成田・中部・関西のみになっているんです。

つまり、羽田空港で手荷物の無料宅配サービスを利用したいのであれば、アメックスゴールド一択となってしまいます。

プライオリティパスはアメックスゴールド

プライオリティパス

海外の空港ラウンジを便利に使うことができるプライオリティパスですが、こちらはアメックスゴールドにのみ付帯されています。

SPGアメックスにはプライオリティパスが付かないため、海外旅行する際にラウンジを重視する人にとっては、やや不便なんですね。

ただし、SPGアメックスは国内の空港ラウンジならほとんど利用可能ですし、日本人がよく訪れるハワイであれば、空港ラウンジの利用が可能です。

同伴者に関しても、アメックスゴールド同様に1名までラウンジ利用が無料となります!

レストランの接待はアメックス・ゴールドに軍配!

アメックスゴールドを持っている人の特典に、「ゴールド・ダイニングby 招待日和」といったものがあります。

こちらは、全国各地にある多様な飲食店で利用できる特典で、2名以上でコース料理を注文すると、1名分のコース料理代金がなんと無料になるんですね。

これがあれば、余分なお金をかけずにレストランの接待が可能になります!

SPGアメックスは直営レストランで15%OFF

SPGアメックスの本会員は、ゴールドエリート会員の資格を取得することができるので、直営レストランでは15%オフの割引サービスが受けられます。

つまり、マリオットボンヴォイグループのホテルに宿泊した際に、ホテルのレストランを利用すると割引が受けられる可能性が高いんですよ。

上記でご紹介した「ゴールド・ダイニングby 招待日和」と比較してしまうと、ややインパクトが薄いですが、旅行中は滞在費がかさんでしまうため、このような割引が受けられるのは嬉しいですね!

デザインはアメックスゴールドのほうがかっこいい!

spgアメックス

クレジットカードのデザインは、はっきりいってアメックスゴールドの方がかっこいいです。会計時にこのカードを出すと、小さな優越感に浸れます(笑)

SPGアメックスは、ゴールドカードクラスなのにデザインがゴールドじゃない点が、少し気になるんですよね。

ですが、クレジットカードは内容が重要です!

カードデザインを重視して発行しても、後に「失敗した…...」と感じるだけなので、あまり気にしないことをおすすめします。

SPGアメックス・アメックスゴールド付帯保険比較

SPGアメックスとアメックスゴールドでは、付帯されている海外旅行保険に、次のような違いがあります。

SPGアメックス アメックスゴールド
死亡・後遺障害 自動付帯
なし
利用付帯
最高1億円
自動付帯
最高5000万円
利用付帯
最高1億円
傷害治療 利用付帯
最高300万円
自動付帯
最高200万円
利用付帯
最高300万円
自動付帯
最高200万円
疾病治療 利用付帯
最高300万円
自動付帯
最高200万円
利用付帯
最高300万円
自動付帯
最高200万円
救援者費用 利用付帯
最高400万円
自動付帯
最高300万円
利用付帯
最高400万円
自動付帯
最高300万円
賠償費用 最高4000万円 最高4000万円
携行品損害 1旅行最高50万円 1旅行最高50万円
家族特約 あり あり

一番大きな違いは、「死亡・後遺障害」の補償が自動付帯だと、SPGアメックスはつかない点です。

アメックスゴールドは最高5,000万円つくのに、SPGアメックスでは0円になってしまうんですね。

ただし、SPGアメックスを所持している人の多くは旅行代金をこちらのカードで支払うため、利用付帯が適用され、最高1億円まで補償されます。

他の項目に関しては、SPGアメックスとアメックスゴールドに大きな違いはありません。

旅行時に1番利用する頻度が高い「傷害・疾病治療費」の項目は、利用付帯なら最高300万円まで両方とも補償されます。

アメックスゴールドとSPGアメックスの2枚持ちはコスパ悪い

SPGアメックス・アメックスゴールド

結局、どちらの特典も魅力的に感じ、「この際、2枚発行してしまうかな」と考える人もいるでしょう。

しかし2つのカードは、どちらもそれなりに年会費が発生するため、2枚持ちするにはかなりコスパが悪いです。

アメックスゴールドとSPGアメックスの特徴をしっかりと比較し、自分により合う方を選ぶのが良いですね。

僕はSPGアメックスがおすすめ!

ちなみに僕は、SPGアメックスがおすすめです。

自分自身でもよく活用する1枚となりますが、やはりマリオットボンヴォイのゴールドエリート会員資格がついてくるのは、かなり大きいんですよ。

部屋を無料でグレードアップしてもらえるとテンションが上がりますし、無料宿泊特典をフルに活用することで、毎年楽しい旅行が満喫できます。

  • 海外旅行が好き
  • お得に高級ホテルに泊まりたい
  • マイルを素早くためたい
  • いろんな航空会社のマイルに交換したい

このようにお考えの人は、ぜひSPGアメックスを検討してみてください!

海外旅行保険に入ってないのはヤバい!

海外旅行に行く方で、海外旅行保険に加入していない人は多いです。

しかし、これって正直やばいです。こっちがひやひやしてしまうくらい、危ないです!

たとえば、アメリカで手術すると盲腸で300万円とかの費用になります。海外旅行保険加入していないと、これが自腹です。

ヤバいですよね。破産してしまいます。

そこで、海外旅行保険に加入しましょう。とはいっても、海外旅行保険付きのクレジットカードを発行すればオッケーです!

おすすめのカードは、エポスカードです。

うれしいことに、自動付帯なのでエポスカードを持っているだけで、海外保険が適用されます!

年会費無料で海外旅行保険に加入できるので、持っていなければ損ですよね。

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