イタリアにあるヴェネツィアをご存知ですか。ヴェネツィアは、世界遺産にも登録されている場所です。
水の都と呼ばれ、都市全体が水上にある魅力的で美しい街です。日本でも観光ツアーが多くあり、人気が高いスポットでもあります。また、映画などにもたびたびモチーフされています。
ヴェネツィアに、行った方の大半は「もう一度行きたい」と言わせるほど魅力に溢れた場所なんです!ヴェネツィアまで距離がありますが、一度は訪れたほうが良い場所の1つです。機会がある方は、一度行ってみることをおすすめします。
今回は、ヴェネツィアをご紹介します。幻想的な風景や美しい建築物を、記事越しに堪能してください。美しさに感動しますよ!
ヴェネツィアの由来と歴史
ヴェネツィアは、ラテン語で「ウェネティ人の土地」という意味なんです。地中海の1つでもあるアドリア海の奥に拡がる土地をウェネティアと呼んでいたことから来ているのですよ。
ウェネティア(Venetia)をイタリアのラテン語の読み方に従うと、ヴェネツィアになります。
ヴェネツィアの歴史は、5世紀にイタリアの住民がやってきたことで始まります。イタリア人がこの土地に来た理由が、ゲルマン人のイタリア侵攻から逃れるためだったからです。
ヴェネツィアは、足場が悪い湿地帯のため、侵入者は追ってくることが出来ず、避難した人々はここに暮らし続けます。干潟のメリットをなくさないために干拓せずに街を発展させました。
その後は政府を組織し、697年ヴェネツィア共和国の始まりである。ヨーロッパ各国との貿易を重視し、ヴェネツィアは発展しました。15世紀には世界でも屈指の海軍力をもつ都市国家になったのです。
しかし大砲が登場したことで、干潟のメリットが失われたり、オスマン帝国(後のトルコ人)が海の覇権を伸ばしたりしてヴェネツィアは衰退しました。また、インド航路の発見によってアジアとの貿易が盛んになり、ヴェネツィア共和国は国としての強みをことごとく失ってしまいました。
18世紀末、ついにナポレオン・ボナパルト率いるフランスの侵略を許し、共和国は崩壊します。現在のようにイタリアの一部となったのは、19世紀のことでした。
1987年には、美しい街並みや景観が評価され、世界遺産に登録されました。
ヴェネツィアってどこにある?
ヴェネツィアは、イタリア北東部に位置する都市で、ヴェネト州(イタリア北東部に位置する州)の州都でヴェネツィア県の県都です。日本と同じ県が使われています。聞きなれた言葉は安心できますね!
ヴェネツィアではなく、ベネチアと表記されることもあるので注意しましょう。両方とも同じ都市ですよ。
別名もたくさんあり「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などが有名です。
ヴェネツィアってどんなところ?
ヴェネツィアの由来や歴史は、わかったけど実際どんなところか気になりますよね。ヴェネツィアは、世界遺産に登録されています。街の存在が世界遺産なんです!
ヴェネツィアは、他では見れないことや体験できないことがたくさんある美しい街です。ヴェネツィアがどんなところかご紹介します。美しい街や建築物を見たらヴェネツィアに行きたくなりますよ!
水の都
ヴェネツィアは、水の街です。水上で暮らしています。アニメでしか見たことがない光景がそこにはあります。
また車では、入ることができません。交通手段が船なんです!日本では、考えられませんよね。日本で船がでるときは、大雨で道が川になったときぐらいです。
ヴェネツィアの水に浮かぶ街並みは美しく、夕日に染まった街の風景は別格ですよ。感動します!
しかし、近年では地球温暖化が進みヴェネツィアが沈む可能性があります。美しい街が今後消えてしまうと考えると一度は訪れたほうが良いスポットです。
ボートで移動する
ヴェネツィアは、水の上に街があるためボートでしか移動手段がありません。そのボートにも種類がりあります。
代表的なゴンドラ、水上タクシー、ヴァポレットと言われる水上バスの3つが移動手段です。
ゴンドラは、ヴェネツィアを観光するには最適な乗り物です。ヴェネツィアの美しい街並みをゆっくり見ることができ優雅な時間を過ごすことができますよ!
水上タクシーとヴァポレットは速く目的地に着きたい方や団体移動のときには便利です。
仮面が有名
ヴェネツィアは、仮面が有名です。毎年ヴェネツアで開催される、ヴェネチアカーニバルがあるからです。仮面舞踏会とも言われ、世界三大カーニバルの一つに数えられるほど凄いお祭りなんです!
