リスボンは、別名「7つの丘の街」「海の女王」と呼ばれており、ポルトガルの首都でもあります。
ポルトガルと言えば、美しい街並みで有名です。リスボンの街並みは、CMでも使われるほどで、記憶に新しいのが「消臭力」のCMではないでしょうか。
テレビ越しでも、美しい街並みが伝わってきますよね。
リスボンを一望できる場所や美しい建物など見所あるスポットがたくさんあり、人気の旅行先です。
そこで今回は、ポルトガルの首都リスボンの見所やおすすめの観光スポットをご紹介します。
人生に1度は、テレビ越しではなく生でリスボンの美しい街並みを体験してみるのもおすすめですよ!
ポルトガルの首都『リスボン』とはどんなところ?
リスボンは、ポルトガルの首都でヨーロッパの都市で最も西にあり、世界でも古い歴史がある都市としても有名です。
また、別名「7つの丘の街」と呼ばれるように、7つの地区に分かれています。
それぞれ、地区の特徴があり、見所の1つでもあります。そこで、7つの地区について詳しくお伝えします。
バイシャ地区
正式名は「バイシャ・ポンパリーナ」で、リスボンの中心に位置する街で、現地の方からは、バイシャと呼ばれています。
昔、リスボンは震災に遭っており、バイシャは震災後に最初に建築された地区です。耐震性を試すために、原始的なやり方ではありますが、軍隊を周りに行進させて耐震性をシミュレーションしたそうです。
バイシャは、2004年にユネスコ世界遺産の予備リストに選ばれたこともある美しい地区でもあります。
バイロ・アルト地区
バイロ・アルトは、ポルトガル語で「高い地区」という意味で、現地の方は「バイロ」と呼ばれています。
バイロは、住居と商業・娯楽地区と分かれています。商業・娯楽地区には、クラブやバーなどのお店があり、夜は、賑わっているようです。
現在は旅行者にも人気の地区で、ポルトガルの民謡でもある「ファド」が聞ける酒場やヒップホップやレゲエと言った音楽も盛んので、若者を集める歓楽街として人気を集めています。
リスボンの夜を満喫したい方は、クラブや酒場があるバイロがおすすめです。
シアード地区
シアードは、買い物をするに適している地区で、昔からあるお店や最近人気のお店が混ざり合ったお年寄りから子供まで楽しめる場所です。
現地の方もそうですが旅行者も、シアードでお土産や服を買ったり、カフェでのんびりしたりしています。
シアードには、「カフェ・ア・ブラジレイラ」という有名なカフェがあり、詩人で作家の「フェルナンド・ペソア」が好んで通っていた名店です。
リスボンで、ショッピングやまったり過ごしたい方はシアードがおすすめですよ!
パルケ・ダス・ナソンイス地区
パスケ・ダス・ナソンイス地区は、「パルケ・ダス・ナソエス」とも呼ばれ、ポルトガル首都リスボンの国際公園地区です。
この地区では、昔リスボン国際博覧会が行われており、現在はその跡地にオフィス街や商業施設がたくさんあります。
商業施設には、「ヴァスコ・ダ・ガマショッピングモール」や「リスボン水族館」があり旅行者に人気ですよ。
ベレン地区
べレン地区の正式名は「サンタマリア・デ・マリア」と呼び、リスボンからテージョ川沿いの西に位置する地区です。
ここでは、昔「ヴァスコ・ダ・ガマ」と言う探検家がインド航路を発見する際に出発した地区でもあります。
べレンには、大航海時代を記念した記念碑「発見のモニュメント」をはじめ「べレンの塔」「べレン宮殿」いった美しい建築物が見所です。
アルカンタラ地区
リスボンの中心部とべレン地区の間にある地区で、「4月25日橋」の架かる場所もこの地区です。
アルカンタラは昔、農業や邸宅が大半を占めていましたが、時代が流れるにつれ工業地区になり、現在は商業・工業地区が盛んになりました。
また、夜の街としても有名で、パブやディスコがあり若い方に魅力的な街なんですよ!
アルファマ地区
アルファマ地区は、リスボンで最も古い地区で伝統工芸品やカフェが多くあります。アルファマは、日本で言う「下町」に近い感じで日本人には親しみやすい地区です。
昔、リスボン地震で大きな被害に遭ったが、アルファマ地区は密集した街並みのおかげで被害が少なかったそうです。
いまでは、古い建物と新しい建物が混在しており、レストランなどのお店にはポルトガルの民謡「ファド」が聞こえてきますよ!
現地の方の生活感が体感でき、散歩するには良い地区でもあります。
リスボンってどこにあるの?
