長期連休が近づくと、海外旅行を検討される方が増えますよね!少しでもお得に海外に行ける「ツアー」や「航空券」を探し始める方も多いのではないでしょうか。
しかし、海外では楽しいことばかりではありません。思わぬトラブルが発生し、せっかくの旅行が台無しになってしまう可能性もあるんですよ。
例えば、予期せぬ事故や想像もしなかったような病気。
こんな事態に遭遇してしまったら、現地の病院にお世話になることも多いんです。
そんな万が一に備えて準備しておきたいのが、海外旅行保険が付いたクレジットカードになります。
わざわざ有料の海外旅行保険に加入しなくても、海外旅行保険が付帯されたクレジットカードがあれば、いざという時にも安心なんですね。
そこで今回は、海外旅行保険が付いたクレジットカードの中でも、特に注目を集めているANAカードについて徹底的に解説します!
全日空のマイルをお得に貯めたい方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ANA一般カードの特徴
全日空が発行しているANA一般カードは、年会費が初年度無料で、翌年から2,200円発生するクレジットカードです。
国際ブランドは、「VISA」「JCB」「MasterCard」の3種類から選べ、どれを選択しても年会費は変わりません。
カードを発行するための申し込み条件は、高校生を除く満18歳以上です。
JCBに関しては、VISAやMasterCardには記載されていない「18歳以上かつ本人または配偶者に安定した継続収入がある方」と明記されています。
年会費無料のカードを探している方にとっては、年会費が発生してしまうカードのため、がっかりしてしまうかもしれません。
しかし、ANA一般カードは「マイ・ペイすリボ」に登録することで、年会費を安くすることもできるんですよ!
このマイ・ペイすリボとは、カードで購入したものをリボ払いにするシステムです。
リボ払いが苦手な方は、カード限度額とリボ払いにする支払い額を同じにすれば、通常の1回払いと変わらずに使用することができます。
これに登録しておくと、年会費は1,107円になるため、通常よりも1,000円以上安くなるんですね。
そんなANA一般カードには、以下のような特徴があります。
・フライトや買い物で、全日空のマイルが貯まる
・海外旅行保険は自動付帯で、キャッシュレス受診も可能
・条件付きでショッピング保険が付いてくる
それでは、これらの特徴について一つ一つ解説していきますね!
ANAマイルが貯まる
ANA一般カードの1番のメリットは、全日空のマイルを効率よく貯められるところです。
航空会社から発行されているだけあり、マイルの還元率も0.5〜1%と高水準になります。
さらに、カードを発行した入会時や、継続したときには、1,000マイルをボーナスとして受け取ることができるんですよ。
これなら、お得にマイルが貯まっていきそうですよね!
また、ANA一般カードでマイルと交換するのに欠かせないのが、マイルに移行する際の以下の2つのコースです。
・5マイルコース
・10マイルコース
5マイルコースは、マイルへの移行手数料が発生しない無料のコースです。
そして10マイルコースですが、こちらはマイルへの移行手数料が年6,480円発生します。
お金が発生するなら5マイルコースの方がお得なのでは? と思い込んでしまう人もいますよね。
しかし! マイルを貯めたいなら、10マイルコースの方がお得です。理由としては、単純にマイルが2倍貯まるからなんですよ。
例えば、年間で1,000ポイント貯めた場合。5マイルコースでマイルに移行すると、5,000マイルです。
しかし、10マイルコースでマイルに移行すると、10,000マイルになります。
これは大きな違いだと思いませんか?
これだけの差があるのであれば、手数料を支払ったとしても、マイルで大きく還元されます。
「ANA一般カードを日常遣いし、効率よくマイルを貯めたい!」このように考えている方に、10マイルコースは最適ですね。
マイルが貯まると海外旅行に安く行ける
マイルがたくさんたまると、あらゆる特典に交換してもらうことができます。その中でも、特に人気を集めているのが特典航空券です。
特典航空券とは、マイルと航空券を交換できるシステムで、現金で換算するとかなりお得になるんですよ。
例えば、以下をみていただくとわかるように、羽田からロサンゼルスの往復便をビジネスクラスで購入すると、500,000円くらい発生します。
しかし、「85,000マイル」と「東京↔︎ロサンゼルスの航空券」を交換することができるため、これだと実質発生する費用は、38,280円です。
つまり、40,000円以下の現金で、羽田からロサンゼルスの往復便を、ビジネスクラスで乗ることができるんですね。
先ほどご紹介した10マイルコースを申し込んでおけば、85,000マイルを貯めるのも夢ではありません!!
