世界最大の川として知られているアマゾン川。
水深がとても深いのが特徴的で、私たちが見たことも、聞いたこともないような生き物が生息している不思議な川でもあります。
そんなアマゾン川がどこにあり、どのように観光しながら楽しむことができるのか、とても気になるところですよね。
今回は、アマゾン川に行く前に知っておきたい情報をぎゅっと凝縮して、わかりやすくお伝えしていきますね!
アマゾン川ってどんな川?
冒頭でもご紹介したようにアマゾン川は、世界最大の川として知られています。
世界最大であり、世界最長でもあるという説もあるのですが、実際にはナイル川が最長であるという説も濃厚なので、真実が少し曖昧な状態のままです。
世界最大と言われているアマゾン川の流域面積がいったいどのくらいあるのかというと、なんと日本の面積の19倍もの面積があるそうですよ!これには、驚きですね!!
しかしなぜ、アマゾン川はこんなのも大きな川になったのでしょうか?
それは、アマゾン川というのは総称であり、いくつもの支流を持つ川だからです。多くの川が合流し、アマゾン川ができているので、これほど大きな川になっているんですよ。
支流とは、本流に合流する川のことをいいます。アマゾン川は、多くの支流が重なりできている川です。
また、水深の深さは場所によって異なりますが、1番深いところで120メートルにも達するといわれています。
平均的な水深は40メートルほどですが、これでもかなり深いことがわかりますよね。泳げない人が落ちてしまったら、大変なことになってしまいそうです…。
そして、アマゾン川の水深は雨季と乾季でも大きく異なります。
水量が1番多く、水位が最も上昇するのは5月から6月です。この時期は雨季となり、一定の場所では大型船舶が行き来することができるほど深くなるそうです。
そのため、川の周囲の熱帯雨林は水没してしまうそうですよ。
しかし乾季である7月から10月にかけては、徐々に水位が少なくなり、水深が浅くなっていきます。
アマゾン川に訪れる時期によって、見える景色は大きく変わってくるので行く際には時期を選ぶようにしてくださいね。
アマゾン川の歴史を教えて!
アマゾン川に初めてヨーロッパ人が到達したとされているのは、今から500年以上前のことと言われています。
1500年にヨーロッパ人である「ビアンテ・ヤーニェス・ピンソン」が付近の水が淡水であることに気がつきました。
この時、ポルトガル語で「甘い海」を意味する「マーレ・ドゥルセ」と川に名付けたそうです。
1541~1542年
1541〜1542年にかけてアマゾン川の全域を航行したとされているのは、スペインの探検家である「フランシスコ・デ・オレリャーナ」になります。
この当時は、地元住民と激しい戦闘が繰り広げられており、フランシスコ・デ・オレリャーナは、女性戦士に攻撃されたことが印象に残ったようです。
この女性戦士が、ギリシャ神話の「アマゾネス」を彼に連想させたことが、アマゾン川の名前の由来だとされています。
1750年
これまで、もともとアマゾン川は、スペイン領の区域となっていました。
しかし、その後に河口近くにいたポルトガル人がアマゾン川付近に町を建設したり、金鉱を発見したりすることにより、ポルトガル人の勢力が大きくなっていくことになります。
1750年にはマドリード条約が結ばれて、アマゾン川の流域中央部分はポルトガルの領域になりました。
1799~1866年
1799年から1800年にかけては探検家たちの活動にて、アマゾン川流域とオリノコ川流域を結ぶカシキアレ水路の存在も明らかになっています。
その後、1820年にポルトガルの植民地であったブラジルが独立したことにより、現在はアマゾン川の大半がブラジルの領土となっています。
1852年には、アマゾン川に蒸気船が就航し、1866年に外国船の航行も認められ、貿易港としての機能を果たすようになってからは、天然ゴムのブームによりアマゾン川は脚光を浴びるようになりました。
1940年~現在
1940年には、ブラジル大統領がアマゾン開発の必要性を強調したことにより、アマゾン経済開発庁やアマゾンの奥地を開発するための「マナウスフリーゾーン」が設立され、工業開発が本格的に行われます。
1970年には国家開発計画が発表され、アマゾンの支流にダムが計画されたり、各地に道路が建設されたりしています。
これを見ると、500年以上の歴史とともに、今のアマゾン川が存在していることがわかりますね。
アマゾン川は水の色が違うって本当?
