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ロシアの世界遺産クレムリンとはどんなとこ?実際行ってみたらすばらしい場所だった! 

クレムリン アイキャッチ

数多くの世界遺産があるロシアですが、「クレムリン」といった世界遺産があるのはご存知ですか?

クレムリンとは、広大な敷地にある旧ロシア帝国時代の宮殿です。その歴史は古く、ロシアの歴史を知ることができる場所でもあります。

今回は、ロシアの繁栄に大きく関わった見どころ満載の世界遺産「クレムリン」について、その歴史、いくつもある観光スポット、見る際の注意点等を徹底的に調査して紹介します。

最後まで読むことで、クレムリンの良さを実感することができるでしょう!

クレムリンって一体なに?

クレムリンってなに

クレムリンとは、ロシアの首都モスクワの中心に位置する宮殿であり、1990年には世界遺産として登録された貴重な場所です。

クレムリンは、ロシア語で「城塞」を意味しているようで、敷地は大きな城壁に囲まれていいます。

その敷地はとても広大で、城壁の長さは約2.25km、塔の数20、城門の数20、総面積約26haとても広い敷地となっています。ちなみにクレムリンの総面積はなんと、東京ドーム約5.5個分もあるんですよ…とても広いですね!(笑)

また、クレムリンに構内には、ロシアの大統領府や官邸なども置かれており国の政権の中枢を成しているところでもあります。

そのほかにも、構内には大小さまざまな宮殿が多数建てられているので、観光とても楽しめる場所ですよ。

ロシアにある観光スポットの中でもとても有名な場所なので、モスクワに行った際は「クレムリン」にぜひ行ってみてくださいね!

クレムリンの歴史ってどんな?

クレムリン 歴史

中世のロシアには「城塞であるクレムリン」は各地にいくつも存在していました。その中でも最も大きな城塞だったのがモスクワのクレムリンだったそうですね。

モスクワのクレムリンの大元の原型が造られたのは12世紀だといわれており、その後その城塞はそれぞれの時代の統治者によって改築が繰り返されることとなります。

現在のモスクワにあるクレムリンがある程度構成されたのは15世紀後半で、イヴァン3世(イヴァン大帝)がイタリアから建築家を招き、現在のルネサンス様式に改築をしました。

このタイミングでは、三大聖堂である生神女就寝大聖堂、イヴァン大帝の鐘楼、生神女福音大聖堂が建設され、それらは現在もそのまま残されています。

しかし、1812年にはモスクワはナポレオンによって一時占領されることになり、クレムリンもその一部を破壊されてしまいました。

その後1917年にはロシア革命が起き、クレムリンは再度政府のものとなり、ソビエト時代には政治指導者の執務室や議会の議場が置かれ政治の中枢を担う場所になります。

現在でも、大統領府や大統領官邸はクレムリンの中の建物を使用してたり、会議などでも使用されていたりするようです。

クレムリンは古い時代から今現在まで、政治と切っても切れない密接な関係があるんですね。

クレムリンってどこにあるの?

クレムリンは、ロシアの首都モスクワの中心部にあります。

北東側には赤の広場、北西にはアレクサンドロフスキー公園、南側にはモスクワ川があり、それらに囲まれた敷地内がクレムリンです。

ここでは、ロシアの世界遺産でもある「クレムリンの行き方」についてお伝えしていきます。この記事を読んでクレムリンに行きたいと思ったかたは、一度行ってみてくださいね!

クレムリンまでの行き方を教えて!

クレムリンに行くにはまず、成田空港からロシアのシェレメーチエボ空港に行きましょう。成田空港からシェレメテェボ空港までは、直行便があるのでこちらを使うと便利です。

クレムリン 行き方 クレムリン行き方

引用:skyscanner

成田空港からロシアのシェレメーチエボ空港までの時間は、約10時間25分かかります。

また、シェレメーチエボ空港からは、クレムリンがあるモスクワに市内中心部へ移動が必要です。空港からクレムリンへは、電車がおすすめです。

それでは、電車での行き方について詳しく見ていきましょう。

電車

シェレメチェヴォ空港から電車では、クレムリン近くのベラルースキー駅まで行くことができます。料金としては、約500ルーブル(約800円)、時間はおよそ1時間40分かかります。

時間少しかかりますが、価格も安く行けるので空港からクレムリンに行く方法としては最もおすすめの行き方でしょう。

ただ、クレムリンの近くの駅までは、直通便がなく乗り換えが必要です。また、徒歩での移動も増えるので1度ホテルへチェックインしてから行くのがおすすめですね。

その他

クレムリンの行き方として、電車以外にもバスやタクシーといって方法があります。

しかし、バスでクレムリンに行く場合、電車に乗り換える必要があり、タクシーで行く場合、約2,000ルーブル(約3,500円)の料金がかかってしまいおすすめとは言えません。

また、時間帯によっては、渋滞しおり2時間半以上の時間がかかってしまうので注意が必要です。

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クレムリンに行くなら見ておきたい観光スポット!