海外旅行保険が自動付帯
ANA一般カードには、海外旅行保険が無料で付帯されています。海外旅行保険の補償内容は、以下を参考にしてください。
ANA一般カード 海外旅行保険の補償内容 | |
補償内容 | 金額 |
傷害死亡/後遺障害 | 1,000万円 |
傷害治療費 | なし |
疾病治療費 | なし |
賠償責任 | なし |
携行品損害 | なし |
救済者費用 | 200万円 |
海外旅行保険が自動付帯 | |
保険の適用条件 | 自動付帯 |
キャッシュレス受診 | 可 |
国際ブランド |
注目したいのは、保険の適用条件が自動付帯になっているところです。
保険を適用させる条件は、「利用付帯」と「自動付帯」の2種類があります。
利用付帯の場合、ツアー代金や航空代金の支払いをカードで支払わないと、海外旅行保険が適用されません。
しかし自動付帯なら、カードを持っているだけで自動的に保険が有効となります。
旅行前はバタバタしているため、保険適用の条件が「利用付帯」であることを忘れてしまう人も少なくありません。これを考えても、自動付帯だとかなり便利です!
キャッシュレス受診ができる
クレジットカードに付帯している海外旅行保険には、キャッシュレス受診が可能なものと、不可のものがあります。
キャッシュレス受診が可能な場合、キャッシュレス・メディカル・サービスを利用して、窓口負担を0円にすることが可能なんですよ。
保険会社と提携している病院で受診する際には、以下の3つの手順でキャッシュレス受診が完了します。
- 保険会社に電話し、提携病院を紹介してもらう
- 病院を受診する
- 直接請求に必要な手続きを簡単に済ませ、病院から保険会社に直接受診料を請求するように伝えて完了
また、提携病院以外を受診した場合も、以下のステップで窓口負担が0円となります。
- 保険会社のサポートデスクに電話する
- 病院を紹介してもらい病院を受診する
- 保険会社へ直接請求するように伝える
- 必要な手続きを済ませて完了
どちらにしても、キャッシュレス受診があれば、お金を建て替える必要がないので安心ですね!
ショッピング保険が付いている(条件付き)
ANA一般カードには、クレジットカードで購入した商品が万が一破損したり、盗難されたりした場合に補償される、ショッピング保険が付いています。
ただし、どんな場合でも必ず補償されるわけではありません。
国際ブランドによって異なる、次の条件をクリアしなければいけないんです。
海外の買い物のみ対象
国内の場合は不可
海外の買い物
国内ならリボ払いもしくは分割払いのみ
また、ショッピング保険の補償上限額は、年間で100万円です。保険が適用される期間は、購入した日から90日間となります。
一般カードだと補償内容が悪いので注意
ANAから発行されているクレジットカードは、一般カードだけではありません。
他にも、いくつかのカードが発行されているのですが、一般カードは海外旅行保険の補償内容がかなり悪いんですね。
例えば、海外で1番利用する可能性が高い治療費。ANA一般カードでは、傷害・疾病の治療費が一切補償されません。
適用されるのは、傷害死亡または、後遺障害が発生した場合と、救済者費用が必要になった場合です。
これでは、海外で安心して過ごすことができなくなってしまいますよね。
マイルを貯める上では効率の良いおすすめカードではありますが、海外旅行保険を重視したい方には向かない可能性が高いです。
海外旅行に行くなら最低でもワイドカード
年会費 | 7,830円 |
保険の適用条件 | 自動付帯 |
キャッシュレス受診 | 可 |
国際ブランド | VISA・MasterCard・JCB |
ただ、年会費が高いわりに保険内容は悪く一般的
全日空が発行しているANAカードの中で、人気を集めているのが、こちらのワイドカードです。
カードの見た目は、ANA一般カードと非常によく似ていますよね。
思わず間違えてしまいそうですが、ANAワイドカードには、必ず「WIDE」と記載されています。
ちなみに、ANAワイドカードには、以下の補償内容の海外旅行保険が付いてきます。
ANAワイドカード 海外旅行保険の補償内容 | |
補償内容 | 補償金額 |
傷害死亡/後遺障害 | 5,000万円 |
傷害治療費 | 150万円 |
疾病治療費 | 150万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
携行品損害 | 50万円 |
救済者費用 | 100万円 |
年会費は、7,830円とやや高めです。海外旅行保険は、年会費の割にそこまで充実していません。
ものすごく悪いわけではありませんが、これなら年会費無料のカードに付帯されている海外旅行保険の内容と、あまり変わらないかもしれませんね。
ただし、一般カードと比較すると治療費がついてくるメリットがあります。この点を重視し、一般カードではなくワイドカードを選ぶ人も少なくありません。
飛行機遅延:欠航・ロストバゲージ保険は無いので注意
天候などが影響し、万が一飛行機が遅れたり欠航してしまったりした場合に、補償してくれるのがロストバゲージ保険です。
しかし、ANA一般カードも、ANAワイドカードもロストバゲージ保険はついていません。
もともとロストバゲージ保険は、年会費が高額なゴールドカードなどに付帯されている保険です。
一般的なカードにはつかないことも多いため、そこまで深く気にする必要はないでしょう。
