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知らなきゃ損!空港の保安検査では何をするの?トラブル回避のコツは?

飛行機に乗る前に、必ずやならなくてはいけないことの一つに「保安検査」があります。

普段は特に気にしなくても良いことが、飛行機に乗る前の保安検査ではNGになるなど、何かと面倒なのは間違いありません。

また、タイミングが悪いと大混雑しているため時間がやたらかかって、飛行機に乗り遅れる恐れもあります。

ただ、この保安検査でどのタイミングで行けば良いのか、また検査で何をチェックされるのかおさえておけば、必要以上に心配する必要はありません。

このページでは、保安検査で注意するポイントや、事前にチェックしておくべきルールはなにか解説していきます。

保安検査とは?

保安検査は飛行機搭乗者の全員が行わなければならない手荷物検査のことです。

飛行機に乗り込む人が危険物を持っていないか、また荷物に危険物が混入していないかをX線検査装置金属探知機を使ってチェックします。

飛行機の利用者だけでなく、機長やキャビンアテンダント含め、全員が保安検査のチェック対象です。

飛行機に乗る機会が今までなかった人にとっては、「こんなに厳重にチェックするんだ!?」と驚くかもしれません。

まずは、保安検査の手順や流れについて解説します。

保安検査の手順や流れ

保安検査場は預け入れ荷物を航空会社に引き渡した後、飛行機の搭乗ゲートに向かう前にあります。

場所は分かりやすく掲示されているため、どこにあるか迷うことはないでしょう。

チケットを係員に見せて入場

まずは空港の保安検査場に、搭乗予定の航空券を係員に見せて入場します。

国際便を利用する場合は、航空券以外にパスポートもチェックされるため合わせて用意しておく必要があります。

なお、オンラインチケット(e-チケット)だけで保安検査を通過できる場合もあれば、各航空会社のチェックインカウンターや、自動発券機で航空券を発券する必要がある場合もああります。

iPhoneユーザーで”Wallet” のアプリに搭乗券を入れている場合は、アプリの画面を見せましょう。

たとえば、成田空港なら上の写真のように、各ターミナルに「南」「北」と保安検査場の入り口が分かりやすく示されています。

海外の「保安検査場」を表す表現には、色々とあります。

Security Check

Airport Security

空港での保安検査については、困ったら”Security”という言葉だけ覚えておけば安心です。

列に並んで進んでいくと、下の写真のように保安検査場の入り口で空港職員が保安検査の入場登録をしています。

ここで航空券に印刷されているQRコードをかざして入場します。

バッグやポケットの荷物をトレーに出す

保安検査場に入場したら、次はいよいよ検査に入ります。

まず、下の写真のような絵とトレーが用意されているので、その中にバッグやポケットに入っている小物類を全て入れます。

ポケットを空にした状態で金属探知機の検査を受けて、ポケットの中身が空になっているか確認します。

ポケットの中に物が入っていなくても、クツや下着など身につけているものに反応する場合があります。

電子機器をバッグから出す理由

荷物をトレーの上に出すときに、バッグから電子機器を取り出してトレーに置くように指示されます。

これは、精密機械内部の密度が高いため、精密機械同士が重なると危険物を発見しにくくなるためです。

たとえば衣類のように中身がほとんどスカスカなものであれば、服の中に異物が入っていればすぐに確認することができます。

一方、パソコンとスマホが重なったままX線検査に通した場合、内部がうまく映らないため安全かどうか確認することができません。

電子機器は金属の塊なので、X線検査では中身がうまく映らず、内部を確認するのにかなり苦労するのです。

トレーの上で別々に分けておけば、X線検査が簡単になるため職員に呼び止められるようなことがありません。

ここでバッグの中身が安全かどうか確認できなければ、バッグの中身を出して再検査される場合があります。

液体の持ち込みに要注意

X線検査の中で、最も多いのが液体類を持ち込むときのトラブルです。

国内線でも国際線でも、100ml以上の液体機内持ち込み荷物に入れていると、ほぼ必ずX線検査で引っかかります。

特に油断しやすいのが、ペットボトル飲料をバッグに入れたことを忘れてX線検査を受けてしまうことです。

当然ながら、その場ですぐにバッグの中身を開けるように要求されます。

金属探知機を通る

トレーの上に荷物を載せたら、次は金属探知機を通過します。

ここで注意が必要なのがベルトや、ズボンに使われている金属です。

頻度はかなり低いのですが、感度がいい金属探知機だと反応してしまう場合があります。

また、ペースメーカーや補聴器を身に着けいる場合は事前にその旨を伝えないと異物として金属探知機で反応してしまうため注意しましょう。

もし金属探知機の検査で異常を探知すると、空港職員によるボディーチェックや身につけている服のX線検査が反応しなくなるまで繰り返し行われます。

海外の空港では、私物から絶対目を離さない

日本から海外へ行く場合は荷物の盗難に関してあまり注意する必要はありませんが、海外の空港では絶対に自分の荷物から目を話してはいけません。

特に、貴重品は盗難の危険があるため十分すぎるくらい注意する必要があります。

預け入れ荷物に入れた15万円のスマホが紛失

僕が旅行しているときに、愛用していたiPhone11 Pro Maxが盗難にあってしまいました。

そこで友人が海外に遊びに来るとき、日本でiPhoneを買って現地まで持ってきてもらうことにしたのですが、なんと空港でiPhoneが紛失してしまったのです。

このときは機内持ち込み荷物ではなく、預け入れ荷物のスーツケースに入れて運搬していたのですが、メキシコの空港でスーツケースの中身をチェックされたときに空港職員によって没収されてしまったようでした。

