ビジネス論

公務員になると後悔する理由【将来性の無いブラック環境です】

どうも!笑ってトラベルのなかじ(@nakajigundam)です。

働く人たちすべてが「安定したい」と思っています。僕ももちろん安定したいと思っていますよ。

安定した仕事というと真っ先に思い浮かぶのが「公務員」ですよね。僕たちの親の世代は「公務員になればボーナスもまともにもらえるし将来安定だ」とよく言っています。

たしかにボーナスは安定してもらえるみたいですが、実は公務員はすでに安定しているとは言えません。

そこで今回は公務員になると後悔する理由をお話します。安定が理由で公務員になろうと思っている人は最後までご覧ください。

公務員が安定している時代は終わった

昔から「公務員は安定している」と言われていますが、その時代はすでに終わりました。公務員が安定しているという理由としては以下4つのイメージがあります。

  • 給料が安定している
  • クビにならない
  • 残業が無い
  • ラクな仕事

しかし今やこのイメージは完全に覆されました。すでに公務員にこのイメージは持てません。これから詳しくご説明します。

給料が低い

公務員は給料が安定しているイメージがありますが、実際は安くて安定していると言えません。

年々昇給はするので歳を取ればもちろん上がります。部長クラスになれば年収1,000万も越えるし退職金も2,000万くらいになるみたいです。

しかし20代はかなり低く月14万くらいからのスタートです。正直一般企業でサラリーマンをやった方が高くなる可能性は高いです。

クビになる可能性はある

公務員はクビになる可能性が無いと言われていますが、実際は「クビになりにくい」です。クビになる可能性はあります。

公務員のクビは「分限免職」と言い、2015年に大阪で2人の職員がクビになっています。(参照:東スポWeb)

これ以外にも北海道夕張市では過去事実上の破綻をした時に職員を大量に減らし、給料も40%カットしたという事例もあります。

非正規雇用で窓口職員を雇ったりもしているので今後クビになる可能性も高くなるかもしれません。

残業だらけ

公務員は残業が無いと言われていますが実際は残業だらけです。

教師が一番わかりやすいです。部活動の顧問などやった場合は授業の後も仕事がありますし、土日も休むことができません。生徒が問題を起こした場合も対処しなければなりません。

しかも公務員は残業代が出ないのでこの時間はボランティアです。よほど教師という仕事に情熱が無ければできないですよね。

市役所や省庁も残業が多いです。予算関連の仕事になれば徹夜仕事にもなるそうです。最近は数も減ってきているので一人当たりの仕事量が増えていることも理由になります。

病みやすい

公務員はとても病みやすい仕事です。能力で評価されることが一切なく完全な年功序列だからです。

公務員は一般企業と違い利益を出すことを目的としていないので体制が古いまま変わりません。なので絶えず年功序列が当たり前です。

自分より仕事ができなさそうな人が昇格したりしますし、パワハラやセクハラがあってもよほどじゃなければ消えることはありません。

そのような人の下で仕事をするとなると、相当なストレスが溜まるので公務員は病みやすいのです。

公務員は将来性が無い

公務員は安定しないどころか将来性がありません。将来性が無い理由としてはの3つがあります。

  • 副業ができない
  • スキルが身に付かない
  • 転職しづらい

この3つの理由を詳しくご説明します。将来を含めて公務員を考えている人は要チェックです。

副業ができない

公務員は副業ができません。法律で規制されているので絶対できないです。もし公務員が副業をしてしまえば減給や免職(クビ)などの処分を受けます。

だから給料が低いと感じても自分で増やすことができませんし、公務員の仕事だけではビジネスについて知ることができません。自分で勉強しても公務員をやっていれば実行もできないです。

もし将来何かあって公務員でなくなった場合、一から職を探す羽目になるので将来性は全く無いのです。

スキルが身に付かない

公務員の仕事は公務員しかやらない仕事ばかりなので世の中に必要なスキルは身に付きません。

一般企業と違い儲けることを目的としていないので淡々と仕事をこなすことを求められます。向上心は不要の職業です。

経験こそすれど活用できるスキルは身に付かないので、その後の人生で詰んでしまう可能性もあります。

転職しづらい

公務員は転職しづらいです。副業禁止でビジネスができないうえにスキルも身に付かないのもありますが、世間的に見ても「公務員だから特別なスキルがある」とは見られないのです。

だから一般企業に転職するとなった場合、特に30代以上は即戦力を求められるので採用される可能性が低くなります。専門スキルも無いしマネジメント能力も特別あるとは見られません。

仕事内容によっては難関である公務員試験を苦労して突破したのに、いざ転職となると普通のサラリーマンより厳しくなるのでなかなか転職するとなると難しいんです。

公務員をやりたければ自分を捨てること

これから公務員をやるのであれば「自分」を捨てるしかありません。

公務員は何より「何があってもこの仕事がしたい」という意志がなければできないからです。これからその理由を3つお話します。ぜひ最後までご覧ください。

災害時は強制出勤

公務員は災害が起きた際には強制出勤することになります。

災害が起きれば警察は道路規制で動くし場合によっては消防や救急も動きます。また、国・市町村ごとに海・川・山を管理している部署も動かなければなりません。

災害復旧が必要になる場合は緊急に仕事の段取りをし工事を発注しなければなりません。なによりその前に災害現場を見に行かなければならないので「命の危険」もあるのです。

人のために尽力する素晴らしい仕事ですが、覚悟が必要になる仕事なんです。

どんな人でも相手にする

公務員は仕事相手を選べません。どんな人でも相手にしなければならないのです。

市役所などの窓口には毎日いろんな人が来ます。そして揉める人もたくさんいます。よく役所の窓口で怒っている人見かけますよね。

一般企業であればNGなお客さんは取引停止などできますが、公務員の場合は全ての住民が対象になるのでいわゆる反社的な人でも住民であれば対応しなければなりません。

だからひどいことを言われても対応しなければならないのです。

バッシングが多い

公務員は昔からバッシングが多い仕事です。昔は警察官などを「公僕」という言葉で呼ぶ人もいました。

多くのバッシングは「公務員は税金をもらって働いている」という理由がついてまわります。だから人によっては「俺たちの税金で暮らしているんだから言うことを聞け」と言う人もいます。

汚職事件などが起きれば大変です。末端の窓口を担当している公務員でさえ叩かれます。教師が問題を起こせば、その学校の職員全員が非難されるし、警察に至っては汚職事件が起きれば「ネズミ捕りより大事なことがあるだろう」と吠えられることもよくあります。

このようなバッシングにより病んでしまう公務員も少なくありません。やるのであれば事前に覚悟しておきましょう。

特別な理由が無ければ公務員はやめた方がいい

これまでのお話をまとめると、公務員は以下のような仕事になります。

  • 給料が低いのに副業ができない
  • 終身雇用前提なのでスキルが身に付かず転職は不利
  • 時間外労働が多く災害時には命がけで仕事をする
  • 激務なのに世間から評価が低くバッシングが多い

ほとんどの公務員はストレスと激務に耐えながら一生懸命働いてくれています。なかなか見えづらいですが真剣に考えている人の方が多いです。それはやはり「志」があるあからでしょう。

だから生半可な理由で公務員になれば必ず痛い目を見ます。「お金が欲しい」「成功したい」「若いうちにセミリタイアしたい」など思う人が公務員になると必ず後悔します。

これから就職をする人で公務員を考えている人は今回の話を参考にしてください。もし将来的に稼ぎたかったり早く出世したいと思っている人は、公務員では無く一般企業からキャリアをスタートさせましょう。