リスボンは、ヨーロッパ諸国にあるポルトガルにあります。ポルトガルの首都がリスボンです。
ヨーロッパの最も西にある街で、イベリア半島で最長とも言われているテージョ川の西にある街がリスボンです。
リスボンに行きたい方は、ポルトガルの首都を目指せば問題なく着きますよ。次の項で、行き方について詳しく解説していきます。
リスボンへの行き方!
リスボンへ行くには、飛行機で行く方法しかありません。残念ながら「リスボン空港」までの直行便はなく、他の国を経由する必要があります。
主な経由地は、「トルコのイスタンブール」「フィンランドのヘルシンキ」「ロシアのモスクワ」の3つを経由してリスボン空港まで行きます。
そこで、気になるのは、料金ですよね。
どの国を経由しても料金は「12万円~」でフライト時間は、約24時間と1日掛かります。
そのため、長時間のフライトなので暇つぶしできる物を用意することをおすすめします。
リスボンはローマより歴史が長い?
旅行をより楽しむためには、歴史を知ることが大切です。歴史を知れば、リスボンの興味が湧いてきませんか?
リスボンの歴史は、ローマより長いとされています。ローマ時代は紀元前15年頃ですので、その前からある都市でもあります。
ちなみに、日本が縄文時代の頃からリスボンはあるそうです。
そこで、ローマより歴史が長いリスボンの歴史についてお伝えします。
リスボンの歴史について知りたい!!
リスボンの歴史は古く、日本が縄文時代のころからある都市とされています。
リスボンが大きく発展したのは、大航海時代の15世紀ころでロンドンやニューヨークと同じくらいの力があり、世界経済の中心的な存在でした。
しかし、リスボンが獲得した領土を次々に取られ衰退、ナポレオンのポルトガル侵攻とブラジルが独立したことでヨーロッパで貧しい国になったとされています。
絶対に行きたいリスボンでの観光スポット13選!
リスボンは歴史を強く感じる事ができる場所が多く、それらは観光スポットにもなっています。
そこで、絶対に行って欲しいリスボンの観光スポットをご紹介します。
発見のモニュメント
発見のモニュメントは、リスボン市西部のベレン地区のテージョ川岸にあります。このモニュメントは、大航海時代を記念して作られた記念牌です。
記念牌は、52メートルと高さもあり迫力があります。また、記念牌の頂上にも上がる事ができるので、ベレン地区やテージョ川の眺めることもできます。
モニュメントにある人物は、大航海時代の王「アフォンソ5世」やインド航路の発見者「ヴァスコ・ダ・ガマ」など、大航海時代に活躍した33人の偉人像があります。
歴史が好きな方は、多くの偉人像がみれたり、記念牌の頂上から景色を眺めて歴史を感じてみるもの楽しいですよ。
世界遺産 ジェロニモス修道院
世界遺産の1つでもあるジェロニモス修道院は、首都リスボンのベレン地区にあります。
ジェロニモス修道院は、大航海時代に得た利益で建築されました。この修道院は、たくさんのお金が使われただけではなく、完成までに300年という歳月がかかっています。
お金と歳月がかかってるだけあって、多様な装飾や美しい外見は見る価値がありです。
世界遺産 ベレンの塔
ベレンの塔は、ジェロニモス修道院と同じく世界遺産に登録されており、「ジェロニモス修道院とベレンの塔」として登録されています。
ヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業を記念して作られたのがベレンの塔です。また、ベレンの塔は、テージョ川に出入りする船を監視する為の要塞でもあります。
世界遺産 シントラ
シントラは、首都リスボンに隣接しており、様々な文化遺産があるので観光地として有名です。
「シントラの文化的景観」として世界資産に登録されています。その主な建物は以下の通りです。
- シントラ宮殿
- ペーナ宮殿
- ムーアの城跡
- レガレイラ宮殿
シントラの文化的景観を見た、イギリスの詩人バイロンは「エデンの園」と称賛するほど美しい街です。
歴史ある建築以外にもそこから眺める景色も絶景で、歴史と自然の美しさを一度に味わう事ができまよ。
サンタ・ジュスタのエレベーター
サンタ・ジュスタのエレベーターは、リスボンのカルモ通りにあります。通称「カルモのリフト」と呼ばれ観光名所の1つです。
エレベーターの屋上では「サン・ジョルジョ城」「ロシオ広場」やバイシャ・ポンパリーナ地区の眺めを楽しめます。
しかし、人気の観光スポットなので混みます。1時間待つのはあたり前なくらい混むので待つのが嫌いな人は、朝一に行きましょう。朝一ならそんなに混んでいません。
観光名所の1つですので、時間がある方は、ぜひ行ってみてください