スーツケースの中身はぐちゃぐちゃで、現地のホテルに到着してから無くなっていたことに気がついたので時既に遅しでした。

海外の空港職員は信用できない

空港職員の仕事は、飛行機に乗る人全員が安全で快適なフライトを楽しめるように荷物を適切に処理することです。

しかし、今回僕が被害を受けたように、貴重品が簡単に盗まれることを忘れてはいけません。

保安検査も例外ではなく、荷物を置いて金属探知機を通過している隙に空港職員がトレーの上から盗んでしまう可能性も十分あり得るのです。

そのため、貴重品は日本からは持っていかないか、もし持っていくなら機内持ち込みの荷物として持っていき、絶対に目を離さないようにしましょう。

保安検査で引っかからないために準備すること

保安検査で引っかからないためには、事前に余裕を持って、何を検査されるのか知っておけばOKです。

保安検査で注意すべき内容は、「時間」「持ち込み禁止品」です。

保安検査は、出発時刻の1時間前には受ける

保安検査は遅くても出発時刻の1時間前には受けるようにしましょう。

これは、何かトラブルが起きてしまった場合に対処できるようにするためです。

たとえば、危険物と疑われるものを持ち込んでしまった場合、空港職員とのやり取りにかなり時間を取られることになります。

また、10分くらいで検査を通過できると思っていたら、思った以上に人混みが多くて保安検査を通過するまでに30分近くかかる恐れもあります。

保安検査場から搭乗口まで歩いて20分以上かかる空港は、海外では当たり前のようにあります。

日本でも、成田空港の一番遠い搭乗口までは10分程度歩く必要があるため、時間がかかります。

飛行機の搭乗は、出発時刻の10分前に締め切られると考えると、やはり1時間前には保安検査を通過していたほうが安心です。

100ml以上の液体は絶対に入れない

保安検査場で特にチェックされるのが、「危険物の持ち込み」です。特に、液体は制限が特に多いため念入りにチェックされます。

ここでチェックしておいてほしいのが、持ち込む液体の用途です。

航空法では、飛行機の機内に持ち込める荷物は「100ml以下」の「化粧品・医薬品」に限られるとしています。

また、医薬品や化粧品でもアルコール度数が70%以上の液体は保安検査で持ち込み不可の品物として扱われてしまいます。

たとえば、上の写真は左が虫除けスプレーで、右が消毒用のアルコールです。

どちらも100ml以下の液体ですが右側の消毒用アルコールは保安検査で持ち込み禁止品になります。

理由は、消毒用アルコールのアルコール度数が70%を超えているためです。

他にも、成田空港の保安検査場が示している「液体物」として取り扱われるものは、上の写真のものです。具体的な品名は下記の通りです。

  • チューブ式液体調味料(わさびなど)
  • 液状の化粧品(ネイル、香水など)
  • 水分を多く含む缶詰食品(果物、サバ缶など)
  • 水分を多く含む瓶詰め食品(ジャムなど)
  • 水分を多く含むパック詰め食品
  • 液状レトルト食品(カレー、中華料理など)
  • スプレー(整髪料など)
  • 凍った食品
  • 液体洗面用品(洗顔料、ニベアクリームなど)

これらに該当する液体物で、機内に持ち込む必要がないものについては、預け入れのスーツケースの中に入れるようにしましょう。

外国の保安検査では、荷物を開けさせない

外国の保安検査では、可能な限り荷物を開けられないようにしてください。

つまり、保安検査で引っかかるようなことは避けるべきなのです。

たとえば、液体物の持ち込みについては世界共通で100ml以下ということになっていることが多いですが、海外から日本に来るときには手荷物に液体物は入れないほうが良いです。

なぜなら、液体物が入っていることによって荷物を開けて確認する口実ができてしまうからです。

僕は外国の保安検査官をまったく信用していないため、荷物が開けられないように液体物はもちろん、カミソリなどの刃物も一切荷物に入れないようにしています。

もし引っかかってしまえば、言葉が通じないからこちらは何も言い返すことができませんし、上の写真のように鍵付きの箱に没収されたものは放り込まれて、二度と戻ってきません。

海外の保安検査で手荷物が引っかからないように液体と刃物は現地で処分してくるようにしましょう。

どうしても日本に持ってくるのであれば預け入れ荷物に入れてくるようにしてください。

まとめ

空港の保安検査の流れや、手荷物を預け入れ荷物に入れたほうがいい場合、または預け入れ荷物を手荷物として持ってきたほうがいい場合に分けて解説してきました。

海外でも、特に治安が悪い地域の保安検査を担当している人たちは、日本人の感覚ではまともに仕事をしていません。

日本から出国するときの手荷物検査では、飛行機の安全を脅かすような事態にならなければ問題ありません。

しかし、海外では何でも没収できることを良いことに、高価なものが理由もなく没収される事態もあり得るため、保安検査で貴重品を取り扱うときには十分注意するようにしましょう。

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