アマゾン川の色って、途中で変わるって知っていましたか?アマゾン川は、本流と支流で水の色が異なるので、合流する際に色が変わるんですよ!
本流は、茶色いコーヒーにミルクを混ぜ合わせたような色になりますが、支流は白色、黒色、緑色の3つが存在するんですね。
この2つの水が混ざり合う場所によっては、さらにアマゾン川の水の色は変わって見えます。
それでは、白色・黒色・緑色のアマゾン川をご紹介しますね!
白色のアマゾン川
白色のアマゾン川で代表的なのが、ソリモンエス川と本流の合流地点になります。
その他にも、マデイラ川、ブルス川、ジュタイ川、ジュルアー川が、アマゾン川の本流と合流する地点でも白い川と呼ばれているそうです。
ただ、これらの川は「白い色をしている」のではなく、「白く見える」といった方が正しいといえます。白く見える理由には、次の2つの理由があるんですよ!
- 薄黄色の水が流れている
- 風化した岩石の落下により水を白くする
また、この白色のアマゾン川は別名を「肥えた川」とも呼びます。白い色をしたアマゾン川には魚が多く生息することから、このように名付けられたようです。
黒色のアマゾン川
黒色のアマゾン川と呼ばれているのは、浸水林が多い場所「ネグロ川」になります。枯れた植物が水に沈み、成分が分解されることにより水の色を黒くしています。
また、黒い川の水には栄養素が少なく、生き物が多く生息することができないことから、別名「餓鬼の川」と呼ばれているようです。
このように、白色のアマゾン川とは水質も正反対であることがわかりますね。ちなみに、ネグロ川の「ネグロ」は黒色を指す言葉みたいですよ!
緑色のアマゾン川
緑色のアマゾン川を見ることができるのは、タバジョース川とシングース川がアマゾン川本流と合流する付近です。
タバジョース川とシングース川は水が非常に美しく、水深4メートルまで見ることができるほど、澄んだ水をしているのが特徴的なんですね。
この澄んだ水は、青に近い緑色に見えることから、緑色のアマゾン川として有名になりました。
水質は、酸性から弱アルカリ性となり、岩石の落下も少ないので、浸食作用が起きづらい貴重な場所です。
アマゾン川ってどこにあるの?
アマゾン川が主に流れているのは、南米のブラジルになります。
しかし、アマゾン川とても大きく巨大な支流を持つので、ブラジル周辺国(コロンビア、ペルー、ボリビア、エクアドル)の熱帯雨林を流れている川です。
アマゾン川への行き方
日本からアマゾン川に行くのであれば、ブラジルもしくはペルーが行きやすいのでオススメです。
他の方法でもアマゾン川に行くことができますが、治安や交通の便を考えると、上記の2カ国が良いといえるでしょう。
それでは、ブラジル、ペルーそれぞれからの行き方についてみていきましょう。
ブラジル経由
ブラジルからアマゾン川に訪れる際には、日本から直行便が出ていないので、アメリカ・ヨーロッパ・中東経由での乗り継ぎが必要となります。
この中でも到着時間などを考えるのであれば、アメリカ経由で行くことがおすすめですよ。
成田空港からサン・パウロ空港までの乗り継ぎを含めた飛行時間は、アメリカ経由でおよそ25時間程度です。
サン・パウロ空港に到着した後は、国内線を使ってマナウスまで行きます。
マナウスまでの飛行時間はおよそ4時間前後となり、1番早く到着できるアメリカ経由を使ったとしても、アマゾンの玄関口であるマナウスまでは、合計で30時間必要です。
ペルー経由
次に、ペルーからアマゾン川に行く方法を紹介します。ペルーからアマゾン川に行く方法は、アメリカ・メキシコ・カナダ経由の3つの方法があります。
この中でも一般的なのは、やはりアメリカ経由となり、日本からリマ(ペルー)までにかかる飛行時間の目安は、およそ25時間程度です。
リマ到着後は、アマゾンの玄関口であるイキトスまで行く必要があります。
飛行時間は2時間程度となり、日本から訪れた場合は、合計でおよそ27時間程度必要となります。
アマゾン川を満喫するポイント!