サン・ジョルジェ城
リスボンの中央部にあるのが「サン・ジョルジェ城」です。サン・ジョルジェ城は、もともと古代ローマ時代に要塞として作られたのが起源とされています。
今は、城跡として公園になっており、観光スポットとして人気なんですよ。城から眺める街並みは、絶景です。
昼も美しい眺めですが、夜も絶景でロマンチックなので彼女や夫婦で見に行くのにもおすすめです。
ロカ岬
リスボンにあるロカ岬は、ユーラシア大陸の最西端にあります。ロカ岬は、断崖絶壁が見渡す限り続いており、日本では見られない景色があるので感動ものです。
ただ、崖にあるので想像以上に強いので、帽子などの被りものは避けるようにしましょう。
また、風が強く肌寒く感じる人もいると思うので、羽織るものを持っていくことをおすすめします。
ヨーロッパ最大の水族館『リスボン水族館』
リスボンで1番人気と言っても過言ではないのがここ「リスボン水族館」です。リスボン水族館の最大の見所でもあるのが、40メートルもあるネイチャーアクアリウムです。
ネイチャーアクアリウムとは、水草を育てることで水槽の中に良好な環境を作り、魚などの生き物を一緒に育てることで自然の生態系を再現すること。
開園時間は10時〜19時(最終入場18時)で、リスボン水族館の料金は以下の通りです。
常設展示 | 常設展示+特別展示 | |
大人 | 15ユーロ(約1,800円) | 18ユーロ(約2,140円) |
子供(4〜12歳) | 10ユーロ(約1,190円) | 12ユーロ(約1,430円) |
リスボアカードを提示すれば15%割引になるので大変お得です。リスボアカードについては後で説明します。
コメルシオ広場
コメルシオ広場は、テージョ川の近くにあり「貿易広場」という意味です。また、もともとリベイラ宮殿があった場所に広場ができたため、別名「テレイロ・ド・パソ」とも言われています。
勝利のアーチ通称「凱旋門」は、コメルシオ広場にあり、展望台になっており中に入る事ができます。
入場料は、2.5ユーロ(約300円)ですが、リスボアカードを使えば無料で入る事ができます。
ただし、チケットが出口で必要になるため、受付でチケットを貰うようにしましょう
サン・ロケ教会
サン・ロケ教会は、イエズス会の礼拝堂で16世紀〜18世紀に作られた豪華な内装を見る事ができます。
サン・ロケ教会の歴史は深く日本から天正遣欧少年使節が滞在した教会として、日本に馴染みがある教会です。
入場料は無料ですが、中にある博物館は2.5ユーロ(約300円)です。
外観は、シンプルでどこにでもある教会ですが、中に入れば豪華な内装に心を奪われること間違いのでしょう。
サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台
リスボンで有名なのが「サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台」で、リスボンの街を一望でき眺めは素晴らしいです。
ケーブルカーで登って先にあるため、簡単に行く事ができます。また、この展望台は消臭力のCMの撮影場所でもあります。
リスボンの街並みが見たい方は「サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台」に行って見ましょう。
国立古美術館
国立古美術館の正式名所は「ムゼウ・ナシオナル・デ・アルテ・アンティガ」で、ポルトガルで重要な美術館でMNAAと呼ぶことが多いです。
美術館に入るには、入場料がかかり以下の通りです。
料金 | |
大人 | 6ユーロ(約712円) |
子供 | 3ユーロ(約360円) |
シニア | 2.5ユーロ(約300円) |
館の中には、西洋絵画や南蛮屏風までラインナップが豊富で、歴史の教科書にも載る南蛮屛風は迫力があり見る価値ありですよ。
カンポ・ペケーノ闘牛場
カンポ・ペケーノ闘技場は、スペインのマドリードの闘牛場を参考に建てられたものです。
闘牛だけではなくコンサートなども行っている施設です。その地下には、スーパーなどの商業施設やレストランがあります。
フードコートは地元の方にも人気で、平日、休日でも賑やかで、駅と直結なので雨の日でも気軽に行けるので便利ですよ。
一度は見たい闘牛ですが、冬の間はお休みなので闘牛目的の方は夏に行きましょう。
さらにリスボンで楽しむならこれ!
リスボンは、上記で紹介した観光スポット以外にも楽しめるスポットがあります。
そこで、ここからはさらにリスボンを楽しめるスポットをご紹介します。
パスティス・デ・ベレンのエッグタルトを食べるよう!
