ANAから発行されている国際ブランドが「アメリカン・エキスプレス」のクレジットカードは、空港ラウンジの利用が可能です。
しかし、いざ空港にあるラウンジを活用しようと思っても、次のように断られてしまうことがあるんですよ。
「お客様のクレジットカードでは、こちらのラウンジは利用できません」
話が違う! と、腹が立つ人もいると思いますが、「ANAアメックス = 空港のすべてのラウンジが利用可能」というわけではありません。
カードの種類によって、どのラウンジを利用できるのか決まっているんですね。
このページでは、具体的にどのような空港ラウンジが使えるのかについて、わかりやすくご紹介しています。
- ラウンジ利用可能なクレジットカードを発行したい
- どの空港ラウンジが利用できるのか把握しておきたい
このようにお考えの人は、ぜひ参考にしてみてください!
ANAアメックスで利用できるラウンジ
ラウンジが利用できるANAアメックスカードの種類は、以下の3種類です。
カード種類 | 年会費 | 家族カード |
ANAアメリカン・エキスプレス | 7,000円+税 | 2,500円+税 |
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド | 31,000円+税 | 15,500円+税 |
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム | 150,000円+税 | 4枚まで無料 |
1番リーズナブルなのは、一般カードと呼ばれている「ANAアメックスカード」ですね。
こちらは年会費が7,000円(税抜き)となり、家族カードを1枚発行すると、年会費がプラス2,500円(税抜き)です。
続いて、ANAとアメックスがコラボしたゴールドカードが、「ANAアメックスゴールドカード」になります。
ステータス性の高いゴールドカードになるので、年会費は一般カードよりも高い31,000円(税抜き)です。
家族カードは、1枚につき15,500円(税抜き)になります。
そして最後にご紹介するのが、最高級のクレジットカードである「ANAアメックスプレミアム」です。
このカードは、一般的に「ブラックカード」と呼ばれるもので、ゴールドカードよりもランクが上の特別なカードですね。
年会費は150,000円(税抜き)と非常に高額ですが、「プライオリティ・パス」や「ホテル・メンバーシップ」の上級会員資格を取得できる、豪華な特典を付帯しています。
カード種類 | クレジットカード会社提携ラウンジ | プライオリティ・パス | ANAラウンジ |
ANAアメリカン・エキスプレス | ○ | × | × |
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド | ○ | × | × |
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム | ○ | ○ | ○(国内・本人のみ) |
では、次にラウンジを利用する条件を詳しく見ていきましょう。
ANAアメックスは提携空港ラウンジが無料で使える
ANAアメックスを所持している人は、提携空港ラウンジが無料です。
国内にある、クレジットカード会社のラウンジであれば、カードを所持する本人が無料でいつでも利用できるようになっています。
ちなみに、クレジットカード会社の国内ラウンジの名称については後ほど詳しく解説しますが、全部で28箇所もあるんですよ。
国内空港の代表である「羽田空港」や「成田国際空港」はもちろんですが、地方にある空港でも便利に活用できます。
ANAアメックスなら同伴者1名まで利用OK
ANAアメックスを所持している人は、無条件で国内クレジットカード会社ラウンジの利用が無料となりますが、嬉しいことに同伴者1名までは同じく無料で活用できるんですよ。
恋人や友人と旅行する際には、自分1人でラウンジを利用することができませんよね。
しかし、だからといって同伴者を連れて行くと、有料になってしまい、気まずい空気が流れます。
ANAアメックスなら、同伴者1名まで無料でラウンジ利用が可能となるので、恋人や友人と気まずくなってしまう心配もありません!
家族カードも利用OK
ANAアメックスは、家族カードを発行できます。
ANAアメックス | 家族カード1枚につき年会費2,500円+税 |
ANAアメックス・ゴールド | 家族カード1枚につき年会費15,500円+税 |
ANAアメックス・プレミアム | 家族カード4枚まで年会費が無料 |
ANAアメックスプレミアム以外は、家族カードの年会費が発生してしまいますが、こちらも本人と家族カード所有者それぞれで1名ずつ同伴者のラウンジ利用が無料です。
家族カードがあれば同伴者2名も無料
ANAアメックスは、家族カードを1枚発行することにより、「夫婦+子供2名」でのラウンジ利用が無料になります。
ファミリーで空港ラウンジを利用したい方は、家族カードを1枚発行するだけで、4人分まかなうことができるんですね!
