航空会社のANAと国際ブランドのアメックスが提携して誕生したANAアメックスカード。
ANAマイルの貯まりやすさと、アメックスの嬉しい特典が利用できるとあり、かなり好評です!
しかし、ANAアメックスでマイルをザクザク貯めていくためには、アメックスのポイントをANAマイルに移行しなくてはいけません。
ANAアメックスカードを発行したばかりの方や、これから発行を検討している方のなかには、仕組みや手順がわからず、次のように戸惑ってしまうこともあるのではないでしょうか。
- アメックスポイントってなに?
- ANAマイルにどうやって移行するの?
このページでは、ANAアメックスのポイントやマイルに移行するための方法についてわかりやすく解説しています。
ANAマイルで交換できる特典航空券のマイル数についてもご紹介しているので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね!
ポイントをANAマイルに移行する方法
ANAとアメックスが提携して誕生したクレジットカードは、全部で3種類あります。
- ANAアメリカン・エキスプレスカード(ANAアメックス)
- ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード(ANAアメックスゴールド)
- ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアムカード(ANAアメックスプレミアム)
この中で、一般カードの位置づけにあるのが、今回ご紹介しているANAアメックスです。
ANAアメックスは年会費が7,000円(税抜き)と、他のクレジットカードよりもリーズナブルになりますが、ANAマイルに移行するための「ポイント移行コース」が別途有料です。
こちらに登録するにあたり、年会費6,000円(税抜き)が必要になります。
登録した後はアメックスで貯めたポイントをANAマイルに移行することができますが、こちらは1,000ポイント単位での交換です。
1,000ポイント → 1,000 ANAマイル
さらに、ポイント移行コースに登録していない場合は、ポイントの有効期限が3年間となりますが、登録することにより無制限になるんですよ!
永久不滅ポイントとしてたっぷりと貯めていくことができるので、他のクレジットカードと比較して、目標のマイルを達成させやすいのが特徴的です。
ANAアメックスのポイントプログラムとは?
ANAアメックスは、アメリカン・エキスプレスが独自に行っている「メンバーシップ・リワード」にポイントが貯まっていきます。
こちらのポイントは、通常のクレジット利用100円につき、1ポイントが貯まる仕組みとなるんですね。
さらに、ANAグループの航空券や機内販売、パックツアーなどをANAアメックスで決済すると、ポイントは1.5倍になります。
ANAを使う機会が多い人であれば、かなりお得にポイントが貯まるでしょう!
貯めたポイントをANAマイルに移行する手順
貯めたポイントをANAマイルに移行するためには、まず上記でご紹介したポイント移行コースに登録しなければいけません。
貯めたポイントを初めてANAマイルに移行したい方は、以下の手順を参考にしてください。
- 会員専用サイト「オンライン・サービス」に登録・ログインする
- メニューの中から「ポイントプログラムについて」を選択し、「ポイント移行 提携先プログラムのご登録/メンバーシップ・リワード・プラスへのご登録」をクリックする
- フォームに必要事項を入力し、「メンバーシップ・リワードANA コース」の登録をする
- 移行するポイント数を入力し、登録・移行申請を行う
なお、2回目以降からは公式サイトのマイ・アカウントにログインし、「ポイント移行」を選択して、ANAマイレージクラブに移行ポイント数を入力するだけです。
手続きを行った後は、およそ5日程度でANAマイルに交換されます。
ポイントプログラム以外でマイルが貯まる方法
ANAアメックスは、上記でご紹介したように貯めたポイントを、ANAマイルに移行しなければいけません。
しかし、このポイントプログラムを活用しなくても、直接マイルを貯められる特典があるんですよ。その特典が、次の3つになります!
入会・継続ボーナス
ANAアメックスでは、入会時やカードの継続時に、ボーナスマイルが付与される特典があります。
- 入会時 → 1,000 ANAマイル
- カード継続時 → 1,000 ANAマイル
入会時に付与される1,000 ANAマイルの特典は一度限りになりますが、カード継続時のボーナスマイルは、年に1度もらうことができるんですね!
