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メキシコの祝日|死者の日に行ってみたらすごかった!祭典の全貌や楽しむポイント

死者の日 アイキャッチ

あなたは、死者の日をご存知ですか?死者の日とは、主にメキシコで行われている祝祭です。

ただ、死者の日の画像だけ見ると、ハロウィンをイメージしますよね。ハロウィンと似ている点も多くありますが、実は全くの別ものなんですよ!

また、そんな死者の日も年々と知名度が上がり、今では映画のモデルにもなっています。

そこで、今回はメキシコで盛大に盛り上がるイベント「死者の日」についてお伝えします。記事越しにでも死者の日の楽しさがわかり、参加したくなりますよ。

死者の日とは?

死者の日とは、日本のお盆とハロウィンを合わせた祭りです。死者の日には、魂が戻ってくるといわれているため、チョコなどのお菓子やお酒などをお供えし、魂を出迎えます。

これは、日本でいうお盆と似ていますよね!

また、死者の日はハロウィンにも似ており、かぼちゃを飾ったり、仮装したりなんかもします。このように、死者を出迎え死者と一緒に楽しむお祭りが死者の日です。

死者の日はどんな祭り?

先ほどもお伝えしたように、死者の日では、亡くなった方の魂が戻ってくるといわれています。そのため、盛大に出迎え、死者と一緒に楽しみ死者を送り出すお祭りが「死者の日」です。

死者の日が近づくと、お墓にマリーゴールドやお菓子などのお供え物をして死者を出迎えます。

そして、骸骨の仮装をして死者と一緒にパーティをして、死者が満足して逝けるように祈る日なんですよ。

死者の日の歴史

死者の日の起源は、メキシコの先住民が行っていた儀式や風習と言われています。そこにカトリックの影響が合わさり、現在の死者の日が出来ました。

死とは悲しいものですが、メキシコの先住民は「死とは神に近づく喜ばしいこと」という考えがあります。

そのため、メキシコでは明るく楽しく死者を送るために死者の日といったお祭りをしています。

死者の日の特徴

死者の日には、次ような特徴があります。

死者の日の特徴
  • 骸骨
  • お墓や花壇
  • お花

このように、死者の日は日本で行われるお盆やハロウィンを掛け合わせたような特徴を持っています。死者の日の特徴を理解して、お祭りを楽しみましょう!

骸骨(ガイコツ)

骸骨

死者の日と言えば、「ガイコツ」と言っても過言ではありません。それぐらい、死者の日はガイコツで溢れかえります。

死者の日はどこを見ても、ガイコツ一色になり、街にはガイコツの仮装した人たち、街の市場には、ガイコツグッズでいっぱいになるんです!

死者の日を最大に楽しむためには、ガイコツは欠かせないものなんですよ。

お墓と花壇

お墓と花壇

死者の日にはお墓を豪華に飾り、弔う習慣があります。お供えものには、故人の好きな食べ物や飲み物などを捧げて、花とろうそくで飾りつけして死者を出迎えます。

お墓の飾りつけには、決まりが特になくお墓ごとに飾りつけが異なるので、一つのアートとして見るだけでも楽しいですよ。

お花

マリーゴールド

死者の日に重要な花が「マリーゴールド」です。そのため、死者の日には、街中がマリーゴールドの花と匂いでいっぱいになります。

色鮮やかなオレンジが美しい花ですが、言い伝えでは「死者を導く花」といわれており、死者の日には、マリーゴールドは欠かせない花です。

美しい花なんですが、あまりにもたくさんあるので、目がチカチカするので注意です(笑)

参加できる条件ってあるの?

死者の日に参加するための条件は特にありません。しかし、お祭りを最大に楽しむのであれば、ガイコツメイクや仮装などをするようにしましょう。

また、お墓参りにも参加できるバスツアーなどがあり、より死者の日を楽しむことができます。

他人のお墓参りはちょっと気が引けますが、現地の方はパーティーかピクニックのような盛り上がりをしていますよ(笑)

死者の日が開催される場所はどこ?

