日本国内でマイルを貯めるには、「ANA」と「JAL」が展開しているマイレージサービスの、どちらかを選ぶのが一般的です。
2社から発行されているクレジットカードを上手に使いこなせれば、普段は飛行機に乗らない陸マイラーでも、マイルが効率よく貯まります!
しかし、ANAとJALの特徴を把握せずに、どちらのマイレージサービスを利用するか決めてしまうのは、非常にもったいないです。
マイルの貯めやすさや、使い勝手の良さをちゃんと理解していないと、特典航空券を使った快適な旅がなかなか実現しません。
このページでは、今からマイルを貯めてお金をかけない旅を楽しみたい方に、ANAマイルとJALマイルについて、わかりやすく解説しています。
- ANAとJALはどちらがマイルを貯めやすい?
- 特典航空券をゲットしやすいのはどっち?
- 買い物で貯めたポイントは、どのくらいマイルへ移行できる?
このような疑問を抱いている人は、ぜひ役立てみてくださいね。
ANAマイレージクラブがおすすめな人!
そもそもマイレージサービスとは、航空会社が行っているポイントサービスのことを指します。
ANAのマイレージサービスは「ANAマイレージクラブ」となり、参加するだけでANAマイルを貯金のように貯めていくことができるんですね。
ではさっそく、ANAマイレージクラブに向いている人の特徴を2つご紹介します。
マイルの貯めやすさ重視
ANAマイルは、とにかくマイルを貯めやすいのが特徴的!
ANAマイルの貯まりやすさをご紹介する上でまず覚えておいてもらいたいのは、3つに分類されるマイルの種類です。
- フライトマイル(飛行機に乗ると貯まる)
- ボーナスマイル(入会時や継続時に貯まる)
- ショッピングマイル(クレジット利用の買い物で貯まる)
この3つがバランスよく貯まるのが、ANAマイルの大きなポイントなんですよ。
また、ショッピングマイルに関しては、ANAから発行されているクレジットカードを利用することにより、高還元率を実現します。
日常的な買い物でザクザクとポイントが貯まり、そのポイントをマイルに移行することで、効率よくマイルが貯まっていくんですね!
飛行機に乗る機会がなかなかない人でも、陸マイラーとしてマイルをどんどん貯められるのは、嬉しいメリットです。
ちなみに、楽天スーパーポイント、Tポイント、nanacoポイントは、すべてANAマイルに交換できます。
日常的に利用する機会が多い、ショッピングモールやコンビニでマイルが貯まっていくのは、ANAマイルならではの特徴ですね。
海外旅行に行きたい人
貯まったマイルを使って海外旅行に行きたい人は、ANAマイレージクラブに参加するのがおすすめです。
JALだって国際線があるのに、なぜ海外旅行好きにANAマイレージクラブが向いているのかというと、ANAは世界最大の航空連合である「スターアライアンス」に加盟しているからなんですよ。
今現在、スターアライアンスに加盟している航空会社は世界に27社あります。
およそ190カ国、1,300以上の空港に渡航が可能となるため、ANA以外の飛行機でも「提携航空会社特典航空券」を使って、世界中が旅できます!
海外旅行の行き先を後から決めたい人でも、スターアライアンスに加盟しているANAのマイルなら、使い勝手が悪い心配はありませんね。
JALマイレージバンクがおすすめな人!