巨大な熱帯雨林や未知の生物と出会うことができるアマゾン川を有意義に観光するためには、満喫するいくつかのポイントがあります!
今からアマゾン川を訪れる人は、ぜひ参考にしてみてください。
ジャングルロッジに泊まろう
アマゾンを訪れる際の宿泊地として多くの人に選ばれているのが、中心都市であるマナウスのホテルか、熱帯雨林の中に数多く点在しているジャングルロッジになります。
ホテルステイも良いのですが、せっかくアマゾンに訪れるのであれば、ジャングルロッジに泊まってみてくださいね!
アマゾン川周辺にある主なジャングルロッジ
アマゾン川周辺にある人気のジャングルロッジには、次の4つのロッジがあります。
- アマゾンエコパーク ジャングルロッジ
- ジュマ ロッジ
- アマゾン ツパナ ロッジ
- アマゾン レイク ロッジ
どのロッジもアマゾン川の近くにあるとは思えないほどキレイなロッジなので、アマゾン川に来た際はぜひ泊まってみてくださいね。
それでは、それぞれのジャングルロッジについて少しみていきましょう。
【アマゾン エコパーク ジャングルロッジ】
四つ星ホテルであるアマゾン エコパーク ジャングルロッジは、booking.comでも8.1と評価の良い宿泊施設です。
3つの屋外プールやホテル内のレストランで食事を楽しむことができ、ジャングルにいながら優雅な時間を楽しむことができますよ。
子連れで訪れる人も多く、スタッフがとてもフレンドリーで親切なのが好評です。
清潔感や快適さを望む日本人にとっては、とても過ごしやすいジャングルロッジになりますね!
【ジュマ ロッジ】
ジュマ湖に浮かぶ、印象的な作りとなっているのが、こちらのジュマロッジです。まるで昔の高床式住居のような佇まいで、口コミでの評判がとても高い特徴があります。
食事がとてもおいしいと評判で、朝食で食べることのできるタピオカのクレープは日本人の間でもとても人気の食事です。
室内はとてもシンプルな作りになっていますが、夕日を見ながらベランダのハンモックでゆったりとした時間を過ごすことができます。
ただし、ソーラー式のシャワーを使っているので、天気によってはお湯が出ない可能性もあるようです…(笑)
【アマゾン ツパナ ロッジ】
「アマゾン ツパナ ロッジ」には、ゲストルームが14室しかないので、かなり小規模のロッジになります。
しかし、スタッフのサービスにとても定評があり、食事がとてもおいしいといった良い口コミで人気でした。
場所は完全に孤立しており、電話やWi-Fiの環境は望むことができないので、純粋にアマゾン川を楽しむのが目的な人にオススメです。
【アマゾン レイク ロッジ】
「アマゾン レイク ロッジ」は大変コスパが良く、スタッフのサービスや食事も満足できると好評のロッジです。
実際に宿泊した方の口コミを見ると、お湯が使うことができなそうなので、時期によっては要確認になりますね!
肉食魚ピラニアを釣りまくろう
アマゾン川のアクティビティとして特に有名なのが、「肉食魚のピラニア釣り」になります。画像を見ていただくと分かるように、ピラニアは鋭い歯が特徴的ですよね。
しかも、餌はなんと牛肉だそうです!肉食魚なので当然かもしれませんが、魚にしてはなんとも贅沢ですね。(笑)
アマゾン川には20種類のピラニアが生息していますが、実際に釣ることができるのは15センチほどの小ぶりなピラニアです。
釣ったピラニアは食べることができ、日本人の口にも合うみたいですよ。宿泊施設によってはフライにしてくれるそうなので、ぜひこの機会に食べてみてください。
ジャングルの中をカヌーで回ろう
アマゾン川では、巨大な熱帯雨林を観察しながら、ジャングルの中をカヌーで探検することができます!
