ANAアメックス

【徹底比較】ANAアメックスとANA VISAカード、マイルが貯まるのはどちら?

ANAマイルを貯めたい人から注目されているのが、「ANAアメックスカード」と「ANA VISAカード」の2枚です。

この2つのカードの決定的な違いは、国際ブランドが以下のように異なる点ですよね。

  • ANAアメックスカード「アメリカン・エキスプレス」
  • ANA VISAカードVISA

これだけみれば、「好きな国際ブランドを選べばいいんじゃない?」と思われがちですが、特徴が大きく異なります。

これを、しっかりと把握しない状態でカードを発行してしまうと、ANAマイルを貯めにくくなってしまう可能性も。

このページでは、ANAアメックスカードとANA VISAカードの特徴を、わかりやすく解説しています。

どちらのカードが自分に向いているのか気になる方は、ぜひ最後まで目を通してみてください!

「ANAアメックスカード」と「ANA VISAカード」の比較

最初は、ANAアメックス」「ANA VISAカード」の基本情報をチェックしておきましょう。

ANA アメックス ANA VISA
カード ANAアメックス ANAカード
年会費 7,700円 2,200円
家族カード年会費 2,750円 1,100円
マイル移行できる航空会社 ANA
ポイントプログラム メンバーシップ・リワード ワールドプレゼント
ポイント有効期限 3年 or 無期限 2年
マイル還元率 1円=0.5マイル 1円=0.5マイル

ANAアメックスカードとANA VISAカードには、必ずチェックしておきたい3つのポイントがあります。

ではさっそく、そのポイントを一つ一つ見ていきましょう!

特徴1:年会費が安いのは「ANA VISAカード」

ANAアメックスカードの年会費は、7,700円(税込)です。一方、ANA VISAカードの年会費は、2,200円(税込)とかなりリーズナブルなんですよ。

つまり、この2つのクレジットカードは年会費が5,500円も変わってくるんですね。

家族カードに関しても、年会費が安いANA VISAカードの方が断然お得です。

最近では、楽天カードやイオンカードといった年会費無料のクレジットカードも、数多く誕生していますよね。

このようなカードに慣れていて、「年会費をできるだけ払いたくない」と考える人からは、ANA VISAカードの方が人気です。

特徴2:ポイントの有効期限が長いのは「ANAアメックスカード」

上記でご紹介した年会費は、圧倒的にANA VISAカードの方が安いですが、ポイントの有効期限をみると、ANAアメックスカードに軍配が上がります。

そもそも、ANAアメックスカードとANA VISAカードでは、国際ブランドの違いからポイントプログラムが異なるんですね。

ANAアメックスカードは、アメリカン・エキスプレスが独自で行っているポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」にて、カード決済を行うとポイントが貯まります。

ANA VISAカードに関しては、三井住友VISAのポイントプログラム「ワールドプレゼント」に、カード決済分のポイントが貯まっていくんですよ。

このようなポイントプログラムの違いから、ANA VISAカードは有効期限が2年なのに対し、ANAアメックスカードは3年もしくは無期限になります。

なお、ANAアメックスカードの有効期限を無期限にする方法は、年会費3,300円を支払い、「メンバーシップ・リワード・プラス」を適用する形です。

最大3年間のポイント有効期限が、こちらを適用することによって無制限になります!

ANA VISAカードには、残念ながらこのような便利なシステムがないため、ポイントの有効期限を2年以上に延長することができません。

目標マイルに達成するまでコツコツとポイントを貯め続けたいのであれば、ANAアメックスカードの方が便利です。

マイル還元率はどちらのカードも同じ

ANAアメックスカードとANA VISAカードのマイル還元率は、どちらも基本は「1ポイント = 0.5マイル」です。

ただし、以下のプログラム適用で「1ポイント = 1マイル」になります。

ANAアメックス→メンバーシップ・リワード・ANAコース(年間5,500円

ANA VISAカード→ワールドプレゼント・ANAマイル移行可能ポイント・手数料ありコース(年間6,600円

ANAアメックスカードは、「メンバーシップ・リワード・ANAコース」に加入しない場合、マイル換算率は「2ポイント = 1マイル」です。

また、こちらのコースに加入していると、マイル移行時には、次のような違いも出てくるんですね。

マイル移行単位が2,000ポイント単位から1,000ポイント単位になる

つまり、「メンバーシップ・リワード・ANAコース」に加入しない状態のままだと、1ポイントは0.5マイルになり、マイル移行も2,000ポイントに達成してからじゃないとできません。