JAL独自の顧客向けポイントサービスが、「JALマイレージバンク」です。
JALマイレージバンクに参加すると、飛行機に乗ったり、買い物したりするだけでJALマイルが貯まっていきます。
そんなJALマイレージバンクがおすすめなのは、次の2つを重視する人です。
マイルの使いやすさ
JALマイルは、「貯めやすさ」ではなく「使いやすさ」を重視する人に向いています。
なぜなら、マイルを最もお得に交換できる「特典航空券」の予約が、国内線・国際線ともにとりやすいからです。
特典航空券に交換するマイル数に関しては、ANAとJALマイルで大きな違いはありません。
しかし、特典航空券を狙う人の競争率に大きな差があるんですね。
マイルが貯まりやすいANAマイレージクラブは非常に人気が高いため、その分特典航空券を狙う人が増えます。
もともと特典航空券の座席枠は少ないので、多くの人が集中して狙うことによって、予約が取りにくくなってしまうんですね。
一方、ANAと比較して競争率の低いJALは、比較的とりたい日時に、特典航空券で座席予約ができるため、ANAマイルよりも使いやすいのが特徴的です。
ハワイによく行く人
行き先を決めない海外旅行であれば、断然ANAマイルの方が有利です。
しかし、ハワイによく行く人なら、JALマイルを貯めた方が良いでしょう。
JALは、2018年にハワイアン航空とマイレージプログラムの提携を行いました。
このマイレージプログラムの提携により、ハワイアン航空でも、特典航空券を利用することができるようになったんですね!
これにより、国内の主要空港から直行便を使ってハワイに行ける1日の便数は、最大14便を超えました。
1日に4便しか直行便が出ていないANAとは、比べ物にならないくらいハワイに行きやすいです。
マイルを貯めるならANAマイル一択
先ほどもご紹介したように、マイルを貯めやすいのは断然ANAです。
- 繁忙期にしか旅行できないから特典航空券の取りやすさがかなり重要
- 海外旅行はハワイにしか行かない
このような人でない限り、以下の3つの理由によってJALマイルよりも、ANAマイルを貯めた方が良いです!
マイルを貯めやすい
先ほど、マイルには3つの種類があると解説しましたが、飛行機に搭乗することでもらえる「フライトマイル」に関しては、ANA・JALともに貯まりやすさは同じです。
しかし、「ボーナスマイル」と「ショッピングマイル」に関しては、断然ANAの方が有利なんですよ。
特にショッピングマイルに関しては、クレジット払いでも、Tポイントや楽天スーパーポイントが貯まるため、クレジットのポイントとWでマイルに交換できます。
さらに、メトロに乗る機会が多い人が貯めやすい「メトロポイント」に関しては、100ポイントを90マイルに交換できます。
スターアライアンスに加盟
上記でもお話ししましたが、ANAは世界最大の航空連合として知られている「スターアライアンス」に加盟しています。
JALが加盟しているのは「ワンワールド」となるため、「加盟航空会社数」「渡航国」「渡航可能空港」すべてにおいて、ANAが参加するスターアライアンスの方が優れています。
つまり、特典航空券を使って世界中を旅したいのであれば、ANAマイルの方が断然使い勝手が良いことになるんですね。
国際線の特典航空券を狙う人にとってはかなり重要なポイントになるため、この点はしっかりと把握しておいてください。
クレジットカードとの相性がいい
ANAから発行されているクレジットカードは、JALから発行されているクレジットカードよりも断然種類が多いです。
また、ANAマイルを貯める上でANAと提携しているクレジットカードは非常に相性が良いため、以下の3つのポイントが、JAL提携カードと大きく変わってくるんですね。
- 入会キャンペーンの充実度
- ボーナスマイルがもらえる条件
- マイルの有効期限
ANAのクレジットカードは、入会キャンペーンが非常に充実していることで有名です。
もちろんクレジットカードの種類にもよりますが、アメックスと提携しているANAカードに入会すると、今なら35,000マイルもプレゼントされるんですよ。
ハワイ便の特典航空券が40,000マイルになるため、ANAアメックスカードに入会するだけで、すぐにゲットできそうですよね。
また、JALは入会時と搭乗によりボーナスマイルがもらえますが、ANAはカードを継続するだけで毎年ボーナスマイルが付与されます。
マイルの有効期限に関しては、基本的にANAとJALで大きな違いはありませんが、ANAカードならポイントとして貯めておき、貯まった時点でマイルに交換することが可能です。
これにより、有効期限を気にすることなく、ポイントとして無期限に貯め続けてから、特典航空券をゲットできますね!