季節によっても見ることができる生物が変わってきますが、12〜5月の雨季は木の上に猿や鳥を発見することができそうです。
乾季はワニを見ることができるので、哺乳類の観察に興味がある人は、6〜11月がオススメですね。
アマゾンイルカ(ピンクイルカ)と触れ合おう
なんとアマゾンには、ピンク色のイルカが生息しています!!
ピンク色のイルカはアマゾンイルカと呼ばれるもので、アクティビティとして触れ合うことも可能です。
人間に餌付けされているので、とても人懐っこいのが印象的ですね。アマゾン川に来た際は、かわいいイルカたちと触れ合ってみてくださいね。
夜のアマゾン川を探検しよう
アマゾン川は、昼と夜で違う一面を見せます。
特に夜のアマゾン川を体験することができるナイトクルーズはかなり人気で、珍しい生き物をたくさん見ることができるんです。
ガイドさんによっては小さなワニを捕まえてくれることもあるので、貴重な体験を楽しんでみてください。
アマゾンを探索できるジャングルトレッキング
トレッキングとは、山歩きを意味しジャングルトレッキングとは、名前の通りアマゾンのジャングル内を歩きまわることを指します。
ガイドさんと一緒にアマゾンの中を探索することができるので、ジャングル内に生息する動物や昆虫、植物についていろいろと学ぶことができます。
珍しい昆虫や、なかなか見ることができない色鮮やかな鳥たちも発見することができるので、アマゾンに訪れた際にはぜひ参加したいですね。
アマゾン川に生息する超キケン『要注意生物』!!
アマゾン川には、超危険な生物が数多く生息しています。その中でも、最も危険度が高い要注意生物を今からご紹介するので、ご覧ください。
アマゾン川に観光に行く際は、これらの生物には十分に注意するようにしてください!
ピラニア
ピラニアは多くの方が知っているように、肉食の淡水魚として有名な魚です。
小ぶりなピラニアもいますが、大きいものではなんと45cmを超える大きさのものもいるそうですよ!
三角形の鋭い歯が特徴的で、弱っている羊や牛といった動物には群れで襲いかかるかなり凶暴な魚です。
血の匂いにとても敏感な魚になるので、怪我をしている際には川に入らないようい注意してください。
基本的には、人間のような体の大きな生き物を襲う事はありませんが、血の匂いで興奮してしまうと、たとえ人間でも襲われてしまう危険性大です。
電気ウナギ
強い電気を放電することで有名な電気ウナギ。全長は約2メートル前後で、体はうなぎの形をしているのが特徴的です。
大きさにより発する電気量は異なりますが、大型のものでは電圧800ボルト、電流1Aを発生させるので、かなり危険な魚ですね。
アマゾン川には数多く生息しており、うっかり踏んでしまったりすると、命の危険をもたらす可能性があるので注意してください。
カンディル
画像を見るだけでも気味の悪さが伝わってきますが、カンディルはナマズの仲間になります。
アマゾン川や熱帯地方に多く生息している肉食系淡水魚の総称をいい、現地では淡水エイやピラニアよりも恐れられている魚です。
カンディルが恐れられている理由は、そのどう猛さと残酷さにあります。
自分の体よりもはるかに大きな魚や動物などの体内に侵入し、体内から食い破ってくるといった恐ろしい魚です。
また、カンディルは「アンモニアに反応する」といった性質があります。そのため、人間の、尿道や肛門などから侵入し、内臓にまで侵入してしまったといったケースもあります。
たとえ人間であっても容赦なく襲いかかる生物なので、アマゾンに行く際は十分に注意してくださいね。
淡水エイ
アマゾンに生息する他の生き物が強烈すぎて、こちらの淡水エイの画像を見ると思わず可愛く見えてしまいますね。
日本国内でも観賞魚として人気があるので、淡水エイをご存知の方も多いのではないでしょうか。