死者の日は、メキシコ全土で開催されているお祭りです。そのため、開催している地域に行って参加する必要がありますが、誰でも自由に参加できます。

メイクの道具や仮装のための衣装を忘れずに持っていきましょう。

死者に日に参加するなる次の街がおすすめ!

死者の日が楽しいお祭りだとわかったけど、せっかく行くなら盛り上がっているところに行きたいですよね。

そこで、ここでは死者の日を最大に楽しむことができる、おすすめの街をご紹介します。

ハニツィオ島(ミチョアカン州)

お祭りと聞くと、都会が盛り上がっているイメージですが、死者の日が最も伝統的で、盛り上がりがあるのがミチョアカン州の「ハニツィオ島」です。

メキシコの間では、有名な人気の場所で、ホテルを取るのも困難になるほどハニツィオ島の死者の日は人気なんですよ!

行き方

ハニツィオ島は、パツクアロ湖に浮かんでいる島です。そのため、船でしか行くことはできません。ハニツィオ島までは大型の屋形船がでていおり、この船で向かいます。

ハニツィオ島に上陸すると、死者の日の飾りが出迎えてくれます。気分は、お祭りモードになること間違いなしですよ!(笑)

夜になるにつれて、ろうそくなどの灯りが綺麗で、まるでファンタジー世界に来た錯覚になりますよ。

オアハカ(オアハカ州)

オアハカ州は、ハニツィオ島と同様に伝統的な死者の日が見れたり、体験できたりできることで有名な場所なんですよ。

今でも、先住民が暮らし、伝統的な文化を守っている素晴らしい場所です。

死者の日を楽しむために、地元の方以外にも海外の観光客がオアハカ州に集まり、パレードやショーを楽しみます。

そのため、伝統的な死者の日を体験したい方は、オアハカ州がおすすめです!

行き方

オアハカ州に行くには、飛行機が1番です。しかし、日本からの直通便がなく、メキシコシティのメキシコシティ国際空港から乗り換えてオアハカにあるホホコトラン空港に行くことになります。

ホホコトラン国際空港から、市街まではバスやタクシーで現地に向かうことになります。空港から市街地まで少し離れているため、時間にゆとりを持って行きましょう!

メキシコシティ(首都)

メキシコの首都でもあるメキシコシティは、死者の日のおすすめスポットの1つです。

首都なので、現地の方や観光客も多いことから、他の死者の日より大規模で盛大に盛り上がります。

そんなメキシコシティでの死者の日のイベントでは以下のことが楽しめますよ。

メキシコシティでの楽しみ方
  • 大規模のパレード
  • 仮装を楽しむ方が多い
  • 巨大なアレブリヘ

メキシコシティのパレードは国内最大級です。一部の道路を封鎖して、10万人以上の方がパレードに参加し死者の日を盛大に楽しみます。

また、パレードには、仮装している方も多く、仮装を楽しみたい方には最高の場所ですね。パレードの近くに「巨大なアレブリヘ」が展示しており、見ているだけでも楽しいですよ!

アレブリヘとは、空想上の動物を木彫りや張り子細工で作ったものです。死者の日には、張り子細工で作ったものが展示してあります。

行き方

メキシコシティに行くには、飛行機で行くのがおすすめです。日本からの直通便があるため、乗り換えがないのでラクに行くことができます。

メキシコシティ国際空港から市街まで、バスか地下鉄で行くことになりますが、個人的にはバスがおすすめです。バスに揺られながらメキシコの景色を見るには最高ですよ!

サンミゲル・デ・アジェンデ(グアナファト州)

メキシコグアナファト州にある「サン・ミゲル・アジェンデ」は、美しい街のひとつです。色鮮やかな家が多く「魔法の村」とも呼ばれている魅力のある地域です。

死者の日までの約1週間、毎日イベントが開催されています。しかし、平日はそれほど賑わってないので参加するなら週末がおすすめです。

サン・ミゲル・アジェンデの中心街には教会があり、そこの周辺で死者の日のお祭りが盛り上がっています。また、教会も綺麗なので教会を背に記念撮影もいいですよ!