ANAとJALの貯めやすさを比較!
具体的にANAとJALではどれくらい貯めやすさが変わるのか、気になりますよね。
そこで、次の3つの項目でANAとJALマイルの貯めやすさを比較しました。
フライトマイル
まず1つ目は、フライトマイルです。
飛行機に搭乗することで付与されるフライトマイルですが、換算率の計算方法はANAとJALでほとんど変わりません。
国内線は、以下の2つを使って計算します。
- 搭乗区間基本マイレージ
- 搭乗時の運賃種別
ちなみに、マイルと交換できる特典航空券に関しては、積算対象外となるため、フライトマイルがもらえません。
続いて国際線ですが、こちらは搭乗区間基本マイレージと、予約クラスごとに所定の積算率をかけて算出しているんですね。
ただし、ANAとJALでは加盟している航空連合が異なるため、提携航空会社の多いスターアライアンスに所属しているANAの方が、フライトマイルを貯めやすいかもしれません。
クレジットカードのポイントの貯めやすさ
飛行機に乗らない人にとって、最も重要になるのがクレジットカードのポイントの貯めやすさです。
ANAマイレージクラブに参加できるANAカードは、豊富な種類から選ぶことができるため、マイル高還元率を実現しているものがあります。
通常なら100円で1マイルなのに対し、ゴールドカード以上なら100円で2マイル貯まる場合があるんですよ。
一方、JALカードは通常100円で1マイル貯まりますが、ゴールドカードでも1〜1.25マイルです。
ANAのように、JALカードは有効期限を伸ばすことができないため、目標マイナスに達成しないまま、有効期限が切れてしまう可能性もあります。
これを考えると、やはりクレジットカードのポイントを貯めやすいのは、ANAカードになりますね!
入会キャンペーンが充実
JALカードは入会キャンペーンにあまり力を入れていませんが、ANAカードは入会キャンペーンが非常に充実しています!
上記でも少し触れましたが、ANAアメックスカードに入会すれば、一定の条件を満たすことにより、35,000マイルが付与されるわけです
※一定の条件とは、3ヶ月以内に70万円のクレジット利用を指します。
35,000マイルは簡単に貯めることができないので、40,000マイルでゲットできるハワイ便の特典航空券を狙う人は、今がチャンスかもしれませんね。
僕はマイル欲しさにクレジットカードを発行しました!カード作って利用するだけで、ハワイ往復分にちかいマイルを貰えるのはお得すぎです!
アメックスや楽天市場を使うならANAがおすすめ
盛大な入会キャンペーンを行っている「アメックス」や、楽天スーパーポイントが貯まる「楽天市場」を使う人なら、ANAがおすすめです!
楽天だとマイル還元率が10%になる!
ANAカードに入会している人は、ANAマイレージモールを経由して楽天市場を利用すると、200円につき1マイルがプラスされます。
通常なら200円の買い物で2ポイントが貯まり、その2ポイントを1マイルと交換できるシステムなのですが、ANAマイレージモールを利用することで、1マイルが余分に多くもらえるんですよ。
0.5%の還元率が最大1.0%になるため、日常的に楽天市場で買い物する人には、大きなメリットとなりますね。
また、楽天スーパーポイントは各種サービスを利用することでどんどんポイントがアップします。
ポイントアップを実現した状態で買い物を行えば、ご覧のように55,880円の商品で、10,044ポイントももらえるわけです。
これをANAマイルにすると、5,022マイルが貯まる計算となるため、およそ10倍を実現します!
お得なので買っちゃいました
約5万5,000円が4万5,000円で買える上に、マイルが5000マイルたまるのでゴープロを買っちゃいました。
HERO7がボロボロだったのでお得に買えてよかったです!