この可愛らしい見た目とは裏腹に、淡水エイの尾の付け根には毒針があります。
刺されてしまうと、呼吸困難や痙攣を引き起こす可能性もあるので、安易な気持ちで触ってしまうと危険です。
また、川底などに潜んでいる場合があるので、川に入る際は十分に気をつけましょう。
ハララカ
クサリヘビ科のハララカは、猛毒を持つ蛇になります。
全長は1~1.5メートルほどしかなく、小さい体をしていますが、その毒は非常に猛毒です。
噛まれてしまうと重度の後遺症を残してしまう危険性や最悪の場合死に至る可能性もあります。
ハララカの特徴としては、体に三角形の斑紋があるので、アマゾンで見つけた際は近づかないようにしてくださいね。
もし万が一噛まれた際には、しっかりと適切な治療を受けるようにしましょう。
オオアナコンダ
映画で有名なオオアナコンダですが、その恐ろしさと言えば「大きさ」と「締め付ける力」です。
大きいものでは、全長9m、体重250㎏、体周りは30㎝以上にも成長し、世界で第2位の大きさを持つ蛇と言われています。
アナコンダは夜行性で、餌は哺乳類や鳥になります。画像のように大きな体で獲物を絞め殺し、丸呑みするのが特徴ですね。
人間が餌になってしまう可能性は低いですが、危険性は高いので十分に注意してください。
サシハリアリ(24時間のアリ)
サシハリアリは、刺されてしまうと24時間の間痛みが続くことから現地では「24時間のアリ」ともいわれている恐ろしいアリです。
大きさはだいたい2㎝程度しかありませんが、刺されたときの痛みはハチやアリの中でも最大とされています。
致死性はありませんが、痛みが24時間も続いてしまうので、アマゾン川に観光に来た際は十分に注意するようにしてください。
クロドクシボグモ
世界最強の毒グモと言われ、なんとその猛毒さからギネスブックにも登録されているのがこのクロドクシボグモです。
このクモが持つ毒は、わずか0.1㎎で人間を死に追いやるといわれており、噛まれると神経麻痺を引き起こし、呼吸困難に陥ることがある恐ろしいクモです。
また、日本のクモと異なる点は、その攻撃性にあります。
日本に生息しているクモは、基本的に攻撃を仕掛けてくることはありません。しかし、このクロドクシボグモは、自ら攻撃をしてくるといった特徴があります。
そのため、見つけた際は絶対に近づかないようにしてくださいね。
ただ最近では、あまりの毒性の強さから血清が開発されており、今までに噛まれた事例が7000ほどありますが、そのうち死亡してしまったのは10名ほどに抑えられています。
適切な処置さえ行えば、命の危険は大きく軽減できるので噛まれた際は、早めの処置をするようにしましょう。
【~余談~】
こちらのクロドクシボグモの毒は、男性にとって絶大な効果をもたらしてくれるとも言われていますよ!興味のある方は詳しく調べてみてください。(笑)
ウマバエ(ヒトフエバエ)
ウマバエとはアブのようにも見えるハエで、体は赤褐色しているのが特徴的です。このウマバエの恐ろしいところは、寄生能力にあります。
ウマバエとは、動物の皮膚に直接卵を産み付け、寄生させる特徴があるハエです。この動物とは、人間も例外ではありません。
日本には生息していませんが、アマゾンには生息しているので、帰国後に万が一痛みや痒み、皮膚の腫れ等が起きた際には寄生されてしまった可能性もあります。
医療機関で適切な処置を受ければ、排除することが可能なので、違和感を感じた際は早急に病院に行くようにしてください。
ヤドクガエル
鮮やかな色が特徴的なヤドクガエルは、黄色、赤色、緑色、青色、金色などが存在するカエルです。
そんなヤドクガエルの皮膚に分泌される毒は非常に強く、1匹で10人もの人を死に至らしめることができる致死量の毒を持っています。