これを考えると、年会費5,500円を払ってでも、「メンバーシップ・リワード・ANAコース」に加入した方がお得ですね。

ANA VISAカードワールドプレゼント・ANAマイル移行可能ポイント・手数料ありコース(年間6,600円)

ANA VISAカードに関しては、「ワールドプレゼント・ANAマイル移行可能ポイント・手数料ありコース」に加入すると、以下のような仕組みになります。

1ポイントが2マイルになる(利用額100円で1マイル相当)

カード決済200円で1ポイントが貯まる仕組みなので、一般的な「1ポイント = 1マイル」と同じように、マイル換算率は1%ですね。

したがって、年会費2,200円に「ワールドプレゼント・ANAマイル移行可能ポイント・手数料ありコース」の、年会費6,600円をプラスしないと、マイル還元率が1%にはなりません。

マイルに交換するまでにある「2つ」の有効期限

ANAアメックスカードも、ANA VISAカードも、マイルに交換するまでには2つの有効期限が存在します。

ポイントサービスの有効期限

まず1つ目は、ポイントサービスの有効期限です。

先ほどもご紹介しましたが、ANAアメックスカードとANA VISAカードには、異なるポイントプログラムがあり、有効期限は以下のようになります。

  • アメックスの「メンバーシップ・リワード」→3年
  • ANA VISAの「ワールドプレゼント」一般カードは2年

ただし、ANAアメックスカードの「メンバーシップ・リワード・プラス」なら、通常3年間の有効期限が無期限です。

こちらに加入する人は、有効期限を気にすることなく、永久不滅ポイントとして貯められますす。

ANAマイルの有効期限

ANAのマイルは、どちらのクレジットカードで貯めたとしても、マイルに交換してから3年の有効期限が定められています。

つまり、ANA VISAカードを発行した場合、三井住友VISAのポイントプログラム「ワールドプレゼント」で2年間ポイントを貯め、有効期限が切れてしまう前にANAマイルと交換する形です。

その後は、3年間といった有効期限内にマイルを消化しなくてはいけないため、貯め始めてから遅くとも、5年以内に使うことを想定してください。

なお、ANAアメックスカードなら、ポイントプログラムの有効期限が「3年間」もしくは「無制限」となるので、ANA VISAカードよりもはるかに長くマイルが貯められます!

「ANAアメックスカード」に向いている人

ANAアメックスカードがおすすめなのは、次のような方です。

年間の決済額が少ない(目安は200万円以下)

日頃から、カード決済をあまり利用しない人は、ポイントがなかなか貯まりません。

ポイントが貯まらなければ、当然マイルも貯めることができないので、有効期限が短いと目標マイルまで達成しないんですね。

しかし、ANAアメックスカードの「メンバーシップ・リワード・ANAコース」に加入すれば、ポイントが無期限で貯め続けられます。

コツコツと頑張ってポイントを貯めれば、家族全員でファーストクラスも夢ではありません!

国内の決済が9割以上を占める人

アメリカン・エキスプレスは、日本で幅広く利用できる国際ブランドの1つです。

しかし、海外でアメリカン・エキスプレスを利用する場合、米国以外だと使い勝手が悪いんですよ。

特に、アジア圏や中東ではアメリカン・エキスプレスが使えない可能性も高いです。

これを考えると、国内のクレジット決済が9割以上を占める、海外での利用が少ない人であれば、ANAアメックスカードは向いています!

ビジネス・ファーストクラスに乗りたい!