ただし、台風が多い時期の海外旅行または、大雪や竜巻などが発生する国に旅行される方は、ロストバゲージ保険に加入しておいた方が良いかもしれませんね。
マイルで有名なソラチカカードも海外旅行保険はおすすめしない
ANAクレジットカードのなかでも、効率よくマイルが貯まると評判なのが、こちらのソラチカカードです。
このカードでは、以下の3つのポイントをどんどん貯めていくことができます。
- ANAマイル
- メトロポイント
- Oki Dokiポイント
海外旅行保険も付帯されているのですが、補償内容が以下のようにイマイチです。
ソラチカカード の海外旅行保険 | |
補償内容 | 補償金額 |
傷害死亡/後遺障害 | 1,000万円 |
傷害治療費 | なし |
疾病治療費 | なし |
賠償責任 | なし |
携行品損害 | なし |
救済者費用 | 100万円 |
年会費は、ANA一般カード同様の金額が発生します。マイルを貯めることができますが、肝心の治療費の補償が一切ありません。
これを考えると、海外旅行保険目的ではあまりお得感のないカードになります。
海外旅行保険はANAカード1枚では足りないので注意
マイルを効率よく貯める目的でANAカードを発行したいのであれば、海外旅行保険を手厚くするために、2枚以上所持するのがおすすめです。
例えば、海外旅行保険が充実している年会費無料のカードとして、エポスカードや楽天カードが挙げられます。
これら2枚のカードを発行し、ANAカードと併せて所持することによって、海外旅行保険を手厚くすることが可能なんです。
また、エポスカードにしても、楽天カードにしても、持っているだけでお得な特典がたくさんあります。
エポスカードならマルイの優待割引が受けられますし、楽天カードは楽天ポイントが効率よく貯まるんですね。
海外旅行保険を手厚くする手段としてももちろんですが、日常遣いとしても、発行しておいて損はないクレジットカードです!
旅行先によって医療費は変わる
海外旅行で注意しなければいけないのは、旅行する国によって、医療費の事情が変わるところです。
例えば、アジア方面に旅行した場合には、日本と医療費がさほど変わりません。
大きな違いは、健康保険証の利用ができないため、治療費が全額負担になってしまうところです。
そしてアメリカに旅行した場合、世界的にみても、かなり医療費が高額になってしまうんですね。
アメリカといってもいろいろありますが、ハワイで治療を受けた場合は18日間の入院と医師同行の帰国で、かかったトータル金額は、2,200万円です。
これは実際にあった話になりますが、治療費にこれだけかかってしまうと、その後の生活費が不安になってしまいます。
このような国による医療費事情をしっかりと考慮し、海外旅行保険は手厚くしておきたいものですね。
上乗せするなら年会費無料のエポスカードがおすすめ
年会費(税込) | 永年無料 |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
傷害治療費 | 上限200万円 |
疾病治療費 | 上限270万円 |
国際ブランド |
上記でもご紹介したエポスカードですが、こちらは年会費が一切発生しない無料のクレジットカードです。
百貨店の丸井グループから発行されているため、買い物中にエポスカードの勧誘をされた経験のある方も多いのではないでしょうか。
こちらのカードの最大の特徴は、年会費が無料でありながら、海外旅行保険が非常に充実しているところです。
海外旅行保険で1番重要なのは、利用する可能性が高い「傷害医療費」と「疾病治療費」になります。
- 傷害医療費は、怪我しまった際に発生する治療費用を補償してくれる項目
- 疾病治療費は、病気になった際に発生する治療費用を保証してくれる項目
エポスカードの補償額をみると、次のように記載されていますよね。
・傷害治療費:上限200万円
・疾病治療費:上限270万円
この補償額を先ほどのANAワイドカードと比較していただくとわかりやすいですが、年会費が無料なのに充実していると思いませんか?
さらにエポスカードは、保険の適用条件が自動付帯になります。
カードを所持しているだけで、出国日から自動的に90日間保険が有効になるシステムなので、かなり便利なんですよ。
ちなみに国際ブランドはVISAです。世界各国で利用できるVISAなら、海外中のショッピングにも便利に利用することができますね!
「海外旅行保険を手厚くしたいけど年会費をかけたくない」
「ANAのマイルを貯めたいけど、海外旅行保険の補償が少なくて不安」
こんな方に、年会費無料のエポスカードはおすすめとなっているため、ぜひANAカードの上乗せに活用してみてくださいね。
海外旅行に行く方で、海外旅行保険に加入していない人は多いです。
しかし、これって正直やばいです。こっちがひやひやしてしまうくらい、危ないです!
たとえば、アメリカで手術すると盲腸で300万円とかの費用になります。海外旅行保険加入していないと、これが自腹です。
ヤバいですよね。破産してしまいます。
そこで、海外旅行保険に加入しましょう。とはいっても、海外旅行保険付きのクレジットカードを発行すればオッケーです!
おすすめのカードは、エポスカードです。
うれしいことに、自動付帯なのでエポスカードを持っているだけで、海外保険が適用されます!
年会費無料で海外旅行保険に加入できるので、持っていなければ損ですよね。