その歴史は、ヨーロッパの中でも古く始まったのが11世紀と言われています。昔は、宗教的な感じでしたが、現在は仮面をつけて、自由に参加できる楽しい祭りです。
ヨーロッパの中でもその歴史は古く、始まったのは11世紀と言われています。カーニバルとは日本語で言う謝肉祭の事なんです。
当時は宗教的な部分が多かったのですが、現在は仮面を付けて、自由に参加できる賑やかなカーニバルになっています。
ヴェネツィアへのアクセスや行き方
ヴェネツィアから最寄の空路は、イタリア本土にあるヴェネツィア・テッセラ空港になります。別名は、マルコ・ポーロ国際空港とも言います。こちらの方が聞いたこともある方もいますよね。
羽田空港からカタール経由で、ヴェネツィア・テッセラ空港に向かいます。時間は、約21時間くらいで、飛行機代は9万円~12万円掛かります。
約1日掛かってしまいますが、空から見る光景は絶景ですよ!離陸前は、起きているようにしましょう。絶景を見逃してしまいます。
空港からヴェネツィアまでは、水上または陸上からの2つになります。水上バスや水上タクシーなら、ヴェネツィアの街を水上から優雅に堪能できるので水上バスがおすすめです。
陸上では、バスかタクシーでヴェネツィアに行くことになります。しかしヴェネツィアは、車の進入ができないので、ヴェネツィアの入り口のローマ広場までしか行けません。そこから、ヴェネツィアにあるサンタルチア駅まで鉄道で行き、ヴェネツィアに到着です。
サン・マルコ広場
サン・マルコ広場は、ヴェネツィアに来た方が必ず訪れる場所です。街の中心でもある広場で観光地としても人気なんですよ。
歴史的建造物が多く広場にはあります。かのナポレオンが「世界で最も美しい広場」だと言った場所なんです。
サン・マルコ広場は、カーニバルのメイン会場です。カーニバルの際は、広場が人で溢れています。仮装した方やそれを撮っている方などが、たくさんいて賑わっています。
サン・マルコ大聖堂
サン・マルコ大聖堂は、サン・マルコ寺院とも呼ぶことがあります。サン・マルコ広場に面して建てられており、広場に出ればすぐ目に入る建物です。
サン・マルコ大聖堂は、無料で中に入ることができます。一部有料もあります。有料のゾーンは「博物館、パラ・ドーロ、宝物庫」などになります。
サン・マルコ大聖堂と言えば、黄金のモザイクが有名です。聖堂の中一面に黄金のモザイクがあり感動しますよ!写真でこの感動を伝えることが出来ないのが残念です。聖堂の中は撮影禁止になっているので注意しましょう。
ドゥカーレ宮殿
サン・マルコ広場に面しているドゥカーレ宮殿は、昔総督兼政庁だった建築物なんです。サン・マルコ広場に面しており、宮殿のほかに、牢獄跡とため息橋があります。
宮殿には、絵画がたくさんあり、中でも大評議会の間にある絵画は、迫力があり見ないと損ですよ!
また、黄金の階段があり1階から2階にあがる階段が黄金で出来ています。黄金の階段なんて見たことないですよね。ドゥカーレ宮殿は黄金の階段を見るのではなく歩くことが出来るのです。
ヴェネツィアに来た際は、宮殿により黄金の階段や絵画を見るのがおすすめです。
カナル・グランデ
カナル・グランデは、S字を描いてヴェネツィアの街を二分している巨大な運河のことです。大運河と言う意味もあり、ヴェネツィアの風景を堪能することができます。
カナル・グランデを、楽しむにはゴンドラが一番です。美しい街や橋を、見ることができます。世界で、一番の美しい通りと言っても良いくらい絶景です。まるで、ファンタジー世界に迷い込んだ気分になりますよ!