空の旅が快適になる「ビジネスクラス」や「ファーストクラス」は、航空券代がとても高額です。 

セレブや芸能人でもないかぎり、頻繁に利用することができないですよね。

しかし、ANAアメックスカードでポイントの有効期限を無期限にしてしまえば、マイルをコツコツと貯められます。

ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券と交換するのも、難しくはありません。

僕自身も貯めたマイルをビジネスクラスで活用していますが、かなり快適です。

エコノミークラスとは比べ物にならないくらい、リッチで優雅な気分になれます(笑)

ANA VISAカードに向いている人

続いてANA VISAカードですが、こちらは次のような方に最適です。

年会費を安く済ませたい

ANA VISAカードの魅力は、なんといっても年会費が安いところですよね。

マイル還元率が1%になる「ワールドプレゼント・ANAマイル移行可能ポイント・手数料ありコース」に加入したとしても、年会費は1万円を切ります。

高い年会費を払わずにマイルを貯めたいのであれば、ANA VISAカードが向いているでしょう。

年間決済額が大きい(目安は200万円以上)

ANA VISAカードには、ポイントの有効期限が2年間と定められていますが、年会費決済額が200万円以上なら、十分にマイルが貯まります。

ANAマイルに交換してからの3年間といった有効期限を上手に活用できれば、5年間で多くのマイルが貯まるんですね。

5年以内に目標マイルに達する見込みがある

上記でお伝えした通り、ANA VISAカードでマイルが貯められる最大の期間は、ワールドプレゼントのポイント有効期限2年と、マイルの有効期限3年です。

では、この期間でいったいどれくらいのマイルが貯まるのでしょうか。

単純計算してみると、年間に300万円のカード決済があった場合、30,000マイル相当が貯まります。

これを、同じペースで2年間続けると、60,000マイル相当になりますよね。

この60,000マイル相当をANAマイルに交換した後は有効期限が3年間となるので、残りの3年間も同じようにポイントを貯めていけば、最大で150,000マイルが貯まる計算になるんですよ。

ハワイ特典航空券

これだけあれば、ビジネスクラスの特典航空券と交換したり、家族全員の航空券をエコノミークラスの特典航空券に交換したりすることができます。

たとえば、ハワイに行くのであれば一人35,000マイルで行けるので、家族4人で14万マイルを使って往復することができます。

さらに、入会ボーナスマイルや継続ボーナスマイルをプラスすれば、単純計算以上のマイルが貯まるんですね。

これを考えれば、5年以内に目標マイルに達成する見込みは十分にあります!

海外で決済したい人はVISA

海外はVISAマスター

海外でクレジットカードを利用する場合、取り扱いの多い国際ブランドは「VISA」です。

利用可能店舗がかなり多いので、ANA VISAカードを発行しておけば、使えなくて困ってしまう心配もありません。

マイルをより重視するなら「ANA VISAワイドゴールドカード」がオススメ

マイルをより多く貯めたい人は、ANA VISAワイドゴールドカードがおすすめです。

こちらのクレジットカードは、ANAマイルが効率よく貯まる代表的なカードです。

ANA VISAワイドゴールド ANA VISA
カード ANAワイドゴールド ANAカード
年会費 15,400円 2,200円
家族カード年会費 4,400円 1,100円
マイル移行できる航空会社 ANA
ポイントプログラム ワールドプレゼント
ポイント有効期限 3年 2年
マイル還元率 1円=1マイル 1円=0.5マイル

年会費は15,400円(税込)と、ANA VISAカードより高くなってしまいますが、ゴールドカードの扱いになるため、ワールドプレゼントの有効期限が最大3年間になります。

最大6年かけてマイルを貯められる

ANA VISAカードは、ワールドプレゼントの有効期限が2年になるため、遅くとも5年以内にマイルを消化しなくてはいけません。

しかし、ANA VISAワイドゴールドカードなら、ワールドプレゼントの有効期限が3年間と1年延長されるので、以下のように6年かけてマイルを貯められるんですね。

ワールドプレゼント有効期限が3年間 + マイル有効期限3年間 = 合計で最大6年間

ゴールドカードだけあり、手厚い海外旅行保険も付帯されているので、マイルの貯めやすさと海外旅行の使い勝手の良さを考えたら、ANA VISAワイドゴールドカードは、かなりおすすめです!