クレムリンに行くなら、その広大な敷地内の数多くの建築物は見ておきたいですね。歴史ある建物は、どれも見る人を圧倒する威厳と迫力を醸し出しています。

そこでここでは、クレムリンに行った際に見ておきたいおすすめの観光スポットを紹介していきます。

クレムリンに行った際は、ぜひこちらのスポットを見てくるようにしてくださいね!

グラノヴィータヤ宮殿

グラノヴィタヤ宮殿

グラノヴィータヤ宮殿は、1481年から1891年にかけて建設され、そのデザインは「マルコ・ルッフォ・ピエトロ・ソラーリ」というイタリア人建築家によるものです。

白く美しい多面体の石で覆われた外観が特徴的で、高さ9m、広さ490㎡のホールが内部にある宮殿となっています。

また、帝政ロシアの時代はここで戦勝記念等の公式行事が行われていたようですよ。

クレムリン大宮殿

クレムリン大宮殿

クレムリンン大宮殿は、クレムリンの中での中枢的存在で1849年に建てられました。

クレムリンの宮殿と言えば、このクレムリン大宮殿のことを思い浮かべる人がほとんどかもしれません。

設計者は「コンスタンチン・アンドレーヴィッチ・トーン」といい、建設当時としては最新の暖房設備や金属・セメント技術を施した宮殿となっています。

その大きさは全長125m、奥行き63mもあり、クレムリンの中でも巨大宮殿とし有名です。

ただ、このクレムリン大宮殿は叙勲式や議場として使用されており、現在は一般公開されておらず、宮殿内を見ることはできません。

宮殿内を見学できないのは残念ですね…。

国立クレムリン宮殿(旧クレムリン大会宮殿)

国立クレムリン宮殿

国立クレムリン宮殿は、先ほども紹介したクレムリン大宮殿の北側にあり、1959年から1961年にかけて造られた宮殿です。

こちらもクレムリン大宮殿と同様に巨大な宮殿として有名で、過去には共産党大会場や最高会議場として使われていた場所でもあります。

ただ、鉄筋コンクリートやガラスなど現代技術もかなり取り入れた宮殿なので、世界遺産からは除外されてしまっているようですね。

国立クレムリン宮殿は、現在も国の式典・祝典・ボリショイ劇場の舞台として使われている宮殿です。

武器庫(アルジェイナラ・バラータ)

クレムリン 武器庫

クレムリンの観光名称の1つである武器庫は、当初は武器庫として使用されていましたが、ピョートル大帝のもと、1720年には美術館として生まれ変わりました。

武器庫の内部には、武具や武器、生活雑貨、高価な宗教具、宝物、王冠、王座などが展示されており、歴史を感じることができる貴重なものが目の前で見ることができる場所となっています。

武器庫は、クレムリンの入口の一つである「ホロヴィッカ塔」のすぐ横にある建物なので、ぜひ行ってみてくださいね!

イヴァン雷帝の鐘楼

クレムリン イワン雷帝の鐘楼

イヴァン雷帝の鐘楼は80m以上の高さがあり、当時としてはモスクワで最も高かったことから、軍の見張り台にも使用されていた鐘楼です。

鐘楼の中には、21個もの鐘が吊るされており、有料ではありますが鐘楼にも登ることもできるようですね。

また、イヴァン雷帝の鐘楼は、一度ナポレオン軍に破壊されており、現在の鐘楼は再建して建てられたようです。

大砲の皇帝

クレムリン 大砲の皇帝クレムリンの中で目を引く観光スポットのひとつとなっているのが、この「大砲の皇帝」です。

この大砲の皇帝は、武器庫のすぐ外にあり、まさに「大砲の皇帝」といえるほどインパクトのある大きさをしているのが特徴です。

大砲の重量は40トンにも及び、その口径は890mmもあるそうですよ!

また、この大砲は、スパスカヤ塔の門を守るために1586年に設置された大砲ですが、大砲は結局一度も使われることはなかったようですね。

鐘の皇帝

クレムリン 鐘の皇帝

イヴァン雷帝の鐘楼の前に展示されているのが、重さ200トン、高さ6m以上もある「鐘の皇帝」という巨大鐘です。

本来は鐘楼に吊るされてその音色が聞けるはずであったが、火災に遭った際に亀裂に見舞われ、一部が破損してしまったようです。

その破損の大きさから修復することができず、現在のように巨大展示物としてクレムリンの有名観光スポットに1つとなっています。

クレムリンの赤い星

クレムリンの赤い星

クレムリンの周囲に立つ20の塔の中で、ホロヴィツカヤ塔、スパスカヤ塔、トロイツカヤ塔、ニコリスカヤ塔、ヴォドヴズヴォドナヤ塔の5つの塔の先端にだけこの「赤い星」が飾られています。

この赤い星は、1937年にロシア革命20周年を記念してガラスで造られた飾りです。

風で回転したり、電気で赤く光ったりする仕組みになっているので、夜には赤いきれいな星をみることができます。

ただ、昼間には赤い星を確認しづらいので写真のようなきれいな赤い星を見たい方は、夜にいくようにしてくださいね!