こちらに関しては、直接ANAマイルが付与される特典になるため、ポイントからマイルに移行する必要がありません。
フライトマイレージ
フライトマイレージとは、ANA系列の航空機を利用した際に付与される特典です。
通常のフライトマイルが10%アップになるので、飛行機で旅行するたびにマイルが多く貯まっていきます。
なお、こちらに関しても直接ANAマイルが付与される特典です。
ANAカードマイルプラス
ANAカードマイルプラスの加盟店で買い物を行うと、ショッピングとは別にANAマイルが貯まります。
わかりやすい例を出すと、以下のような感じですね。
対象店やサービス | 加算されるマイル |
ANA(航空券の購入や貨物運賃) | 1マイル/100円 |
ANA機内販売 | 1マイル/100円 |
ルートインホテルの利用料 | 1マイル/200円 |
セブン・イレブンでの買い物 | 1マイル/200円 |
イトーヨーカドーでの買い物 | 1マイル/200円 |
高島屋での買い物 | 1マイル/200円 |
ANAカードマイルプラス加盟店は、身近なところにたくさんあります。
大型スーパーの「イトーヨーカドー」や、百貨店の「高島屋」なんかも当てはまるので、こちらに関しても200円の利用につき、1 ANAマイルが付与されると覚えておいてください!
ANAグルメマイル
ANAマイルが貯まる飲食店が、ANAグルメマイル参加店です。
公式サイトで「エリア」や「キーワード」を入力すれば、ANAグルメマイル参加店を簡単に探すことができます。
こちらで飲食を行い、支払い時にANAアメックスを提示すると、ポイントとANAマイルの両方を貯められるんですよ!
クレジット利用100円につき最大で2 ANAマイルが貯まっていくので、外食が多い人はぜひ活用してみてください。
Edyマイルプラス
ANAアメックスは、「楽天Edy」と提携しています。
買い物時に楽天Edyを利用して会計を行うと、200円の利用につき1 ANAマイルがもらえるんですね。
最近では電子マネーが使えるお店が増えたので、ANAアメックスをお持ちの方は、ぜひ積極的に楽天Edyを使いましょう。
ちなみに、以前までEdyマイルプラスの対象店舗で購入すると、通常なら200円の利用につき1 ANAマイルが、2 ANAマイルになりました。
ドラッグストアのマツモトキヨシや、ニッポンレンタカーなどで活用することができるので、かなり便利だったんですよ。
しかし、このサービスは2018年11月30日に提携が終了してしまったので、今現在はマイル積算対象外となっています。
でも、まだ諦めないでください!
ANAのアメックス会員なら、「ANAマイレージクラブモバイルプラス」に月額300円を支払って入会することで、楽天Edy 100円の利用につき、なんと3 ANAマイルが貯まります。
さらに、こちらに入会しておくことにより、ANAマイルで交換できる特典「SKYコイン」に、最大1.5倍のレートで交換することができるんですよ。
楽天Edyのご利用をお考えの方は、ぜひ「ANAマイレージクラブモバイルプラス」に登録しましょう!
ANAマイルで交換できる特典目安
ANAマイルは、ANAが提供しているあらゆる特典との交換が可能になります。
しかしその中でも、マイルをお得に活用できるのは、やはり特典航空券なんですね。
ANAマイルをANAの特典航空券に交換した場合、必要なマイル数は次のようになっています。
シーズン一覧表
ANAの特典航空券は、シーズンによって交換できるマイル数が異なります。
1番お得なマイル数で特典航空券をゲットできるのは、「ローシーズン」です。
続いて、平均的なマイル数で特典航空券と交換できるのは、レギュラーシーズンになります。
GWや年末年始といったハイシーズンに関しては、繁忙期となるため特典航空券に交換するマイル数が高くなります。
2020〜2022年までの3年間のシーズン一覧表を確認いただき、自分がどこに当てはまるのかを把握しておきましょう!