ハワイ往復の4万マイルを貯めるのは正直大変
日ごろから飛行機に乗らない陸マイラーが、クレジットカードのポイントをマイルに変換して40,000マイル貯めるためには、300万円以上のクレジット利用が必要です。
特約店を利用することにより、もうちょっと少ないクレジット利用でも貯まる可能性はありますが、一般的には年間70〜80万円の利用で10,000マイルが貯まるといわれているんですよ。
しかし、すべての生活費をクレジットで決済できるわけではありません。
食品や日用品、公共光熱費の支払いに利用することができたとしても、住宅ローンや車のローンでクレジットカードを利用できるケースは、ほとんどないからです。
つまり、ハワイ往復の特典航空券40,000マイルを貯めるのは、口でいうほど容易ではありません。
そこで便利に活用したいのが、記事内で何度かご紹介しているANAアメックスカードの入会キャンペーンです。
この入会キャンペーンを利用すれば、3ヶ月以内に700,000円のクレジット利用で、35,000マイルがもらえます。
残りの5,000マイルはそこまで時間をかけずに貯められるため、速攻でハワイ往復の特典航空券をゲットできますね!
イオン・ファミリーマートを使うならJAL
JALは、イオンやファミリーマートと提携しているため、年会費や発行手数料無料のJMB WAONに入会することにより、次のようにマイルが貯まります!
JMB WAONなら100円で3.5マイル
JMB WAONには、クレジット機能があるものと、クレジット機能がないものの2種類があります。
クレジット機能がある「イオン JMBカード」を発行してクレジット利用すれば、通常200円で1マイルが貯まります。
しかし、ポイントアップデーやオートチャージ機能などを上手に活用することにより、最大で200円が7マイルになる計算です。
つまり、100円で3.5マイルの還元率を実現するため、日常の買い物だけで国内線の特典航空券をゲットするのも夢ではありません。
ANAとJALの提携ポイントの移行は?
ANAとJALでは、提携ポイントが異なります。
よく使う利用するお店で、マイルへと移行できる提携ポイントが多ければ、より早くマイルが貯められますよね。
ANAマイルや、JALマイルに移行できる提携ポイントの種類と、提携ポイントのマイル交換数の一部を以下にまとめてみました。
ANAマイレージクラブ
ANAマイルに交換できる提携ポイントは、以下の4つが代表的です。
- 楽天スーパーポイント 2ポイント=1マイル
- Tポイント 500ポイント=250マイル
- ナナコポイント 500ポイント=250マイル
- メトロポイント 100ポイント=90マイル
ご覧いただくとわかるように、ANAマイルに交換することにより、メトロポイント以外は、半分程度になってしまいますよね。
少し損した気持ちになりますが、特典航空券と交換することを考えると、これでもお得になるため、ぜひ前向きに捉えてください!
また、先ほどもお話ししていますが、楽天スーパーポイントやTポイントは、クレジット決済を行ってもちゃんとポイントが貯まります。
クレジットカードのポイントも同時に貯まっていくシステムとなるため、両方のポイントを1度にゲットできるのは大きなメリットです。
JALマイレージバンク
JALマイルに交換できる提携ポイントは、以下の3つが代表的です。
- Pontaポイント 2ポイント→1マイル
- dポイント(ドコモ) 5,000ポイント→2,500マイル
- エポスポイント(マルイ) 500ポイント→250マイル
もちろん上記以外にも、JALマイルが貯まる提携ポイントはありますが、日常的に利用しやすいのはこちらの3つになるでしょう。
提携ポイントを、JALマイルに交換する際に気をつけたいのは、ポイントが半分になってしまう点です。
ANAマイルを貯めやすいメトロポイントのような、マイル還元率を実現しやすい提携ポイントがないため、少し貯めにくいかもしれませんね。
ANAとJALのマイルの使いやすさを徹底比較!
