突然ですが、あなたは海外旅行中にパスポートを持ち歩いていますか?
- 貴重品だから絶対に持ち歩く
- 紛失したら大変だから持ち歩かない
このように意見が大きく分かれそうですが、結論からお話しすると、パスポートは滞在中に絶対に持ち歩いてはいけません!
日本で生活していると、歩いている途中に突然襲われたり、スリにあったりする確率はそこまで高くありませんよね。
しかし海外では、このような犯罪が日常茶飯事に繰り返されているんですよ。
あなたの常識で、海外でも普段通り生活してしまうと、思いもよらない最悪の事態に陥るケースもあるんです。
このページでは、パスポートを持ち歩くのが危険な理由をさらに深掘りしてご紹介しています。
- パスポートをなくすとどうなるか
- パスポートを持ち歩かずに済むためのコツ
- パスポートはどこに保管しておくのが安全か
この3点についてもわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
パスポートは絶対に持ち歩いてはいけない
パスポートは、海外で利用できる唯一の身分証明書になりますよね。
何かあった際には、パスポートを所持しているとすぐに提示することができるため、スムーズに事が進みます。
しかし、冒頭でもご紹介したように、残念ながら日本ほど治安の良い国はそこまで多くありません!
パスポートをバックに入れて持ち歩いていると、突然ひったくられるようなケースも多いからです。
たとえば、肩からさげる以下の写真のようなバッグを使う場合は特に注意が必要です。
海外旅行で、このような感じでひったくられやすい状態で出歩くのはやめましょう。一番は手ぶらで、ズボンの前ポケットにスマホと財布を入れるパターンです。
どうしてもウエストポーチを持ち歩く場合は、ひったくりに備えて片手で抱えたまま歩くようにしましょう。
盗難対策としてウエストポーチを使用したり、セキュリティポーチを活用したりする人もいますよね。
「これなら安心じゃない?」
このように考える人も多いのですが、どんなに厳重に所持していたとしても、数人に襲われてしまったら終わりなんですよ。
したがって、海外旅行の滞在先でパスポートを持ち歩くのはやめておきましょう。
パスポートを失くすとどうなるのか
では、パスポートを万が一紛失してしまったら、どのような事態になるのでしょうか。
対処法は、以下の2つのみです。
強制送還で日本に帰国
パスポートをなくしたら日本に帰国できないと考える人もいると思いますが、その心配はありません。
強制送還という形で、日本に帰国することができます。
しかし、強制送還によって日本に帰国するとなれば、日本までの旅費を自腹で切らなくてはいけないんですよ。
当然、前もって押さえておいた飛行機に乗ることができないため、フライト当日の高額な正規料金を、航空券代として支払う羽目になります。
せっかくの旅行は台無しとなり、待っているのは余分に発生した高額な旅費のみです。
入国して日本大使館で再発行
どのような海外旅行先を選んだかにもよりますが、日本大使館が近くにある都市であれば、パスポートを再発行してもらえます。
ただし、パスポートの再発行は想像以上に時間がかかります。
予定している滞在期間中に、パスポートが必ず再発行されるとは限りません。
このようなケースでは、一時的に利用可能な「帰国のための渡航書」を発行してもらう形となるんですね。
これがあれば、パスポートの再発行を待たずに帰国することが可能です。また、必要な手続きはこれだけで済みません。
現地警察に出向き、パスポートの紛失届手続きを行わなくてはいけないんです。
いずれにしても、パスポートをなくしてしまうと、楽しい海外旅行を続行することができませんね。
パスポートはホテルのスーツケースに置いていく
パスポートは持ち歩くことで紛失する危険性が高まるものです。一番の紛失対策はホテルに置いてあるスーツケースにしまっておくことです。
貴重品を持ち歩かなければ気を使わずに観光を楽しむことができますし、パスポートを持ち歩いていることに比べると、緊張感を持ちながら行動する必要がありません。
また、自分自身で紛失しなかったとしても、海外では以下のようなケースに遭遇することが多いんですよ。
海外はスリや強盗が多い
治安が不安定な海外では、日常的にスリ被害や強盗被害が発生します。
日本人から見たら、犯罪とは無関係に見える美しいヨーロッパのような国であっても、日常的にサギや強盗といった行為が繰り返されているんですね。
これは、実際に知人が旅行でイタリアを訪れた際の話となりますが、あどけない子供が何気なく近寄ってきて、気がつくと財布に手が伸びていたそうです。
気がついたからよかったものの、気がつかなければそのまま財布ごと盗まれているわけですから、たとえ相手が子供でも海外では気が抜けません。
コスタリカで首絞め強盗に遭った
僕自身が体験した犯罪被害としては、コスタリカの首絞め強盗が挙げられます。
「首絞め強盗ってなに?」
日本にいると、首絞め強盗なんて言葉をあまり耳にする機会がないため、このように思われる方もいるでしょう。
しかし海外旅行では、日本人は日常的に首絞め強盗のターゲットになっているんです。
ちなみに首絞め強盗とは、背後から突然近づき、首を絞められているあいだに仲間が所持品を奪い去るといった恐ろしい犯罪です。
僕はパスポートを所持していなかったので、スマホだけ盗まれました。なお、首絞め強盗では抵抗すると命取りになるケースもあります。
呼吸ができないくらい思いっきり首を絞められることもありますし、下手に動くと大怪我をしてしまう恐れがあるからです。
歌手の織田哲郎さんも、スペインで首絞め強盗に遭遇し、声帯の骨が曲がってしまったことを告白しています。
お金ならどうにでもなりますが、このような事態に遭遇した際、パスポートを失くすといろいろと面倒です。
海外を旅行する以上、このような危険性が常に隣り合わせであることを、しっかりと認識して行動しましょう。
パスポートのコピー紙や撮影画像で事足りる
紛失や、犯罪に巻き込まれる可能性もあるといった観点から、パスポートの持ち歩きはおすすめできません。
しかし、海外旅行中にはお酒を購入するといった些細な場面でも、パスポートの提示を求められることがあります。
そこでおすすめなのが、パスポートのコピーや画像を代わりに持ち歩くといった方法です。
クラブに入るときもスマホ画像で大丈夫!
