ANAアメックスカードは、ANAマイルを貯めるのに有効な1枚です。
一方、アメックス・グリーンカードも、ANAマイルを効率よく貯められるクレジットカードなんですね。
この2つは、ANAマイルを貯める上でよく比較されていますが、具体的にどのような違いがあるのか気になりませんか。
実は、この2つのクレジットカード、共通点がたくさんあるようにみえますが、特徴が大きく異なるんですよ。
このページでは、ANAアメックスとアメックス・グリーンの特徴を、どこよりもわかりやすく解説しています。
どちらのクレジットカードを発行しようかお悩みの方は、最後までみていただけるとその答えがみつかるかもしれません!
ではさっそく、ANAアメックスとアメックスグリーンの基本情報からみていきましょう。
「ANAアメックス」と「アメックス・グリーン」のおさらい
ANAアメックスと、アメックス・グリーンの大きな違いは、年会費にあります。
カード | ANAアメックス | アメックス・グリーン |
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|
年会費 | 7,700円(税込) | 13,200円(税込) |
家族カード | 2,750円(税込) | 6,600円(税込) |
海外旅行保険 | 最高3,000万円(利用付帯) | 最高5,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 | |
ポイントシステム | ワールド・プレゼント | メンバーシップ・リワード |
ポイント還元率 | 1%(100円=1ポイント) | |
発行日数 | 2〜3週間 |
表をみていただくと一目瞭然ですが、ANAアメックスが7,700円(税込)なのに対し、アメックス・グリーンは13,200円(税込)となるんですね。
また、家族カード1枚あたりの年会費にも大きな違いがあります。
クレジットカードを発行した後は、長く所持する人が多いですよね。
年会費は、年に1度必ず発生するコストになるので、しっかりと注目しておかなければいけません!
ちなみに、ポイント還元率に関しては、ANAアメックスも、アメックス・グリーンも1%と同じです。
100円のクレジット決済で、1ポイントが貯まる仕組みになります。
1ポイント = 1マイルになるので、マイル還元率はどちらも変わらないことを覚えておきましょう。
ANAアメックスの特徴
航空会社の「ANA」と、国際ブランドの「アメリカン・エキスプレス」が提携して誕生したANAアメックスには、次の4つの特徴があります。
ANAマイルへの移行手数料が安い
ANAアメックスは、アメリカン・エキスプレス独自のポイントプログラムである「メンバーシップ・リワード」で貯めたポイントを、ANAマイルと交換できます。
ANAアメックス | アメックス・グリーン | |
ポイントプログラム名 | メンバーシップ・リワード | メンバーシップ・リワード |
備考 | 6,600円の「ポイント移行コース」で無期限ポイントへ | 3,300円の「メンバーシップ・リワード・プラス」で永久不滅ポイントに変更可能 |
しかし、ANAマイルと交換するためには、年会費6,000円(税別)が発生するポイント移行コースの登録が必要です。
こちらのコースに登録することにより、マイル移行手数料は無料になります。
さらに、通常なら3年間のポイント有効期限も、無制限になるんですよ!
一方、アメックス・グリーンですが、こちらもポイントは「メンバーシップ・リワード」に貯まります。
しかし、年会費3,000円(税別)を支払い、「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入しないと、ポイントの有効期限は最大3年間のままです。
もしくは、コースに加入しなくても、ポイントを何かの特典と交換することにより、永久不滅ポイントに変更ができます。
ですが、いずれにしてもマイル移行手数料として5,500円(税込)は必要なんですね。
これを考えると、マイル移行手数料が安いのはANAアメックスになります。
年会費が安い
上記でもご紹介していますが、ANAアメックスの年会費は7,700円(税込)とリーズナブルです。
家族カードを一枚発行したとしても、合計で10,450円(税込)になるんですね。
アメックス・グリーンだと、本会員の年会費と家族カード1枚あたりの年会費で、合計が19,800円(税込)です。
年に9,000円以上の違いは大きいので、家族カードの発行を検討されている方は、ANAアメックスの方が断然コスパが良いでしょう!