パスティス・デ・ベレンは、ベレン地区にありポルトガルのおやつであるエッグタルトが美味しいと有名な老舗店です。
現地の方から観光客まで、エッグタルトを求めて長蛇の列ができるほどです。
住所 | Rua de Belem 84-92, Lisboa |
アクセス | 市電15番ジェロニモス修道院から歩いて3分 |
営業時間 | 8時〜23時 |
公式サイト | パスティス・デ・ベレン |
「パスティス・デ・ベレン」のエッグタルトは、外はサクサクの生地で中はトロッとしたクリームは程よい甘さがベストマッチします。
「ポルトガルで1番美味しい」と言われていますが、納得の味です。エッグタルトのために並んで買う人の気持ちがわかります。
外はサクサク、中はトロッとした究極の合わせ技は、犯罪級に美味しいです。リスボンに来た際は、「パスティス・デ・ベレン」のエッグタルトを食べてみてください
アズレージョの絵付けを体験しよう!
アズレージョとは、ポルトガルの伝統的なタイルのことです。ポルトガルの駅や教会の至る所にアズレージョが使われています。
アズレージョの絵付けを体験でき、絵を描いたタイルは記念としてもらえるので旅の思い出にぴったりです。
体験の料金は、20ユーロ(約2,400円)で所要時間は30分ほどでできます。
また、タイルは焼き上げる時間があるので、受け取りに時間がかかる場合があるので「いつできるのか?」確認してから行きましょう。
ポルトガルの大衆歌謡『ファド』を楽しもう!
ファドは、ポルトガルの大衆歌謡でポルトガルに来たら一度は聞いておきたいものの1つです。
ポルトガルの下町で生まれたファドは、色々な場所で聞くことができます。ファドを聞く一番の場所は、居酒屋やレストランで食事と一緒に楽しむことができます。
心落ち着くファドを聴きながら食事やお酒を飲むことができるのでおすすめです。
ゆっくりとした時間を過ごすことができるので、カップルや夫婦にはぴったりです。
街中を走るケーブルカーに乗ろう!
リスボンは、坂が多い街でもあり、その移動手段にケーブルカーがあります。ケーブルカーは、古くからあり現地の方にはなくてはならないものです。
ケーブルカーの料金は、以下の通りになります。
ケーブルカー | |
1回券 | 3.8ユーロ(2回分)約450円 |
1日券 | 6.4ユーロ 約760円 |
1日券の方が料金的に安いだけではなく、ケーブルカーだけではなく電車・バスなどの乗り物が全て利用できるので1日券の方がおすすめです。
リスボアカードを使っておトクに楽しもう!
リスボンには、リスボアカードというのがあります。カードを発行することで、観光をお得にすることができます。
そこで、リスボアカードについてお伝えします。
リスボアカードとは?
リスボアカードは、リスボンの観光名所が入場無料になったり、公共機関の乗り物が乗り放題になる優れものです。
使い方は、カードを提示してチケットを発行するか、電車などの交通機関ならSuicaと同じくタッチして使います。
リスボアカードの料金は以下の通りとなっています。
大人 | 子供 | |
24時間 | 17.5ユーロ(約2,200円) | 10.5ユーロ(約1,320円) |
48時間 | 29.5ユーロ(約3,700円) | 15.5ユーロ(約1,950円) |
72時間 | 36ユーロ(約4,530円) | 18.5ユーロ(約2,330円 |
リスボアカードは、事前購入ができ送られてきた電子チケットを、リスボンの空港の案内所で引き換えることができます。
入場無料になったり、割引になることが多いので、観光にきた際はリスボアカードは必須です。
まとめ
リスボンは、CMで起用されるほど美しく、世界遺産も多い街です。観光スポットはたくさんあるので、1週間以上の滞在が欲しいですね。
海外あるあるですが、移動にお金がかかるのがネックですが、リスボアカードがあるので移動にお金を使うことなく旅行を楽しむことができます。
また、人気の観光スポットも無料や割引になるので着いたらまず発行したいカードです。
世界遺産だけではなく、大衆歌謡のファドや大人気のエッグタルトもあるの人生で一度は訪れたい場所の1つです。
本記事を読んで、興味や行きたいと思った方はぜひ、ポルトガル・リスボンに足を運んで見てください。
海外旅行に行く方で、海外旅行保険に加入していない人は多いです。
しかし、これって正直やばいです。こっちがひやひやしてしまうくらい、危ないです!
たとえば、アメリカで手術すると盲腸で300万円とかの費用になります。海外旅行保険加入していないと、これが自腹です。
ヤバいですよね。破産してしまいます。
そこで、海外旅行保険に加入しましょう。とはいっても、海外旅行保険付きのクレジットカードを発行すればオッケーです!
おすすめのカードは、エポスカードです。
うれしいことに、自動付帯なのでエポスカードを持っているだけで、海外保険が適用されます!
年会費無料で海外旅行保険に加入できるので、持っていなければ損ですよね。