行き方

サン・ミゲル・アジェンデまでは、メキシコシティからバスで約4時間かかります。

長時間バスに乗るので出発前に、お菓子や飲み物を買うことがおすすめします。また、バスの中には軽食が出る場合と出ない場合があるので事前に確認しておきましょう。

バスの中には、トイレも完備されているので、トイレが近い私でも安心です(笑)

メテペック(メキシコ州)

メキシコシティから少し離れた場所にあるメテペックは、祭壇が凄いことで有名です。ここの祭壇は、世界最大と言っても過言ではないくらい巨大な祭壇なんですよ!

死者の日には、マリーゴールドの花が敷き詰められキレイな祭壇です。巨大な祭壇だけを見るだけでも価値がありますね。

死者の日の1週間前から公開されているので、時間がある方はぜひ見に行きましょう。

行き方

メテペックまでは、バスで行きます。メキシコシティからバスに乗りメテペックまで行きますが、途中にある「トルーカ」で乗り換えがあるので注意しましょう。

メキシコシティからメテペックまでは、約1時間で到着します。

しかし、通勤ラッシュ(朝8時~9時)になると渋滞に巻き込まれるので、長時間バスに乗っているのが嫌な方は時間をずらして行くようにしましょう。

死者の日はいつやっているの?

これまで死者の日についてお伝えしましたが、メキシコに行き死者の日に参加したくなった方もいますよね。

死者に日は、毎年11月1日と2日の2日間で行われます。しかし、メキシコの文化研究者によると以下の日が正式な死者の日になるようです。

死者の日の開催日
  • 10月31日(天使の日)
  • 11月1日(諸聖人の日)
  • 11月2日(万霊節の日)

以上の3日間が正式な死者の日です。しかし、今では11月1日と2日が死者の日として賑わっているのが現状のようですね。

また、上で述べた日にはそれぞれ意味があるのでお伝えしていきます。

天使の日:10月31日

10月31日は天使の日とされ、亡くなった子供や水子のためにある日です。子供を弔うので、子供が嫌いな辛いものなどは置かず、甘いお菓子を捧げます。

子供にお菓子を捧げる行為はハロウィンに似ていますよね。

諸聖人の日:11月1日

11月1日は、魂が帰ってくる日で、日本のお盆に近いイメージです。故人の好きな食べ物や飲み物を捧げたり、歌を歌ったりして思い出を語る日でもあります。

日本のお盆は、暗いイメージですが、メキシコの諸聖人の日はみな明るく楽しくをモットーに行っています。

万霊節の日:11月2日

11月2日は万霊節の日と言われ、すべての魂のために祈りを捧げます。街では、パレードや仮装などで盛り上がる日です。

死者と一緒に明るく楽しくまるで、パーティー感覚のような日は日本には無いですよね。現地の方や観光客が、楽しめる死者の日に参加して美しく楽しいお祭りを味わって見て下さい!

せっかく死者の日に参加するならこれだけは食べよう!

