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クレジットカードの海外保険請求体験談-中耳炎で緊急入院 in 南米-

コーヒーで有名な中南米の国「グアテマラ」に旅行した際、予期せぬ不運に見舞われてしまいました。

今までに、何度も海外旅行していて初めての経験となりますが、なんと現地にて緊急入院することになったんです。

この際に、クレジットカードに付帯している海外旅行保険を適用することができたので、実際に帰国してから保険金請求を行いました。

どのような流れで現地の病院を受診し、保険金が支払われたのか、今回は一連の流れをわかりやすくご紹介していきます!

グアテマラで中耳炎になって緊急入院!?

上の写真は、実際に僕自身が点滴を受けているところです。

あまりの痛みと息苦しさに、初めて死ぬかと思いました。病室内は白と青を基調としていて、まさに病院の病室といった感じです。

病院に行く前に「クレジットカード会社」に連絡

体調が悪い中でも、まずは病院に行く前に海外旅行保険を付帯しているクレジットカード会社に連絡しました。

なぜこのような行動を先に取ったのかというと、次の2つを確認したかったからです。

  • 保険適用の確認
  • キャッシュレス受診が可能か確認できる

以前、タイ旅行している最中にも現地の病院を受診して薬を処方してもらった経験がありましたが、このときにはキャッシュレス受診が可能でした。

今回もそのときの体験同様に、キャッシュレス受診が可能か確認しておきたかったんです。

今回は本当に運良く6万円程度で済みましたが、アメリカでは桁がひとつ違ってきます。

なお、僕が所持しているクレジットカードはキャッシュレス受診が可能なため、これが使えれば現地でお金を支払う必要がありません。

そのため、病院に行く前にはしっかりと確認しておきたいと思いました。

田舎すぎてキャッシュレス受診ができない

グアテマラは、中央アメリカ北部に位置する中米の共和国です。

マヤ文明が栄えた国としても有名で、中米では最も人口が多いことで知られていますが、僕が訪れた「フローレス」といった場所は、実際に訪れてみるとかなり田舎なんですよ。

ちなみに、漫画「ワンピース」の空島編で、シャンドラのモデルとなった遺跡があるのが、こちらのフローレスになります。

ワンピース好きにはたまらない聖地ですが、田舎すぎてキャッシュレス受診を利用できる病院がなかったため、自腹(カード決済)を切らずに受診することは不可能でした。

しかし、自腹といっても保険が使えないわけではありません。

あくまでキャッシュレス受診ができないというだけで、帰国後はしっかりと保険会社に精算してもらうことができます。

病院で2点の書類を貰えればどこでも保険適用とのこと

保険を適用させるためには、以下の2点の書類を受け取ってきてほしいといわれました。

  1. 領収書(Receipt)
  2. 医師の診断書(Medical certificate)

10万円を超える場合のみ、診断書が必要となります。

ちなみに、医療費キャッシュレス・緊急アシスタントサービスが使える場合は、支払い不要です。

現地で受け取ってきた実際の書類2枚

現地で受け取るのは、下の写真のような2枚の書類です。

書類1:領収書

領収書は治療代と薬代で分かれているようです。

書類2:医師が発行した診断書

医師のサインが書かれています。上の書類の項目を翻訳すると、次のように書いてありました。

診断項目 結果 基準値
赤血球沈降速度 10mm/時間 0-20mm/時間

専門用語なので、詳しい意味はよくわかりませんが、健康になったからOKといった感じですね。

なお、請求金額は日本円でおよそ60,000円程度です。

診断書に記載されている名前は1文字間違っていましたが、これでも問題なく保険会社に受理してもらうことができました!

中耳炎と蓄膿症で入院することに

僕を襲った痛みと息苦しさの原因は、「中耳炎」と「蓄膿症」でした。

病院の先生と看護師さんはスペイン語でやりとりをしているため、何を話しているのかよくわかりません。

さらに、看護師さんには何度も太い注射針を謎に刺され、これがかなり痛かったです。

部屋自体は広いし、エアコンも完備されていますが、ナースコールのようなものは一切ありませんでした。

点滴が逆流するといったトラブルが発生しまし、入院している患者であるにも関わらず、自力で看護師さんを呼びに行くことになりました(笑)

移動の飛行機で耳の痛みが酷くなる

飛行機は、激しい気圧変化があるためか、現地に向かう飛行機の中でかつてない体調不良に襲われました。

耳の痛みは徐々に悪化し、途中で耐えられなくなるほどです。

なぜ、このような状態に陥ってしまったのかというと、飛行機が苦手なわけでも耳に持病があるわけでもなく、風邪気味で鼻が詰まっていたんです。

通常なら抜ける気圧がまったく抜けず、想像をはるかに超えた恐ろしい体験でした。

僕は旅行慣れしているほうだと思いますが、その日の体調によっては、誰でもこのような事態を引き起こしてしまうのかもしれません。

海外旅行前は、しっかりと体調管理するべきですね。

チケットを取っている以上はキャンセルは可能な限り避けたいですが、止むをえない場合は本当に注意しましょう。

診断されたのは「急性中耳炎」と「蓄膿症」

僕が診断された急性中耳炎と蓄膿症は、次のような症状を指します。

  • 急性中耳炎喉と耳をつなぐ場所で炎症が起き、猛烈な耳の奥の痛みと発熱を伴う
  • 蓄膿症鼻の奥にある空気を貯めている空間(通称 副鼻腔)に炎症が常に起きている状態