子供の年齢が3歳以上になると、ラウンジ利用が有料になってしまうケースが多いです。
アメックスはこの点、何歳の同伴者でも無料になる点が強いです。
国内旅行や海外旅行する機会が多い人は、家族カードを発行しておくと、ラウンジ利用だけで家族カード年会費の元がとれるかもしれません!
空港ラウンジの利用に必要なもの
空港ラウンジを利用する際に必要なのは、以下の2つです。
- ANAアメックスのクレジットカード
- 航空券(チケットレスなら予約画面)
受付で、ANAアメックスのクレジットカードと当日利用する航空券を提示します。
紙面で航空券を発行していないチケットレスの場合には、スマホの予約場面を見せるだけで大丈夫です!
ラウンジのサービス内容
一般的なクレジットカード会社の航空ラウンジのサービス内容は、次の通りです。
- 無料ドリンク
- Wi-Fi環境(インターネット環境あり・無線LAN対応)
- 雑誌・新聞の提供
- テレビ
- シャワールーム(有料)
- 喫煙室
- 化粧室
ソフトドリンクは、基本的に飲み放題です。ドリンクバーから、好きなものを好きなだけ楽しめます。
アルコールは、有料になってしまうラウンジがほとんどです。
しかし一部ですが、ビールなどのお酒を一杯目だけ無料で提供している以下のようなラウンジもあるんですよ。
成田国際空港
- IASS EXECUTIVE LOUNGE 1
- IASS EXECUTIVE LOUNGE 2
また、九州の福岡空港のラウンジでもタダでアルコールが飲めるんです。
福岡空港
- くつろぎのラウンジTIME
- ラウンジTIMEインターナショナル
クレジットカードラウンジは、あまり質が良くないと思われがちですが、一般客は有料なだけあり、ある程度のサービスが充実しています。
ANAアメックスの注意点「ANAラウンジは利用できない」
ANAアメックスで注意したいのは、ANAのラウンジが利用できないところです。
ANAから発行されているクレジットカードなら、ANAラウンジが使えると思ってしまう人も多いですが、以下の2種類のカードはANAラウンジを利用できません。
- ANAアメックス
- ANAアメックスゴールド
ただし、「ANAアメックスプレミアム」をお持ちの方は、国内のANAラウンジを本人のみ無料で利用することが可能です。
同伴者の方は無料にならないので、この点だけご注意ください。
ANAラウンジとは?
ANAラウンジは、上記でご紹介した国内クレジットカード会社ラウンジと、サービス内容が異なります。
国内線のANAラウンジでは、アルコールが無料になるだけでなく、場所にもよりますが、軽食を楽しむこともできるんですね。
おにぎりや海苔巻き、いなり寿司といった主食や、お酒に合うおつまみも数種類用意されているため、フライト時間まで優雅に過ごせるのが特徴的です。
さらに、フリーのWi-Fiサービスやシャワールームの利用が可能となるので、あらゆる場面で便利に活用できます!