とても色鮮やかで、かわいいカエルに見えますが、安易な気持ちで触るのは危険です。決して素手で持つなどはしないようにしてくださいね。
また、医療業界ではこのヤドクガエルの毒が研究されており、鎮痛剤としての活用に期待が寄せられています。
ハマダラカ
世界で最も重要視されている蚊が、こちらのハマダラカです。
ハマダラカは、マラリア原虫を媒介する蚊としても有名で、一般的にマラリアが人に感染する経路は、このハマダラカに刺されることが原因と言われています。
マラリアとは、マラリア原虫をもった蚊に刺されることで感染する病気です。マラリアには種類があり、最も悪性のものでは、発症から24時間以内に治療を行わなければ死に至るといわれています。
年間では、およそ2億人以上の方が感染しており、そのうち60万人が死亡している恐ろしい病気です。
ハマダラカに刺されるだけで、マラリアに感染してしまう恐れがあります。そのため、アマゾン川に行く際には、防虫対策はしっかりしてから行くようにしましょう。
ゴライアス・バードイーター(ルブロンオオツチグモ)
子犬くらいの大きさがあると言われている世界最大のクモがゴライアス・バードイーター(ルブロンオオツチグモ)です。
体長は10㎝以上に成長し、脚を広げた際は20㎝を超えるものもいます。褐色がかった赤い色をしているのが特徴的で、ギネスにも世界最大のクモとして認定されています。
人間に対しての毒性は強くありませんが、その大きさから噛まれると怪我をしてしまうので要注意です。
ペルビアン・ジャイアント・オオムカデ
まるでナウシカに出てきそうな、ペルビアン・ジャイアント・オオムカデ。別名を「ダイオウムカデ、ペルーオオムカデ」なんて呼ばれています。
一般的なサイズは20〜30㎝ほどになりますが、最大のものでは40センチを超えるものもいます。
主に夜行性だが、昼間にも行動することもあり、その性格は攻撃的でとてもどう猛なムカデです。
強靭な牙と顎を持ち、プラスチックなどは砕いてしまうほどの力があるそうですよ…!噛まれたら大変ですね。
また、このムカデは毒があり、その成分は詳しくわかっていませんが、過去に4歳の子供が噛まれたことにより死亡した事例があります。
家族でアマゾン川に行く際は、子供に注意しましょう。
ジャガー
一見ヒョウにとてもよく似ているので、見分けがつかない人もいるかもしれませんが、ジャガーは、体が頑丈で大きいのが特徴的です。
その性格はとてもどう猛で、噛む力が非常に強いのが特徴です。
森林地帯に生息しており、昼夜関係なく活動することができますが、基本的には夜行性となります。
性格が非常に凶暴なこともあり、先ほど紹介したアナコンダも捕食するらしいですよ…(笑)
まとめ
いかがでしたか?
今回は、アマゾン川の歴史や、アマゾンに生息する生き物について詳しくご紹介しました。
アマゾン川には危険がいっぱいですが、それを上回る魅力があるのも確かです!
アマゾンでのアクティビティは、ガイドさんに従っていれば大きな危険を伴うものではないので、安心して楽しんでくださいね。
ぜひアマゾン川に行った際は、危険生物に注意し、アマゾン川を存分に楽しんでくださいね。
海外旅行に行く方で、海外旅行保険に加入していない人は多いです。
しかし、これって正直やばいです。こっちがひやひやしてしまうくらい、危ないです!
たとえば、アメリカで手術すると盲腸で300万円とかの費用になります。海外旅行保険加入していないと、これが自腹です。
ヤバいですよね。破産してしまいます。
そこで、海外旅行保険に加入しましょう。とはいっても、海外旅行保険付きのクレジットカードを発行すればオッケーです!
おすすめのカードは、エポスカードです。
うれしいことに、自動付帯なのでエポスカードを持っているだけで、海外保険が適用されます!
年会費無料で海外旅行保険に加入できるので、持っていなければ損ですよね。