続いて、ANAマイルとJALマイルの使いやすさを徹底比較するために、特典航空券に必要なマイル数をまとめました。
ANAマイレージクラブの特典航空券に必要なマイル
ANA | エコノミー | プレエコ | ビジネス | ファースト |
日本短距離 | 12,000 | ー | ー | ー |
日本長距離 | 15,000 | ー | ー | ー |
韓国 | 15,000 | ー | 30,000 | 45,000 |
グアム | 20,000 | ー | 40,000 | 60,000 |
バンコク | 35,000 | 51,000 | 60,000 | 105,000 |
ハワイ | 40,000 | 58,000 | 65,000 | 120,000 |
シドニー | 45,000 | 62,000 | 75,000 | 135,000 |
ニューヨーク | 50,000 | 72,000 | 85,000 | 150,000 |
ロンドン | 55,000 | 77,000 | 90,000 | 165,000 |
国内線に関しては、12,000〜15,000マイルで特典航空券と交換できます。
国際線に関しては、日本から近い韓国が15,000マイルとなり、グアムは20,000マイルです。
日本人から人気のあるハワイに関しては、40,000マイルが必要となります。これを考えると、かなり根気よくマイルを貯めていく必要があるでしょう。
また、ANAの特典航空券はシーズンによって必要マイル数が変わります。
今回ご紹介しているのは、通常期の必要マイル数です。
年末年始やお盆といった繁忙期の必要マイル数が気になる方は、ANAの公式サイトをチェックしてみてくださいね。
JALマイレージバンクの特典航空券に必要なマイル
JAL | エコノミー | プレエコ | ビジネス | ファースト |
日本短距離 | 12,000 | ー | ー | ー |
日本長距離 | 15,000 | ー | ー | ー |
韓国 | 15,000 | ー | 36,000 | ー |
グアム | 20,000 | ー | 45,000 | 72,000 |
バンコク | 35,000 | 50,000 | 80,000 | 100,000 |
ハワイ | 40,000 | 60,000 | 80,000 | 100,000 |
シドニー | 40,000 | 50,000 | 80,000 | 100,000 |
ニューヨーク | 50,000 | 65,000 | 100,000 | 140,000 |
ロンドン | 55,000 | 70,000 | 110,000 | 160,000 |
JALの特典航空券も、ANAの特定航空券と同じように国内線は往復で12,000〜15,000マイルです。
国際線は、韓国が少ないマイル数で特典航空券と交換できるため、羽田 ⇆ 那覇間と同様に15,000マイルとなります。
グアムは20,000マイル、ハワイは40,000マイルになるので、ANA特典航空券と交換できるマイル数に大きな違いはありません。
ただし、JALマイルに関しては、ANAのようにシーズンごとにマイル数が変わるシステムではありません。
「ディスカウントマイル」や「JALカード割引」が利用できる期間が設けられていることもありますが、通常よりもお得なマイル数になる仕組みです。
この点に関しては、ANAより優れているといえますね!
エコノミークラスならどっちも同じ
国内線には違いがないため、国際線のエコノミークラスで、JALとANAの特典航空券を比較してみたところ、1つだけ違いがありました。
その違いとは、シドニー便だけJALの特典航空券の方が、5,000マイルお得になる点です。
しかし、その他の路線は全く同じなので、エコノミークラスなら、どちらも変わらないと思っておいてください。
ビジネスクラスならANA
国際線のビジネスクラスに注目してみると、明らかにJALよりも、ANAの方が有利になることがわかりました。
ほぼ全ての路線で、ANAは特典航空券と交換できるマイル数がお得です。
ビジネスクラスを利用した海外旅行を検討しているのであれば、JALよりもANAのマイルを貯めて、特典航空券に交換した方が良さそうですね。
ファーストクラスならJAL
ファーストクラスになると、全体的にANAよりもJALの方が、特典航空券と交換する必要マイル数が少なめです。
グアムのみ例外となりますが、その他の国へファーストクラスを使って渡航されるのであれば、JALの方が良いかもしれませんね。
ANAとJALの特典航空券のとりやすさを徹底比較!