ANAアメックスはプライオリティ・パス対象外
世界中の空港ラウンジを便利に活用できるプライオリティ・パスですが、残念ながら「ANAアメックス」と、「ANAアメックスゴールド」は対象外です。
プライオリティ・パスを付帯したクレジットカードをお望みなら、「ANAアメックスプレミアム」の一択となってしまいます。
なお、ANAアメックスプレミアムのプライオリティ・パスは、日本円にして年会費が40,000円以上となる「プレステージ会員」資格が無料で取得できます。
アメックスでどうしても航空会社のVIPラウンジを使いたいならこの2枚
国際ブランドをアメリカンエキスプレスにして、航空会社のVIPラウンジを利用したいのであれば、以下の2種類のクレジットカードがおすすめです。
- デルタ・アメックス・ゴールド
- アメックス・プラチナ
こちらの2枚に関しては、「スカイチーム」のラウンジが利用可能なんですよ。
例えば、日ごろから羽田空港や成田国際空港を利用する機会が多い人は、こちらのカードで次のようなラウンジを利用できます。
羽田空港
- JAL Sakura Lounge(サクララウンジ)
- Tiat Lounge(TIATラウンジ)
成田空港で使えるラウンジは次のとおりです。
成田国際空港
- Delta Sky Club(デルタスカイクラブ)
- China Airlines Lounge(ダイナスティラウンジ)
- KAL Lounge(KALラウンジ)
VIPラウンジだけあり、他のラウンジよりもはるかに手厚いサービスが受けられるんですね。
特に、羽田空港のサクララウンジに関しては、ラウンジ好きにはたまらない以下の豪華なサービスがあります。
- マッサージチェアの利用が可能
- 食事の種類が豊富
- 種類豊富なアルコール類が飲み放題
通常は、このようなスカイチームラウンジを利用する際は、「ファーストクラス」もしくは「ビジネスクラス」の利用が条件となります。
しかし、上記のクレジットカードがあれば、このような条件を満たしていないエコノミークラスの搭乗であっても、利用が可能なんですね。
VIPラウンジに興味がある方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
ANAアメックスで利用可能な国内28空港一覧
ANAアメックスで利用可能なクレジットカード会社ラウンジは、国内28の空港に存在します。
- 新千歳空港(スーパーラウンジ)
- 函館空港(ビジネスラウンジ)
- 青森空港(エアポートラウンジ)
- 秋田空港(ロイヤルスカイ)
- 仙台空港(ビジネスラウンジ)
- 羽田空港 国際線ターミナル(スカイラウンジ)&第一ターミナル(エアポートラウンジ)&第二ターミナル(エアポートラウンジ)
- 成田国際空港(IASSエグゼクティブラウンジ1・2)
- 新潟空港(エアリウムラウンジ)
- 富山空港(ラウンジらいちょう)
- 中部国際空港(プレミアムラウンジ)
- 小松空港(スカイラウンジ白山)
- 大阪国際空港(ラウンジオーサカ)
- 関西国際空港(カードメンバーズラウンジ)(ラウンジ六甲)(アネックス六甲)(ラウンジ金剛)
- 神戸空港(ラウンジ神戸)
- 岡山桃太郎空港(ラウンジマスカット)
- 広島空港(ビジネスラウンジ)
- 米子空港(ラウンジDAISAN)
- 山口宇部空港(ラウンジきらら)
- 高松空港(ラウンジ讃岐)
- 松山空港(ビジネスラウンジ)(スカイラウンジ)
- 徳島阿波おどり空港(エアポートラウンジ)
- 北九州空港(ラウンジひまわり)
- 福岡空港(くつろぎのラウンジTIME)(ラウンジTIMEインターナショナル)
- 長崎空港(ビジネスラウンジ)
- 大分空港(ラウンジくにさき)
- 熊本空港(ラウンジASO)
- 鹿児島空港(スカイラウンジ菜の花)
- 那覇空港(ラウンジ華)
出典:アメリカン・エキスプレス
これだけ多くのラウンジを活用できるのは、非常に便利ですよね!
さらにANAアメックスなら、上記でご紹介したように同伴者1名まで無料です。
ラウンジはどうやって利用すればいい?
ラウンジの利用は、想像よりもはるかに簡単です!
- 入室時 → クレジットカードと航空券を見せる
- 退出時 → 何もせず、そのまま出ればOK
フライトまでそこまで時間がないときでも、さっと立ち寄ることができます。
まとめ
空港ラウンジは、予定よりも早く空港に着きすぎてしまった人や、静かな環境でゆっくりと過ごしたいというステータスの高い方に人気があります。
空港内のベンチに座っているより、はるかにゆっくりとすきま時間を過ごせるので、ぜひこの機会にANAアメックスを便利に活用しましょう!
なお、ANAアメックスは2020年4月時点で、大盤振る舞いの入会キャンペーンを実施しています。
マイルを大量獲得するチャンスとなっているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
海外旅行に行く方で、海外旅行保険に加入していない人は多いです。
しかし、これって正直やばいです。こっちがひやひやしてしまうくらい、危ないです!
たとえば、アメリカで手術すると盲腸で300万円とかの費用になります。海外旅行保険加入していないと、これが自腹です。
ヤバいですよね。破産してしまいます。
そこで、海外旅行保険に加入しましょう。とはいっても、海外旅行保険付きのクレジットカードを発行すればオッケーです!
おすすめのカードは、エポスカードです。
うれしいことに、自動付帯なのでエポスカードを持っているだけで、海外保険が適用されます!
年会費無料で海外旅行保険に加入できるので、持っていなければ損ですよね。