また、マイルを貯めたい人もANAアメックスなら、お得な年会費でアメックス・グリーン同等、もしくはそれ以上のマイルが貯まります。
ANAのマイル獲得チャンスが多い
ANAアメックスは、アメックス・グリーンと比較して、ANAのマイル獲得チャンスが多いです。
まず注目したいのは、フライトの際にもらえるボーナスマイルですね。
プラス10%が加算されるので、飛行機を使った旅行や出張が多い人は、ANAアメックスの方がマイルが貯まりやすいでしょう。
さらに、ANAアメックスなら、ANAと提携しているだけあり、以下のような場面でカード決済を行うと、マイルが2倍になります。
- ANAの航空券
- ANAの機内販売
そして他にも、忘れてはいけないのが年に1度の継続ボーナスマイルです。
こちらは、ANAアメックスを継続する際にもらえるマイルになり、更新すると同時に1,000マイルが毎年付与されます。
この上記3つの特典により、ANAアメックスはアメックス・グリーンよりも、多くのマイルが獲得できますね!
入会キャンペーンで獲得できるマイルが多い
ANAアメックスとアメックス・グリーンは、どちらも入会キャンペーンが行われています。
【ANAアメックス】
- 入会で1,000ボーナスマイル
- 入会後、3ヶ月以内10万円の利用で2,000ボーナスポイント(マイル)
- 入会後、3ヶ月以内30万円の利用で4,000ボーナスポイント(マイル)
- 入会後、3ヶ月以内70万円の利用で21,000ボーナスポイント(マイル)
さらにANA系列のクレジットカードを初めて発行する人は、ANAアメックスに入会することにより、ANAから最大29,500マイルが付与されます。
この2つの入会特典と、70万円カード決済した分の7,000ポイント(マイル)を含めると、2020年6月現在の今なら、合計で64,500マイルをゲットできる可能性があるんですね。
【アメックス・グリーン】
- 入会後、3ヶ月以内に1万円以上のカード利用10回以上の利用で1,000ボーナスポイント(マイル)
- 入会後、3ヶ月以内に20万円のカード利用で3,000ボーナスポイント(マイル)
- 入会後、3ヶ月以内に50万円のカード利用で6,000ボーナスポイント(マイル)
アメックス・グリーンは、3ヶ月以内のカード利用状況によって、最大で10,000ボーナスポイント(マイル)が付与されます。
さらに、50万円利用するとメンバーシップ・リワードに5,000ポイントがたまるため、合計で15,000ポイント(マイル)が貯まります。
この2つのキャンペーンをみていただくとわかりますが、入会後に大きなマイルをゲットできるのは、ANAアメックスになるんです。
これを考えると、ANAアメックスはかなりお得なのがわかりますね!
アメックス・グリーンの特徴
入会キャンペーンだけみると、ANAアメックスの方がお得感満載ですよね。
しかしアメックス・グリーンには、ANAアメックスにはない次の5つの特徴があります。
社会的ステータスがある
社会的ステータスを気にしてカードを発行するのであれば、ANAアメックスよりもアメックス・グリーンの方が高いです。
なぜかというと、アメックスグリーンには以下の2つのポイントがあるからなんですよ。
- カードデザインがかっこいい
- ANAアメックスよりも知名度が高い
まず注目してもらいたいのが、カードのデザインです。
ANAアメックスは、ANA色が非常に強いのに対し、アメックス・グリーンはアメリカン・エキスプレスの特徴を、前面に出しています。
アメックス特有のモチーフもしっかりと記されているので、周囲の人がみたときに印象があがるんですね。
そして知名度ですが、こちらも断然高いのはアメックス・グリーンです。
ANAアメックスは、最近になってテレビCMでもみかけるようになりましたが、それでもアメックス・グリーンと比較してしまうと、知名度が低いんですよ。
このような特徴を考えると、ステータス性で判断するのなら、アメックス・グリーンに軍配が上がります。
プライオリティ・パスが無料でゲットできる
アメックス・グリーンは、ANAアメックスにはないプライオリティ・パスが付いています。

プライオリティ・パスとは、世界中の空港ラウンジを活用できる会員制のサービスです。
加入するためには、通常高い年会費が発生するのですが、アメックス・グリーンを所持している人は、無料で付帯されます。
年会費を支払わずにプライオリティ・パスがついてくるのは、海外旅行好きにとって大きな魅力ですね!