特典航空券と交換するだけのマイルをなんとか貯めることができたとしても、「特典航空券枠の座席が、全部埋まってる・・」なんて事態に遭遇してしまったら、意味がありませんよね。
そこで、ANAとJALではどのくらい特典航空券の取りやすさが違うのか、国内線と国際線で比較してみました。
国内線
特典航空券の予約開始時期は、ANAとJALともに、希望日2ヶ月前の9時30分から4日前までと定められています。
繁忙期に関しては、どちらも開始時刻と同時に予約が埋まってしまうため、希望日の理想の時間に座席を確保できない可能性の方が高いでしょう。
しかし、通常期であれば比較的JALの方が予約が取りやすいかもしれません。
理由は上記でもご紹介していますが、JALの特典航空券は、ANAよりも競争率が低いからです。
マイルを貯めやすいANAを選ぶ人が多いため、たとえ同じ座席数の枠があったとしても、JALの方が希望日に取れる可能性は高いですね。
ただし、希望開始日に予約が取れなかったとしても、こまめにチェックしていればANA・JALの特典航空券ともに、空きが出る可能性が高いです。
微妙にJALの方が有利ですが、さほど変わらないため、大きな違いはないでしょう。
国際線
国際線の予約開始日は、JALとANAで以下のようになります。
- JAL → 搭乗日360日前の午前10時から開始
- ANA → 搭乗日355日前の午前9時から開始
ちなみに、JALは2019年4月1日から予約開始日が上記のように変更されました。
ハワイを始めとする人気の路線に関しては、どちらも繁忙期は特典航空券の予約が取りにくいです。
予約開始日の開始時刻を狙って予約しようとしても、なかなか座席を確保することができません。
繁忙期を狙って特典航空券を取りたいのであれば、どちらも直前キャンセルを狙った方が確率が高いかもしれませんね。
ただし、国内線でもお伝えしたようにJALはANAほどの競争率ではありません。
年末年始やGWといった人気が集中する日程を避ければ、繁忙期であったとしても、JALの方が座席を確保できる確率が高いです。
日本人に人気のハワイはJALが取りやすい
ハワイ路線を狙って特典航空券をお考えなら、間違いなくJALの方がおすすめですね。
こちらに関しても先ほど簡単にご紹介していますが、JALはハワイアン航空とマイレージの提携をしています。
このおかげで、JAL便だけじゃなくハワイアン航空の便も特典航空券で予約ができるため、確保できる座席数に、ANAとは大きな違いが出ます。
ちなみに、ANAは2019年5月からハワイ便の座席数が増えました。これに伴い、以前よりは特典航空券での座席を確保しやすくなっています。
どうしてもANAでハワイに行きたい人は、ぜひ覚えておいてくださいね。
マイルを特典航空券以外に使う場合はどうなの?
貯めたマイルは、特典航空券に使うのが1番お得です。
しかし、人によっては特典航空券にさほど興味がない場合もあるでしょう。
そこで、特典航空券以外にマイルを使う方法では、ANAとJALのどちらが得なのか調べました。
ANAマイレージクラブ
特典航空券以外のマイル交換先で旅行に役立てたいのであれば、ANA SKYコインがおすすめですね。
こちらは、航空券購入やツアー代金の支払いなどに利用できます。
1マイルが1円での計算となるため、特典航空券と比較すると損してしまう可能性が高いです。
しかし! 希望日に特典航空券枠の予約が取れなかった際には、活躍しそうですよね。
また、ANAマイルは次のような提携ポイントに交換することも可能です。
【スターバックスコーヒー】
10,000マイルで10,000円分をカードにチャージ
【電子マネー(楽天Edy)】
10,000マイルで10,000円分と交換
【楽天スーパーポイント】
10,000マイルで楽天スーパーポイント10,000円分と交換
【Tポイント】
10,000マイルでTポイント10,000円分と交換
【nanacoポイント】
10,000マイルでnanacoポイント10,000円分と交換
他にも交換できる提携ポイントがありますが、人気を集めているのは上記の5つです。