海外でクラブに入店する際にも、パスポートの提示を求められますが、スマホで撮影したパスポート画像を見せればだいたいOKでした。
もちろん、全国各地のクラブすべてでこのような方法が通用するとは限りませんが、代用できるケースはかなり多いんですよ。
これなら、バックからごそごそ出しているあいだに強盗される危険性もありませんし、スマホを見せるだけなので簡単です。
ホテル内のパスポートの具体的な保管方法
ホテル内でパスポートを保存する際には、以下のような方法が思いつきますよね。
- セーフティボックスを利用する
- フロントに預かってもらう
しかし、これらの方法はリスクが高いためあまりおすすめすることができないんですよ。
僕が今まで経験した中で一番安心だったのは、スーツケースの中にしまう方法です。
スーツケースにカギを書けて保管
海外旅行で必需品となるスーツケースは、パスポートを保管するときにも最適なんですよ。
ただし、この方法は鍵をしっかりとかけなくてはいけません。
というのも、ホテルの客室内には外出中にベットメイキングが入ります。
この際にスーツケースが開いたままになっていたり、鍵をかけない状態で放置していたりすると、スタッフに盗まれてしまう心配があるからです。
もちろん一流ホテルでは、このような事態に遭遇する可能性は低いです。
ですが、人目のない場所でつい魔が刺してしまうことは誰にでもありますし、犯人を探したところで自首する人はまずいません。
このようなケースも想定してスーツケースにすべての荷物を収納してきちんと鍵をかけていれば、よほどのことがない限りスーツケースごと盗まれる心配はありません。
少なからず、持ち歩いてスリや強盗に出くわす可能性よりは低いですね。
金庫やセーフティボックスを信用してはいけない
ホテルのルーム内にある金庫やセーフティボックスは、そこまで信用できるものではありません。
なぜなら、「暗証番号がわからなくて開かない!」といった万が一の事態にも、ホテル側は対応できるようにスペアキーやリセットキーを持っている可能性が高いからです。
暗証番号がなくても金庫が開けられるスタッフがいるとすれば、そこはもはや安心な場所とはいえないでしょう。
ホテルのフロントに預けるのもおすすめしない
部屋に金庫もしくはセーフティボックスがない場合、フロントに預けるのが1番安心だと考える人もいますよね。
たしかに、日本国内にある大手ホテルのフロントなら、貴重品を厳重に預かってくれるかもしれません。
ですが、これが海外のホテルとなれば、想像している以上に管理体制がずさんな場合も多いんです。
- しっかりと確認せずに他の客に渡す
- どこに保管したのかわからなくなる
このようなケースも、実際に存在します。
したがって、ホテルにパスポートを保管するのであれば、やはり先ほどご紹介したスーツケースの中に入れて鍵を閉めてしまう方法が、一番安全です。
まとめ
パスポートは、海外旅行において財布よりもスマホよりも大切です。
「持ち歩くのが一番安心」といった固定観念に縛られてしまうと、不測の事態を自分自身が招いてしまうかもしれません。
大事なものはスーツケースに鍵をかけて保管し、気楽に海外ライフを満喫しましょう!
海外旅行に行く方で、海外旅行保険に加入していない人は多いです。
しかし、これって正直やばいです。こっちがひやひやしてしまうくらい、危ないです!
たとえば、アメリカで手術すると盲腸で300万円とかの費用になります。海外旅行保険加入していないと、これが自腹です。
ヤバいですよね。破産してしまいます。
そこで、海外旅行保険に加入しましょう。とはいっても、海外旅行保険付きのクレジットカードを発行すればオッケーです!
おすすめのカードは、エポスカードです。
うれしいことに、自動付帯なのでエポスカードを持っているだけで、海外保険が適用されます!
年会費無料で海外旅行保険に加入できるので、持っていなければ損ですよね。