リアルト橋
リアルト橋は、カナル・グランデに架かる橋の1つです。「白い巨象」とも呼ばれています。
橋の上には、アーケードが作られ、お店が並んでいます。日本で橋と言えば、車や歩行者が渡る道がですよね。
リアルト橋は、橋の上にお店があるので買い物などができます。橋の上で買い物とか不思議な感じですね(笑)
また、買い物のほかにリアルト橋から見る景色が美しく最高なんです!夜街が、ライトアップしたときの風景は感動します。
時計塔
ヴェネツィアにある時計塔は、「ムーア人の時計塔」とも呼ばれています。サン・マルコ広場に立つ時計塔です。
この時計塔が凄いのは、500年間時計として機能していることです。この時計塔は、500年間正確に時を刻んでいます。塔の上にはムーア人の像が2体あり、正午になるとこの像が鐘を鳴らし時を伝えてくれます。
時計は、大理石とラピスラズリ(和名で瑠璃(るり)と呼ぶ青金石)でできています。時計塔には、ムーア人の像のほかに「有翼のライオン」が置かれています。
時計塔の周りは、人で賑わって記念写真などが撮りにくいです。時計塔の写真を撮りたいかたは、早朝に訪れると良いですよ。
ムラーノ島
ムラーノ島は、ヴェネツィア本島の北東に島はあります。ヴェネツィアの本土から水上バスで10分ほど移動したところにあるのがムラーノ島です。
この島はなんといっても、カラフルな色合いが特徴のヴェネツィアン・グラスの生産地として有名なんです。
落ち着いた街並みには、色彩が美しいガラス工芸店が数多くあります。工芸店のはかに、ヴェネツィアン・グラスの歴史がわかる「ガラス博物館」や「サンティ・マリア・エ・ドナート教会、サン・ピエトロ・マルティーレ教会」など、芸術的な建築物もおすすめの観光スポットです。
ヴェネツィアン・グラスは、購入もできます。女性が目移りしてしまうものから、旅の思い出になる物がたくさんあります。ぜひ、買っていきましょう。
ため息橋
ため息橋は、16世紀に架けられたヴェネツィアの橋の1つです。白い大理石で作られており、ドゥカーレ宮殿と牢獄を結んでいます。
名前の由来は、独房へと入れられる囚人がこの橋を渡る時、その窓から見える美しい風景を目にし、外を眺める最後と思い溜め息をついた、ということから「ため息橋」と名付けられています。
地元の言い伝えによれば、恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛が約束されるというものです。ロマンティックですよね!結ばれたいカップルは、必ず行きましょう。
このような言い伝えがあるので、橋の下の水路はゴンドラでヴェネツィアを観光する時の定番のコースになっています。
ブラーノ島
ブラーノ島は、ヴェネツィア本島の北東にある島で、レース織で有名です。この島の特徴が家が非常にカラフルなんです。島自体もそんなに広くないので、1時間くらいで島中を歩けます。
おとぎの国に来たような家がたくさんあり、可愛さに圧倒されること間違いなしです。ヴェネツィアに来た際には必ず訪れて欲しい島です。
サンタ マリア デッラ サルーテ教会
サン・マルコ広場の近くにある「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会」は一般にサルーテと縮めて呼ばれているのです。和名は、救済の聖母マリア聖堂と言います。
この教会は、ペストの終焉を祈願して建てられたのが、サルーテです。サルーテは、ヴェネツィアある教会の中でも、その一、二を争う美しさです!
サルーテは、毎年 11 月 21 日にマドンナ デッラ サルーテのお祭りが開催されます。この日にヴェネツィアにお越しの方は、ぜひご参加しましょう。何千人もの住民がサルーテ聖堂に集まり、聖母マリアに健康を祈るお祭りです。
サン ジョルジョ マッジョーレ教会
「水辺の貴婦人」と呼ばれ、美しさと落ち着いた感じの「サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会」は、ヴェネツィアの南に位置する島、サン・ジョルジョ・マッジョーレにあります。
教会には、鐘楼が一般に開放されていて、そこからは十分な高さからヴェネツィアの全景が楽しめます。その美しい景色はまさに絶景としか言いようのないものです!
ヴェネツィアの全景が楽しめる場所は、数が少なく混雑する可能性があるので、早朝か午前中が人ごみもなく思う存分写真を撮ることができます。
まとめ
水の都ヴェネツィアは多くの人の憧れですよね。ローマなど美しい都市が多いイタリアの中でもヴェネツィアは人気の観光スポットです。
水路が入り組む美しい風景や建築物を楽しめるヴェネツィアは、何度行ってもまた行きたいと思える魅力に溢れた水上都市です。
ヴェネツィアは見るスポットが多いのです。観光ツアーの内容では、自由に移動できないなんてこともあります。時間を気にせず自分のペースで街を巡るのがおすすめです。
温暖化で水面が上昇している話も聞きます。何十年先には、この美しい都市がなくなってしまうかもしれません。この美しい都市を見ないの損です。ヴェネツィアまで遠いですが人生に一度は訪れて欲しい場所です。
ヴェネツィアに行く方は、世界遺産にも登録されているヴェネツィアの魅力をしっかりと満喫してみてくださいね。
海外旅行に行く方で、海外旅行保険に加入していない人は多いです。
しかし、これって正直やばいです。こっちがひやひやしてしまうくらい、危ないです!
たとえば、アメリカで手術すると盲腸で300万円とかの費用になります。海外旅行保険加入していないと、これが自腹です。
ヤバいですよね。破産してしまいます。
そこで、海外旅行保険に加入しましょう。とはいっても、海外旅行保険付きのクレジットカードを発行すればオッケーです!
おすすめのカードは、エポスカードです。
うれしいことに、自動付帯なのでエポスカードを持っているだけで、海外保険が適用されます!
年会費無料で海外旅行保険に加入できるので、持っていなければ損ですよね。