有効期限内のマイルを最大限活用するための3つのチェック項目

有効期限内のマイルを最大限活用するためには、覚えておきたい3つのチェック項目があります。

行き先の国はどこか?

アジア圏へのビジネスクラスなら、ANA VISAカードでも、5年以内に貯まって特典航空券に交換可能です。

ただし、移動区間が長くなってしまうと航空券代も高くなるので、マイルが足りなくなってしまう可能性があります。

もし、行き先の国が日本から近いアジア圏ではなく、ヨーロッパ等になるのなら、有効期限を気にせずにコツコツと貯められるANAアメックスカードの方が、向いているでしょう。

利用したい座席はビジネスクラス以上か?

自分が利用したい座席が、エコノミークラスなら、マイルをそこまで多く貯める必要はありません。

ただし、エコノミークラスの料金は1マイル = 1円に近いので、通常決済するほうがマシです。

ビジネスクラス・ファーストクラスに格安で乗れるからこそ、マイルを貯める意味があります。

「人生で1度でも良いから、ビジネスクラス・ファーストクラスを体験してみたい!」という欲望がない人は、正直マイルを貯める意味はないかもしれません……

マイルの価値を最大限まで高めたいのなら、ビジネスクラス以上の座席を、特典航空券で狙いましょう!

利用したい時期

ANAの特典航空券は、利用したい時期によって必要マイル数が異なります。

繁忙期になる年末年始・GW・お盆はコスパが悪いです。

通常よりも多くのマイル数が必要となってしまうので、できるかぎりハイシーズンを避けた「レギュラーシーズン」や「ローシーズン」を狙うと良いですね。

なお、仕事の都合でハイシーズンしか旅行に行けない人は、やはりマイルは長く貯められるANAアメックスカードがおすすめです。

特典航空券を使いたいのは自分だけ?家族も?

特典航空券を使いたいのが、自分だけなのか家族全員なのかも重要です。

なぜなら、自分だけなら短期勝負ができます。

長い期間を使ってコツコツとマイルを貯めていく必要がありません!

しかし、家族分の特典航空券も必要なら、マイルを貯めるまでに時間がかかるので、無期限で貯めるほうが良いでしょう。

夫婦2人ではなく子供が多い人なら、なおさらですね。

まとめ

ANA VISAカードとANAアメックスカードは、同じく航空会社の「ANA」と提携しているクレジットカードです。

どちらもマイルを貯めやすい特徴がありますが、ポイントの有効期限には大きな違いがあります。

この違いが、目標マイルに達成する上で重要になってくるので、以下の3つの点にしっかりと注目するようにしてください。

  1. 搭乗したい座席クラス
  2. 旅行に出かける時期
  3. 特典航空券と交換する枚数

なお、ANA VISAカードとANAアメックスカードを比較すると、年会費が高いのはANAアメックスです。

しかし、この年会費は今現在行われている入会キャンペーンによって、大きくカバーすることができます。

ANA VISAカードとANAアメックスカードでお悩みの方は、ぜひこのようなキャンペーン情報にも目を通すようにしてくださいね!

海外旅行保険に入ってないのはヤバい!

海外旅行に行く方で、海外旅行保険に加入していない人は多いです。

しかし、これって正直やばいです。こっちがひやひやしてしまうくらい、危ないです!

たとえば、アメリカで手術すると盲腸で300万円とかの費用になります。海外旅行保険加入していないと、これが自腹です。

ヤバいですよね。破産してしまいます。

そこで、海外旅行保険に加入しましょう。とはいっても、海外旅行保険付きのクレジットカードを発行すればオッケーです!

おすすめのカードは、エポスカードです。

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年会費無料で海外旅行保険に加入できるので、持っていなければ損ですよね。

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