リターン・プロテクションで、ショッピングが安心
アメックスグリーンには、「リターン・プロテクション」が付帯されています。
あまり聞き慣れない言葉ですが、こちらはアメックスが提供している、返品可能になるサービスなんですね。
買い物をした際に、返品不可の商品ってみかけませんか?
セールで値下がりしていたりすると、基本的に返品できなくなっていますよね。
このような際にも、新品かつ未使用の状態であれば、アメリカン・エキスプレスが1品につき5万円まで対応してくれます。
ちなみに、こちらのサービスは国内でも海外でも、アメックス・グリーンを使って決済をしていれば可能です!
海外旅行の手荷物宅配が往復無料

海外旅行は荷物が多くなるため、できるだけ宅配サービスを活用したい人も多いですよね。
このような際に便利なのが、アメックス・グリーンの、手荷物宅配が往復無料になるサービスです。
帰国時のみ対応してくれるケースが多いなか、アメックス・グリーンなら出発時にも無料で宅配サービスを活用することができます。
なお、このサービスはすべての空港で対応しているわけではありませんが、ANAアメックスだと利用することができない羽田空港も、アメックス・グリーンは対象です。
チケットアクセスでコンサートやライブの先行予約ができる
アメリカン・エキスプレスは、「イープラス」と提携したことにより誕生した、チケット予約サービス「チケットアクセス」があります。
こちらのサービスでは、コンサートやライブの先行予約ができたり、会員のみを限定としたチケット予約が可能だったりするんですね。
コンサートやライブに行く機会が多い人は、アメックス・グリーンを持っていると、こちらのサービスを利用することができて便利です。
ANAアメックスのほうがおすすめ
ANAアメックスとアメックス・グリーンには、どちらにも魅力的な特徴があります。
一方を選択するのはかなり難しいですよね。
悩む気持ちはよくわかりますが、個人的におすすめなのはANAアメックスです。
理由としては、ANAマイルの貯めやすさと入会キャンペーンの違いですね。
上記でご紹介した通り、ANAアメックスはマイルが貯まりやすい獲得チャンスが多いんですよ。
ANAマイルを貯めて特典航空券をゲットしたいのであれば、やはり少しでも多くマイルを貯められる方が魅力的です。
また、入会キャンペーンに関しては雲泥の差があります。
ANAアメックスなら、入会キャンペーンを活用するだけで、ハワイの特典航空券をゲットできるからです。
カードを発行した後の、コスパ(年会費等)も良いです!
なお、社会的ステータスにこだわりたいのなら、「ANAアメックスゴールド」を発行するといった方法もあります。
こちらであれば、ゴールドカードの特典がさらにプラスされるので、お得感と社会的ステータスの両方が手に入りますね。
ただし、アメックス・グリーンの「プライオリティ・パス」は、ANAアメックスゴールドにも付帯されていない特典です。
こちらをメインに検討するのであれば、アメックス・グリーンの方が良いかも知れませんね。
まとめ
今回ご紹介した2枚のクレジットカードは、どちらも人気があります。
しかし、ANAマイルを貯めるといった目的でカード発行を検討しているのであれば、断然ANAアメックスの方が良いです。
ポイント還元率は、どちらも1%と同じですが、ANAアメックスにはマイルが貯まりやすい工夫が施されています。
- 特典航空券でビジネスクラスに乗りたい
- 少しでも早くマイルを貯めて旅行がしたい
このようにお考えの方は、ぜひANAアメックスの入会キャンペーンを活用し、この機会にマイルをザクザクと貯めちゃいましょう!
海外旅行に行く方で、海外旅行保険に加入していない人は多いです。
しかし、これって正直やばいです。こっちがひやひやしてしまうくらい、危ないです!
たとえば、アメリカで手術すると盲腸で300万円とかの費用になります。海外旅行保険加入していないと、これが自腹です。
ヤバいですよね。破産してしまいます。
そこで、海外旅行保険に加入しましょう。とはいっても、海外旅行保険付きのクレジットカードを発行すればオッケーです!
おすすめのカードは、エポスカードです。

うれしいことに、自動付帯なのでエポスカードを持っているだけで、海外保険が適用されます!
年会費無料で海外旅行保険に加入できるので、持っていなければ損ですよね。