いずれにしても、1マイルを1円相当で交換することになりますね。
JALマイレージバンク
JALマイルに関しても、特典航空券に交換するのが1番メリットが大きいですが、それ以外だとe JALポイントに交換することで、航空券やツアー代金にあてられます。
ちなみに、e JALポイントは5,000マイルから交換が可能ですが、5,000マイルだと5,000ポイントにしかなりません。
しかし10,000マイルだと、15,000ポイントに交換してもらえるため、マイルからポイントへの還元率が通常よりも高くなりますね。
なお、2020年の3月31日までは、JALカード会員限定で、3,000マイルから3,000ポイントに交換できるキャンペーンが行われています。
その他のマイル交換先ですが、次のような提携ポイントが人気です。
【WAON】
10,000マイルが10,000WAON
※ 2020年3月31日までは、10,000マイルが11,000WAONに交換できるキャンペーンが行われています。
【Suica】
10,000マイルが10,000円相当と交換
【Ponta】
1,000マイル単位で、1マイルを0.5Pontaポイントに交換
【dポイント】
10,000マイルが10,000 dポイントに交換
こちらもANA同様に、平均すると10,000マイルが10,000円相当となるため、特に大きな違いはありませんね。
僕的にはANAがおすすめ!
僕的には、JALマイルよりもANAマイルが次の4つの理由からおすすめです!
そもそもマイルを貯めるのは難しい
ネットで紹介されている記事の多くは、「マイルが簡単に貯まる!」なんて紹介していますよね。
しかし、いざクレジットカードを使って、陸マイラーとしてマイルを貯めようと思うと、かなりの額をクレジット決済しなくてはいけません。
これを考えると、そもそもマイルを貯めるのは非常に難しいんですよ。
しかし、ANAカードであればJALカードよりもはるかに多くのマイルが貯まります。
わずかな特典航空券の取りやすさを比較したところで、マイルが貯まらなくては意味がありません!
クレジットカードと提携してるのでマイルを貯めやすい
くどいようですが、ANAカードはキャンペーンも充実していますし、クレジットカードの種類が豊富です。
高還元率のクレジットカードがJALよりも圧倒的に選びやすいため、選び方さえ間違えなければ、ANAマイルが日常の買い物でどんどん貯まります。
楽天市場や、セブンイレブンを活用している人は、他の人よりも多くのANAマイルをスムーズに貯められるでしょう。
マイルでファーストクラスに乗ることはない
国際線のファーストクラス特典航空券に必要なマイル数は、圧倒的にJALの方が有利です。
しかし、マイルを使ってファーストクラスに乗ることは、はっきりいってほとんどありません。
座席をグレードアップしたい人の多くは、ビジネスクラスを狙います。
これを考えると、ビジネスクラス特典航空券がお得になるANAのマイルの方が、使い勝手が良いですね。
ANAのほうが会社としても安心
これは完全に個人的な主観も入りますが、ANAの方が会社として安心なイメージがあります。
JALは飲酒などの問題が多いため、命を預ける身になって考えると、頭に不安がよぎるんですよ。
特に、家族を連れて飛行機で旅行する人は、安全性はとても重要です。
マイルの使いやすさだけにとらわれず、自分や自分の大切な人の命を、安心して預けられる航空会社を選びたいですね!
海外旅行に行く方で、海外旅行保険に加入していない人は多いです。
しかし、これって正直やばいです。こっちがひやひやしてしまうくらい、危ないです!
たとえば、アメリカで手術すると盲腸で300万円とかの費用になります。海外旅行保険加入していないと、これが自腹です。
ヤバいですよね。破産してしまいます。
そこで、海外旅行保険に加入しましょう。とはいっても、海外旅行保険付きのクレジットカードを発行すればオッケーです!
おすすめのカードは、エポスカードです。
うれしいことに、自動付帯なのでエポスカードを持っているだけで、海外保険が適用されます!
年会費無料で海外旅行保険に加入できるので、持っていなければ損ですよね。