ロシア大統領府・大統領官邸

クレムリン 大統領官邸

クレムリン内にはロシア大統領府・大統領官邸が存在し、国政の中枢となっている場所でもあります。

ただ、他の建物や展示物、広場とは別物であり、建物や周囲の道路、敷地のすべては立ち入り禁止です。

その立ち入り禁止区域はロープや鎖で仕切られているものの、ロシアの政治の最高機関を一般旅行者が目にできるだけでも貴重なのかもしれません。

聖天使首大聖堂(アルハンゲリスキー大聖堂)

クレムリン 大聖堂

聖天使首大聖堂は「アルハンゲリスキー大聖堂」とも呼ばれ、クレムリンを代表する大聖堂の1つです。

1505年から1509年にかけ、イタリアの建築家「アリストートル・フィオラヴァンティ」によって建てられました。

大聖堂の内部の壁には、美しい壁画やイコンが飾られており、クレムリンに来た際は絶対に見ておきたいものでもあります。

また、聖天使首大聖堂は、もともと歴代の皇帝たちの墓所となっていた場所でもあり、現在では、閲兵式や大統領の就任式などにも使用されている場所です。

ウスペンスキー大聖堂(生神女就寝大聖堂)

クレムリン ウスペンスキー聖堂

ウスペンスキー大聖堂は、14世紀に建設が始まったのがきっかけです。しかし、当時の大聖堂は15世紀末に老朽化によって崩壊してしまっています。

現在あるウスペンスキー聖堂は、1475年から1479年にかけて建てられ、生神女就寝大聖とも呼ばれている大聖堂です。

聖堂内にはきらびやかな宝飾品、絵画、イヴァン雷帝の玉座等が展示されており、金箔が貼られた5つのドームが光輝いているのが特徴です。

ローマ帝国の時代には皇帝の戴冠式(就任式)にも使用されており、現在でも大統領就任式で教会による祝福が行われる場所でもあります。

ブラゴヴェシチェンスキー大聖堂

クレムリン ブラゴヴェシチェンスキー大聖堂

ブラゴヴェソチェンスキー大聖堂は、皇帝と皇后のための礼拝所として1484年から1489年にかけて建てられました。

黄金色に輝く9つのドームと白い壁が特徴的な大聖堂となっています。

また、クレムリンの宮殿や聖堂のほとんどが、外国の建築家の手によるものであるのに対し、ブラゴヴェシチェンスキー大聖堂はロシア人の手による建造物です。

また、内部を飾るキリスト、天使、聖人等を描いたイコンはロシア正教会の重要な宝物とされています。

赤の広場

クレムリン 赤の広場

赤の広場は、クレムリンの正面に位置しておりモスクワの都心部にある広場です。現在では、世界遺産にも登録されており、ロシアを代表する観光地の1つとなっています。

ロシアでは赤色が「美しい」という意味も持っており、この広場は「美しい広場」ともいわれます。

赤の広場の面積はとても広大で、長さ695m、面積は73000㎡もある広場です。クレムリンを見に来た際は、赤の広場にも立ち寄ってくださいね!

クレムリンを見学する際の注意点

クレムリンは旅行者のための観光スポットではありますが、見学の際には以下のような注意を守ってください。

クレムリン内ではルールを絶対に守ろう

当然のことではありますが、クレムリン内では「撮影禁止のところでは撮影しない」「入ってはいけないところには入らない」などのルールは厳守してください。

実際にそういうつもりがなくても、怪しまれるような行動には気をつけてくださいね。

歴史的に重要な建造物であることだけでなく、政府の重要機関である建物もありますから、侵入禁止・撮影禁止等の看板はしっかりと確認するようにしましょう

ドローンなどで上空から撮影するのは絶対にやめよう

最近では良くドローンでの上空撮影が流行っていますが、クレムリン内のいかなる場所でも、ドローン等で空中から撮影をしてはいけません。

クレムリン上空は、いかなる飛行物体も飛行が禁止されています。

また、2015年にはドイツ人カメラマンがドローンによってクレムリンの上空撮影を試みた結果、拘束され罰金を科せられたケースもあります。

罰金だけで済めば良いのですが、そのまま逮捕されてしまう可能性もあるのでドローンでの撮影は絶対にしなようにしましょう。

予告なしで入場制限がかかる可能性があるので注意しよう

クレムリン内で国家に関わる行事が行われる時には、予告なしで入場制限がかかることがあります。

そのため、急遽入場制限がかかる場合もあるので、頭に入れておくようにしましょう。

まとめ

今回は、ロシアにある世界遺産のクレムリンについてお伝えしました。

ソビエト時代の閉鎖的な頃とは比べものにならないくらい、ここまでクレムリンが解放されていることは驚きですね。

一般観光客であっても、世界遺産であり、歴史的建造物の内部にまで入れるのですから、「生涯一度は見ておきたい」という人は少なくはないでしょう。

政治的・宗教的にも日本とは異なるロシア文化に触れられるのは、今が良いチャンスかもしれません。

少しでも「クレムリンを1度でも見てみたい!」と思ったのであれば、日本を飛び出しロシアまで行ってみてください。きっと満足できるでしょう!

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