鼻が本来持ち合わせている加湿・空気清浄といった機能が働かなくなり、ウィルスや細菌感染を引き起こしやすくなるんです。

たとえば、子供が風邪をひいた際に「急性中耳炎」はよく見かけますよね。

緊急でなければ、抗生物質を服用することにより自然と良くなります。

蓄膿症も、投薬治療によって改善されるケースが多いため、命に関わるような大病ではありません。

ただ、僕がかかったグアテマラの病院では、日本ではみかけないくらい、手厚い検査をしてくれました。

CTのような精密検査まで行われたので、しっかりと診てもらえている安心感はありますね。

1泊の入院で6万円の請求が発生

日本にいると、健康保険を常に適用しているため、1泊程度の入院ならここまでの費用を請求されることはほとんどありません。

国民健康保険によって、3割程度の自己負担で済んでいるのです。

しかし海外では、健康保険を適用することができないため、100%自腹です。

したがって、たとえ1泊の入院であっても、このような高額な費用を請求されてしまいます。

なお、6万円の治療費用に関しては、クレジットカード会社の指示により、カード決済で支払いを済ませました。

現地で6万円分の現金を手配するのは、けっこう大変です。

キャッシュレス決済を使える病院が選択できない場合は、せめてクレジットカード決済ができる病院を選ぶのが良いですね。

現地では支払わずに、帰国後に申請手続き

上記でもお話ししましたが、僕はクレジットカード決済を選んだため、現地では現金での支払いを行っていません。

カード決済だけを行い、帰国後に海外旅行保険の申請手続きを行いました。

帰国後クレジットカードの保険金申請

今回は、ANA VISAカード提携の「三井住友海上」に連絡しました。

現地の病院で支払いを行った場合には、帰国後に保険金請求にて治療費が戻ります。

また、キャッシュレスサービスを依頼したり、緊急時のアシストを依頼したりした場合には、自己負担額が生じた場合のみ帰国後に、精算が必要となります。

上記のように、手続内容や病院での状態によって現地対応や帰国後のやることが変わってくるのです。

手順1:保険金の請求書を送付してもらう

三井住友海上に連絡した後は、保険金の請求書を送付してもらいました。

ここには、保険金請求の案内が詳しく記載されているため、「ご請求にあたってのお願い」には、しっかりと目を通しておいた方が良いでしょう。

請求書をみても不明な点がある場合には、保険会社に直接連絡すると、詳しく説明してもらえます!

手順2:記入のお手本に沿って書く

請求書を記入する際には、備え付けのお手本どおりに書くだけです。

記入日の日付は、つい書くのを忘れてしまうこともあるので、しっかりと確認しておきましょう。

なお、病気の際に利用する保険の項目は、「傷害・疾病治療」になります。

 手順3:返送用の書類を揃える

こちらの保険を適用させるためには、次の5点の書類が必要です。

「傷害・疾病治療」の保険を適用するでために準備する書類は次の5点

  1. 医師の診断書
  2. 治療費の明細書・領収書
  3. 保険金請求書
  4. パスポート(コピー)か e-チケット
  5. カードの利用を証明する書類

では、具体的にどのような書類なのかを、それぞれ解説していきますね!

医師の診断書

医師の診断書は、治療費が10万円を超えてしまった場合に必要です。

総額が10万円以下なのであれば、治療費の明細書・領収書の原本を送付することにより、保険を適用できます。

治療費の明細書・領収書

治療費の明細書は、僕の場合だと入院した費用と検査を行った費用が、記載されている紙のことでした。

入院費自体は、日本円にして3万程度でしたが、検査費用もすべて合わせると6万円くらいです。

保険金請求書

保険金請求書は、上記でご紹介した保険会社から送付される書類を指します。

お手本をみながら、記入漏れがないように注意し、すべての項目を埋めるだけです。

「パスポート(コピー)」もしくは 「e-チケット」

パスポートは、パスポート番号と自分の氏名が記載されているページをコピーします。

さらに、出入国スタンプ押印ページも必要です。

もし、入院した国の出入国スタンプを押していない状態なのであれば、eチケットが必要です。

国によっては、スタンプの押印を廃止している国も一部あるので注意が必要です。

カードの利用を証明する書類

クレジットカード決済を行った場合には、カードの利用を証明する書類が必要です。

カード決済の明細書等があると良いですね。

書類送付とその後入金までは3週間ほど

書類送付を行ってから、指定した銀行口座にお金が入金されるまでには、だいたい3週間ほどです。

保険金請求書に記入漏れがあると、さらに入金されるまでの期間が長くなってしまう可能性もあります。

最短でスムーズに入金してもらうためにも、請求書の記入漏れはもちろん、送付書類の不備がないように気をつけてください!

まとめ

僕が訪れたグアテマラのフローレスは、かなり田舎です。

しかし、グアテマラの都心部であれば、日本のような大きい総合病院があるはずです。

こちらであれば、問題なくキャッシュレス受診できると思うので、マヤ文明に興味がある人は怖がらずに訪れてみてください!

なお、今回の入院ではクレジットカードに付帯している海外旅行保険だけでなく、僕自身が加入しているからも保険がおりました。

クレジットカードの海外旅行保険と生命保険は併用して利用することができるので、ぜひ豆知識として覚えておいてください。

海外旅行保険に入ってないのはヤバい!

海外旅行に行く方で、海外旅行保険に加入していない人は多いです。

しかし、これって正直やばいです。こっちがひやひやしてしまうくらい、危ないです!

たとえば、アメリカで手術すると盲腸で300万円とかの費用になります。海外旅行保険加入していないと、これが自腹です。

ヤバいですよね。破産してしまいます。

そこで、海外旅行保険に加入しましょう。とはいっても、海外旅行保険付きのクレジットカードを発行すればオッケーです!

おすすめのカードは、エポスカードです。

うれしいことに、自動付帯なのでエポスカードを持っているだけで、海外保険が適用されます!

年会費無料で海外旅行保険に加入できるので、持っていなければ損ですよね。

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