2020年
L(ローシーズン) | 1/6~2/29、4/1~4/23、12/1~12/24 |
R(レギュラーシーズン) | 3/1~3/12、5/11~8/6、8/24~11/30 |
H(ハイシーズン) | 1/1~1/5、3/13~3/31、4/24~5/10、8/7~8/23、12/25~12/31 |
2021年
L(ローシーズン) | 1/5~2/28、4/1~4/27、12/1~12/24 |
R(レギュラーシーズン) | 3/1~3/11、5/10~8/5、8/23~11/30 |
H(ハイシーズン) | 1/1~1/4、3/12~3/31、4/28~5/9、8/6~8/22、12/25~12/31 |
2022年
L(ローシーズン) | 1/4~2/28 |
R(レギュラーシーズン) | 3/1~3/10 |
H(ハイシーズン) | 1/1~1/3、3/11~3/31 |
ANA国際線の場合
ANAの国際線特典航空券にマイルを交換する場合、以下のマイル数が必要です。
目的地 | 往復に必要なANAマイル |
韓国(ソウル) | L12,000 R15,000 H18,000 |
中国(北京・大連・瀋陽・青島・上海・杭州・広州・厦門・成都・ 武漢・ 香港)、台湾(台北)、フィリピン(マニラ) | L17,000 R20,000 H23,000 |
シンガポール、 タイ(バンコク・ ホーチミン)、ミャンマー(ヤンゴン)、インドネシア(ジャカルタ)、インド(ムンバイ・ デリー)、ベトナム(ハノイ)、マレーシア(クアラルンプール)、カンボジア(プノンペン) | L30,000 R35,000 H38,000 |
ハワイ(ホノルル) | L35,000 R40,000 H43,000 |
アメリカ(ロサンゼルス・サンフランシスコ・シアトル・サンノゼ・ ワシントン・ニューヨーク・シカゴ・ヒューストン)、カナダ(バンクーバー)、メキシコ(メキシコシティ) | L40,000 R50,000 H55,000 |
イギリス(ロンドン)、フランス( パリ)、ドイツ( フランクフルト・ミュンヘン・デュッセルドルフ)、ベルギー(ブリュッセル) | L45,000 R55,000 H60,000 |
オーストラリア(シドニー) | L37,000 R45,000 H50,000 |
なお、こちらはエコノミークラス利用の場合で、いずれも日本国内の空港からになります。
ANA国内線の場合
ANAの国内線特典航空券にマイルを交換する場合は、次の距離によってマイル数が異なります。
0〜300マイル(距離)の区間
- L: 5,000ANAマイル
- R: 6,000ANAマイル
- H: 7,500ANAマイル
なお、こちらのマイル数は片道です。
往復で特典航空券を利用する際には、倍のマイル数が必要になります。
出発空港 | 目的地 |
東京 | 秋田、庄内、仙台、新潟、八丈島、富山、小松、能登、名古屋、大阪 |
---|---|
大阪 | 萩・石見、松山、高知、福岡、大分、熊本、宮崎 |
名古屋 | 新潟、松山 |
札幌 | 利尻、稚内、女満別、根室中標津、オホーツク紋別、釧路、函館、青森、秋田 |
仙台 | 小松 |
福岡 | 対馬、五島福江、宮崎 |
長崎 | 壱岐、五島福江、対馬 |
沖縄 | 宮古、石垣 |
離島の移動が主要な路線です。本州だと鉄道網があるため、特典航空券としての利用需要は少なめです。
301〜800マイルの区間
301〜800マイルの距離で特典航空券と交換する場合には、シーズン毎で次のようなマイル数が必要です。
- L: 6,000 ANAマイル
- R: 7,500 ANAマイル
- H: 9,000 ANAマイル
※東京ー福岡、東京ー新千歳などその他の発着区間
新幹線を使うよりも飛行機を使ったほうが早い距離ですね。こちらも往復になると、マイル数は倍になります。
801〜1,000マイルの区間
最も活用する人が多い801〜1,000マイルの距離で、特典航空券と交換する場合には、シーズンにより次のようなマイル数が必要です。
- L: 8,500 ANAマイル