死者の日には、特別な食べ物が用意されます。死者の日のために作られる料理は以下の通りです。

死者の日おすすめの料理
  • パン・デ・ムエルト
  • ドゥルセ・デ・カラバサ
  • モーレ・アマリージョ

死者の日のために作られる料理はどれも美味しく、この日だけしか食べないのはもったいないくらい美味しいです。それでは、死者の日の料理をお伝えします。

パン・デ・ムエルト

パン

パン・デ・ムエルトは、死者の日を代表する食べ物です。パン・デ・ムエルトは「死者のパン」と言う意味があり、歴史や伝統を感じることが出来るパンなんです。

パンの丸い形は生と死のサイクルを表しており、上に乗っている玉はドクロをイメージし、また、4本の線は骨と涙を表現しています。

パンは、オレンジ味で死者の名誉を意味しているそうですよ。

歴史や伝統を感じるパン・デ・ムエルトを亡き人を思いながら食べる死者の日には欠かせない食べ物です。

ドゥルセ・デ・カラバサ

カラバサ

秋の名物でもある「ドゥルセ・デ・カラバサ」は、現地のメキシコで愛されている料理です。

また、ドゥルセ・デ・カラバサは、「かぼちゃの甘煮」と言う意味で、日本のかぼちゃの煮物をさらに甘くした味なんですよ。

かぼちゃの煮物に近いので、日本の方でも馴染みやすい味です。死者の日には、街の市場で多く見かけるので一度は食べて見ましょう。

モーレ・アマリージョ

モーレ

「モーレ・アマリージョ」は、メキシコの伝統料理の一つです。モーレと言うスパイと野菜などで作ったソースに、死者の日に重要なマリーゴールドの花びらを入れた料理です。

しかし、マリーゴールド入りのモーレ・アマリージョは死者の日に食べるレアな料理で、普段のモーレ・アマリージョには使っていません。

モーレ・アマリージョはオアハカ州が発祥で、メキシコシティではあまり見かけることができないので、食べてみたい方はオアハカ州の死者の日に行き食べて見ましょう。

死者の日に参加した際のお土産は?

ガイコツグッズ

お土産の購入は旅行の楽しみの1つですよね。死者の日ならではのお土産が、ガイコツグッズとアレブリヘです。

アレブリヘとは、空想上の動物を木彫りや張り子細工で作ったものです。死者の日には、張り子細工で作ったものが展示してあります。

ガイコツグッズとアレブリヘは、死者の日なら街の市場のどこでも売られています。カラフルなガイコツがキュートで女性にも人気ですよ。

買い物は、首都でもあるメキシコシティの方が店も多く、お土産探しには適しています。

うんちくをちょっと紹介!

最近、死者の日の認知度が高く、死者の日に参加する観光客の方も増加してきています。ここでは、そんな死者の日に関するうんちくを少し紹介していこうと思います。

どうでも良いことなので、興味がない方は最後のまとめまで飛ばしちゃってくださいね!

「死者の日」は映画のモデルになった?

リメンバーミー

死者の日が映画のモデルになっているって知っていましたか?

実はアメリカの映画製作会社であるピンクパンサー・アニメーションが死者の日をモデルにした「リメンバーミー」という映画を製作しました。

この映画は日本でも公開され、日本で上映された際は、興行収入4億8千万円をこえる超大作となった映画です。映画リメンバーミーでは、死者の日について詳しく知ることができます。

そのため、「死者の日ってどんなものなの?」「死者の日について知りたい」と思っているのであれば、こちらの映画はおすすめです。

死者の日の魅力や感動が凝縮されているので、死者の日を擬似体験したい方は、リメンバーミーを1度見てみてください!

ハロウィンではない!

ハロウィンではない

死者の日を知らない方から見れば、仮装などしているので「メキシコ版ハロウィン?」と勘違いしまうのではないでしょうか。

しかし、死者の日は、ハロウィンとは全く違うお祭りです。

ハロウィンは、秋の収穫を祝い悪霊払う祭りにたいし、死者の日は死者の魂が帰ってくるのを迎えたり、死者の魂を送ったりする祭りとなっています。

そのため、メキシコ人に「死者の日はハロウィンなの?」と聞くと怒られるので止めましょう(笑)

ガイコツメイクにはモデルがいるって本当?

カトリーナ

ガイコツメイクのモデルは、「ホセ・グアダルーペ・ポサダ」と言うイラストレーターが描いた「カトリーナ」という女性ガイコツです。

最も愛されているガイコツの生みの親として今でも多くのファンがいます。

死者の日には、ポサダ氏が描いたカトリーナを街中で見ることができます。また、カトリーナの仮装も人気が高く、街中でカトリーナの仮装をした方たちをみるおとができますよ!

まとめ

今回は、メキシコで行われる祭典「死者の日」について紹介してきましたがいかがでしたか?

この記事を読んで、死者の日に参加したいと思った方もいるのではないでしょうか。そんな「死者の日に参加してみたい!」と思ったのであれば記事中で上げた地域に参加するのがおすすめです。

死者の日は、メキシコ全土で開催される祭典です。そのため、メキシコであればそこでも参加することができます。

ただ、地域によって祭りの盛り上がりやイベントの規模が違うので注意しましょう。

また、ディズニー映画のリメンバーミーを見た後に、実際の死者の日に行くとより楽しめるので行く際は、映画を見てから行きましょうね!

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