- R: 10,000 ANAマイル
- H: 11,500 ANAマイル
東京 ⇄ 沖縄(那覇)は、こちらの区間が当てはまるので、夏休みに沖縄旅行を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
こちらに関しても、往復の航空券を利用する方は、倍のマイル数です。
出発地 | 目的地 |
---|---|
東京 | 沖縄 |
大阪 | 石垣、宮古 |
静岡 | 沖縄 |
名古屋 | 沖縄、宮古 |
札幌 | 福岡 |
1,001〜2,000マイルの区間
1,001〜2,000マイルの距離で特典航空券と交換する場合には、シーズンで異なる次のマイル数が必要です。
- L:7,000 ANAマイル
- R:9,000 ANAマイル
- H:10,500 ANAマイル
出発地 | 目的地 |
---|---|
東京 | 石垣、宮古 |
名古屋 | 石垣 |
札幌 | 沖縄 |
沖縄 | 仙台、新潟 |
東京から宮古島や石垣島に行く場合、こちらのマイル数になるんですね。
たとえば夏休みの石垣旅行を検討中の方は、往復は倍のマイル数必要になるので、合計23,000マイル必要です。
ANAアメックスのキャンペーンも
ANAアメックスとANAアメックスゴールドは、今ならかなりお得な入会キャンペーンを行っています!
こちらのキャンペーンを活用すると、次のような大量のマイルを獲得することができるんですよ。
ANAアメックスゴールドカード | ANAアメックスカード | |
年会費 | 31,000円+税 | 7,000円+税 |
マイル移行手数料 | 無料 | 6,000円+税/1年ごと |
入会ボーナス | 2,000マイル | 1,000マイル |
入会3ヶ月以内に10万円決済 | +4,000マイル | +2,000マイル |
入会3ヶ月以内に30万円決済 | +8,000マイル | +4,000マイル |
入会後3ヶ月以内に70万円決済 | +34,000マイル | +21,000マイル |
利用分の獲得マイル | 7,000マイル(70万円決済時) | 7,000マイル(70万円決済時) |
合計 | 55,000マイル | 35,000マイル |
上記でANA国際線特典航空券の必要なマイル数をご紹介しましたが、ハワイまでハイシーズンでも43,000マイルでしたよね。
ANAアメックスゴールドなら、入会して一定の条件を満たすと、このマイル数を軽々と超える55,000マイルをゲットできます!
マイルを地道に貯めていくのは、かなり大変です。
このようなお得な機会を、ぜひフル活用しましょう。
まとめ
今回は、ANAアメックスで貯めたポイントをANAマイルに移行する方法を中心にご紹介しました。
ポイントをマイルに移行するのは面倒だと思われがちですが、手順をみていただくとわかるように、かなり簡単です。
さらに、ANAアメックスは「ポイント移行コース」に登録することで、ポイントが永久不滅になります!
有効期限を気にすることなく、たっぷりと貯めることができるので、有効期限切れが気になっている人にも、ANAアメックスはおすすめですね。
なお、上記のキャンペーンで登場した「ANAアメックスゴールド」ですが、こちらはポイント移行コースが無料になります。
他にもお得な特典がたくさんあるので、ぜひこちらも併せてチェックしてみてくださいね。
海外旅行に行く方で、海外旅行保険に加入していない人は多いです。
しかし、これって正直やばいです。こっちがひやひやしてしまうくらい、危ないです!
たとえば、アメリカで手術すると盲腸で300万円とかの費用になります。海外旅行保険加入していないと、これが自腹です。
ヤバいですよね。破産してしまいます。
そこで、海外旅行保険に加入しましょう。とはいっても、海外旅行保険付きのクレジットカードを発行すればオッケーです!
おすすめのカードは、エポスカードです。
うれしいことに、自動付帯なのでエポスカードを持っているだけで、海外保険が適用されます!
年会費無料で海外旅行保険に加入できるので、持っていなければ損ですよね。